風邪を引いてしまい、会社を休むことになってしまった事、社会人であれば1度や2度あると思います。


一度も引いたことがない人なんて本当に少数派でしょう。風邪を引いても会社には出社しているだけ。
よく、
「社会人になって風邪を引くなんて自己管理(体調管理)ができていない」
なんて言われますよね。
こんな風に言われるから、風邪で有給を使うことをためらってしまったり、後ろめたさを感じてしまう人が多いようです。
引くときは引く
いくら体調管理に気を使っていようと、風邪を引くときは引くんですよね。
これはもう私達が生き物である以上不可抗力なんです。
もちろん、雨の日に濡れて帰ってきてそのままとかそういうのは自己責任ですが、
本当に気を使っていたとしても引くときは引く。これはもう本当に。
私たちの身体は万能ではありません。絶対に風邪を引かない方法なんてこの世に存在しないんですよ。
なのに、社会人になると風邪を引くことは体調管理ができていないの一言で済まされてしまうことが多く疑問を感じます。
私も実際に風邪を引いた時に上司に言われたんですよ。
「風邪?甘えんな。体調管理のできてねぇやつだな」
と。これは納得できません。出来る人いますかね。
この上司だって風邪を引いたことはあると思いますよ。
たとえ引いたとしても会社には出社しているだけで。
休むことはいけないこと?
日本では風邪などにかかってしまい会社を休む時、有給を使いますよね。
これに後ろめたさを感じる人もいるようです。
「家にいるのに給料をもらっている」と。
だから、無理して出社してしまう人もいるわけです。
しかし本来、有給も含めた数値で給料や年収というものは設定されているんですよ。知っていましたか?
有給の分余分にもらえるというわけではなく、すでにその分は含まれているんです。
日本以外では休むのがマナー
日本では、風邪くらいで休むなんて社会人失格という風潮により、たとえ体調が悪かったとしても頑張って出社する人が多いです。
しかし、海外では風邪を引いたらむしろ休むのがマナーなんですよ。
通勤途中や会社で風邪を移してしまう危険性もありますし、当然仕事のパフォーマンスは落ちますからね。これは絶対です。
生き物である以上体調が悪ければ万全の状態と比べ落ちるのは確実。
さらには、無理して出社する事でさらに体調が悪化することもあるわけです。
そんなことになればさらにパフォーマンスが落ちた状態が長引き、より迷惑をかけることになってしまいますよね。
だから、海外では風邪にかかったら休むのがマナーなんです。
でも日本はどうでしょうか。
無理して出社して「たとえ風邪が悪化したとしても気合いで乗り切る」だの、「風邪なのに頑張ってる」だの、変な根性論がまかり通っています。
全く理にかなっていません。非合理的すぎます。
風邪を引いたら自宅でゆっくり休養し、治ってから万全の体調で仕事をした方がよっぽど良いはずなのに。
風邪を引いたなら休んだ方がいい
日本ではなぜか、休むこと=悪という風潮がまかり通っていますよね。
休むことでその日他の人に迷惑をかけることは確かですが、休まなければそれ以上に迷惑をかけてしまうという面は全く考慮していない。
・電車の中で見ず知らずの多くの人に移してしまっていたら?
・仕事のパフォーマンスが落ち、些細なミスをしでかしてしまい後で大きな問題に発展してしまったら?
・無理して出社したことで体調が悪化し、ぶっ倒れてしまったら?またはさらなる病気が併発してしまったら?
なぜこう行ったリスクを考慮せず、頭ごなしに休むこと=悪だと考えるのでしょうか。
風邪を引いたその時だけの迷惑を考え、その先を見ていない人が多すぎる。
風邪を引いた時に無理して出社する方がよっぽど迷惑をかける可能性が高いんですよね。
だから、風邪を引いたなら堂々と休んでいいんです。
風邪で有給を使う事に後ろめたさや罪悪感なんて感じる必要は全くありません。
まとめ
そもそも、なぜ日本には病欠という制度がないのでしょうかね。
有給は家族のために使いたいから無理して出社するという人もいる始末です。
本来、有給というものは社員の休暇のためにあるもの。
でも日本では風邪を引いた時にも、休むならこれを使わなければならない。
自腹で有給を切らなくてはいけないんですよね。
どこか旅行に行ったり、家族と楽しむためにあるのが有給なのに、
家で苦しむ時間にもこれを使わなければならないという事になってます。
さっさと休むこと=悪という風潮を捨てて、風邪を引いたら休むのがマナーという方向に向かっていって欲しいものですね。