仕事が出来ないってつらいですよね。
どうしても周りと比べてしまい、
- 足手まといになっている・・・
- 周りに迷惑をかけてしまってつらい
- 自分には向いていないんじゃないか
などと自分を責めてしまいます。
仕事というものは誰かの役に立って初めてやりがいや達成感を感じられるもの。
役にたつどころか足を引っ張ってしまっていては、会社に行きたくなくなってしまうのも当然です。
そのまま能力不足が続くと、雑務ばかりやらされる窓際部署へ移動になってしまい、ますます行きたくなくなる・・・といった悪循環に。
実際、仕事が出来ないと悩む人の多くが最終的には会社を去ることを選びます。
でも、実はこういった「仕事が出来ない」という悩みはあなた自身に問題があるわけじゃないんですよ。
目次
その仕事が単に向いていなかっただけ
人には向き不向きが存在します。
生物の多様性と言うのですが、人それぞれ生まれ持った能力や得意なこと、苦手な事は全く違うんですよ。
みんながみんな同じ特徴を持っていたら何か環境変化が起きた時にその種が絶滅してしまうため、様々な特徴を持った人間が生まれてくるのは自然の摂理。
今の仕事は単にあなたの性質に合っていなかった、それだけの話です。
自分以外の人はどんどん仕事に慣れていって出世していたら焦るかもしれませんが、その人はそうした特徴を持っていただけです。
あなたが輝ける職場、自分の能力を活かせる場所は必ず存在します。
自分が好きだと思える仕事か?
今の職場でこなしている仕事は、やっていて楽しいですか?
楽しいと思えるのならその仕事を続けていれば伸びるかもしれません。
好きこそ物の上手なれで、好きであれば続けていくうちに能力は後から付いてくる可能性があります。
今はまだ、伸びる前なのかもしれないということ。
もうしばらく続けてから判断しても遅くはないでしょう。
ただ、いくら好きであっても才能がないということはありえます。
例えば私はテニスが好きだったのですが、毎日いくら頑張ってもそのサークル内で上にはいけませんでした。
本当に毎日休まず練習し、休日はスクール。練習後家に帰ってからも練習するという徹底ぶりでしたが試合では勝てない。
毎日が屈辱でしたよ。努力しているのに全然上達しない自分と、試合に勝てないことによるサークル内での地位の低さに。
この時私は「好きだとしても才能がないということもあるんだな」ということを学びました。
それとは逆に、それほど好きではないけれどなぜか他の人よりも上手くできるという物もあったんです。
私の場合は「パルクール」っていう、走りながら障害物を飛び越えたりといったアクロバティックなスポーツなのですが、これは全く練習していないのにも関わらず他の人よりも上手く出来るんですよ。
逆になんでみんなは出来ないんだろう?って疑問に思うくらいでした。
この経験から、「人それぞれ適性があって、自分に合っている物を選ぶことが何よりも大切なことなんだな」と学んだんです。
これは仕事でも同じです。
自分の特徴に合った仕事につくことが何よりも大切なことであり、それを見つけることができれば仕事は上手く行きます。
ただ、将来そうやって自分にあった仕事を見つけて人より上手く捌けるようになったとしても、仕事が出来ない人に対して「こんな簡単な仕事も出来ないのかよ」って見下す人にはならないでくださいね。
その人には、過去のあなたのようにその仕事に対する適性がないだけですから。
自分が勝てるステージで戦う
うさぎとカメが陸上で戦えばうさぎが勝つ(サボらなければ)が、海で戦えばカメが勝ちます。
イチローと本田が野球で戦えばイチローが勝つが、サッカーで戦えば本田が勝つ。
生まれつきガタイがいい人、勉強することが苦にならない人、泳ぐのが得意な人。
それぞれの特性にあったことをした方が他者に勝てるのは当然の話。
要は、自分が勝てるステージで戦うことが重要なんですよ。
自分の不利なステージでいくら頑張ったところで限界があり、適性があるやつには勝てません。
だからこそ自分の得意なこと、なぜか人より上手く出来る事で戦うべきなんです。
自分に向いている、やりたい仕事なんて新卒で簡単に見つかるわけない
とはいうものの、自分の適性が簡単に見つかる人は少ないです。
社会人になる前は学生ですよね。実際に社会に出て働くのは学生が終わってからです。
バイトをしていたとしてもそれは社会全体から見てみれば末端ですから、それで全てを把握出来るわけがありません。
ですから、新卒で入社した会社で初めて仕事というものを経験するわけです。
それなのに、一発で「本当に自分のやりたい仕事に就けた!」なんて人の方が少数派なんですよ。
高校生や大学生のうちからしっかりと自分の将来ややりたいことについて考えその道を目指す人もいますが、多くの人が特に深く考える機会もなく高校や大学を遊んで過ごすからです。
大抵の場合社会人になってから初めて「自分のやりたいことってなんだろう?」と疑問を持ち始めます。
そして仕事というものは、実際にやってみないと分からない部分も多いんですよね。
昔とは時代が違う
昔であれば終身雇用が維持されていたため多少自分に合っていなくとも続けてさえいれば勝手に給料も地位も上がって行きましたが、今の時代はそうではないのは知っていますよね。
だから今、転職市場は活発です。もうみんな気がついているんですよ。
「自分に適性がない会社で無理して頑張ったところで給料は上がらないどころか地位も上がらない」ということに。
自分に合っていない会社で精一杯もがいた所で、適性のあるやつが昇給と昇格を持っていってしまうんです。
向き不向きを見抜けるほど人事も有能ではないため、今やっている仕事が自分に向いていないと思ってもなかなか部署移動は難しい。
自分に適性がない仕事に配属されたら、いくらメモを取ろうがセミナーで一生懸命勉強しようが一向にミスは減りません。
頑張っていても改善の兆しが見えない場合、どんどんやる気がなくなっていくのも当然の話。
今の仕事が自分に向いていないと思ったら、若いうちにキャリアチェンジするのが一番です。
転職して自分に適性のある仕事に就こう
一度入った会社に定年までという価値観は、もう過去のものです。
日本の転職市場は年々拡大しており、キャリアチェンジは容易なものとなってきています。
とはいうものの、自分の適性なんてすぐには分かるものではありません。
だからこそ転職のプロに相談するべきだと私は考えます。
転職エージェントは1対1であなたの経歴や好きなこと、得意なことから適性を分析しあなたのキャリアについてアドバイスをしてもらうことが出来るサービスです。
それ以外にも、1人では大変な履歴書の作成や求人の情報収集、面接対策なども全て手伝ってくれるため、転職活動がグッと楽になります。
また、エージェントは求人を出している企業から報酬を受け取っているため、利用は無料です。
エージェントを選ぶ基準はやはり大手であるべきで、一番有名なのはリクルートエージェント。
求人数がかなり豊富で、転職成功実績が圧倒的に多いです。自分のキャリアについてしっかりと考えたいという人のほとんどがこの転職エージェントを活用しています。
自分1人で適性ややりたいことについて考えていても限界がありますから、プロの目線から客観的にアドバイスをもらうことはかなり有効です。
今後の長い社会人生活を楽しむためにも、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。