人間、誰しも相性というものはあります。
性格が合わないとか、言動が気に入らないといった理由もあれば、「なんとなく嫌い」とかいう完全に感情的な理由もありますね。
そうなってくれば、当然「上司から嫌われる」ということもあるはずです。
というか、過去の私がそうでした。
会社での悩みランキングでいつもNo.1に君臨するくらいですから、もはやいつの時代も不変の悩みなのでしょうね。
今回は私の過去の実体験も含め、「上司に嫌われている」時の対処法についてお話ししていきたいと思います。
目次
上司から嫌われていた私の過去
まずは私の経験をお話しましょう。興味のない方は対策方法までスクロールして飛ばしてください。
さて、冒頭で「私は上司に嫌われていた」と言いました。
私のことを好いてくれた上司はもちろんいたのですが、その上司が異動となってしまい新しく入ってきた上司がまあ私と合わない性格の持ち主でして。
言動は全て感情的だし、理不尽なことで怒り出すという典型的なクソ上司でしたね。
些細なミスでも鬼の首を取ったようにみんなの前で怒鳴り出すし、仕事を早く終わらせても嫌味を言って来るような人で、その時の私は「あっ、完全に嫌われてんな」と思いました。
特に上司は自分よりも上の存在ですから、反抗するとさらに自分の立場が悪くなることは明白でしたので、ただひたすらに耐える毎日でしたね。
そして、いじめが段々エスカレートしていくように、上司の私に対する言動も日に日に激化していきました。
しまいには私の些細な言い間違えすらもバカにしたような大笑いをする他、ちょっと分からないことがあれば「お前何も分からない赤ん坊みてーだな笑。あ”〜(赤ちゃんの真似)」とか言われる始末。
あの時の毎日は本当につらくて、朝起きても第一声が「会社、いきたくねぇな・・・」だったので相当病んでいたと思います。
会社に行くために家を出ようとしても足が動かず、吐き気がしてその場で座り込んでしまうくらいには精神がやられていましたね。
そんな時の最終手段として、おもむろに冷蔵庫から赤ワインを取り出して、コップに注いで一気飲みしていました。
良い子は真似しないで欲しいのですが、こうやって酔った勢いを使わなければ本当に家から一歩も出られなかったんですよ。
幸い、会社まではバス通勤なのと、通勤時間が1時間半もかかることもあって会社に着く頃にはある程度酔いは覚めていたと思います。
ただ、お酒を飲んで仕事に行くというのは社会人としてあるまじき行為だったと、今では猛烈に反省しております。
自分の事を嫌っている上司との関係を良くする方法
では、どうやったら上司との関係が少しでもよくなるでしょうか。
実際に私がやった方法も含めてお話していきます。
会社の飲み会に参加する
まず一番効果的だと思われるのが、会社の飲み会に参加することです。
「最近は飲み会なんて面倒だ」という意見が増えてきていますが、今の中高年の方、つまり私たちの上司にあたる人たちは飲み会が当たり前な時代を生きてきました。
もちろん全ての人がそうとは言いませんが、会社が終われば一杯行こうぜ的なノリで過ごしてきた人が多い傾向にあります。
そういった人たちは、そういう飲み会の場でコミュニケーションを取ってきた人たちであり、逆にそれ以外でどうやって良好な人間関係を構築すればいいのかが掴めていない人もいますからね。
私たちの方が若輩者ですから、その時代を生きてきた人たちにこちらから合わせていってみるのがいいでしょう。
それに、アルコールというものは緊張をほぐし、心を大きくさせる効果がありますし、会社以外の場だということもあって会話が弾みやすいです。
お酒の席で初めて上司とプライベートな話をすることで打ち解けることが出来たという話もよく聞きますから、1度や2度くらいなら参加してみてもいいのではないかと思います。
私の時も、アルコールの力を借りて勇気を出して上司に話しかけてみたところ、会社で話す態度とは打って変わって優しかったのを覚えています。
その日以来、対応も多少は柔らかくなった気がしますね。
ですが、時間が経ってくると結局また元に戻ってしまったため、頻繁に飲み会に参加出来るという人以外は向いていないかもしれません。
社内に強力な味方を作る
他の方法としては、社内に味方を作るということが挙げられます。
一番いいのは問題の上司よりもさらに権力がある上司を味方に付けることで、要は虎の威を借る狐になるわけです。
ジャイアンに媚を売るスネ夫じゃないですが、これはある一定の効果がありますね。
実際に私も実践したのですが、何か嫌味を言われたり酷いことをされた時にその都度報告していたら暴言がおさまったという経験があります。
しかし、運の悪いことにこの味方の上司もある日異動となってしまったんですよね。
神からも見放されたかという感じですが、当然その日からまた暴言罵倒が再開されてしまいました。
人事に話して異動させてもらう
どうしても耐えられないというのであれば、上司の上司にあたる人や、人事に対して直接相談するのがいいです。
「上司からの扱いが少し私には厳しく感じますので、異動をお願いしたいのですが」と言えば、異動させてくれるかもしれません。
まあでも会社は1人のために動いてくれる場合は少ないため、あくまで「離れられたらラッキー」程度に思っておきましょう。
ここで注意しておきたいのが、相談したことがその上司にバレてしまった場合はなんとも言えない空気になることですね。
より扱いが酷くなる場合もありますから、どうしても耐えられないという時の最終手段として考えておいてください。
それでも改善されなかった場合の最終手段
上記に書いた「飲み会でのコミュニケーション」、「虎の威を借る狐」、「人事への異動願い」のどれも効果がなかった場合、結論から言えば転職するしかありません。
他にもう打つ術はなく、ひたすら耐える毎日になってしまいます。
過去の私も、上記の方法全てが効果無しで、飲み会も苦手で何回も参加することは出来なかったため、結局上司からは嫌われたままでした。
対策方法書いといて効果無しかよと思われるかもしれませんが、人によっては確かに効果がある方法だと思います。
ただ、私のことを嫌っていた上司が本当に私と合わなかったというだけです。
よく聞く有名な話で、
- どんな行動をしても好いてくれる人が2割
- 特に好きにも嫌いにもならないのが6割
- どんな行動をしても嫌ってくる人が2割
というものがあります。
まさにこの言葉の通りで、合わない人とは絶対に分かり合えません。
「環境が違えば・・・」とか、「関係が違えば・・・」などはあるかもしれませんが、合わない人と無理に合わせようとする労力って本当に途方に終わると思います。
上司から嫌われていてつらいのであれば、思い切って転職をして環境を変えてみるのが最も確実で手っ取り早い方法です。
多くの人が「上司との関係」に悩んでいる
私だけでなく、多くの人が悩んでいるのが「上司と合わない、嫌い、嫌われている」といった人間関係の悩みのようです。
特に上司は仕事をして行く上で密接に関わる存在ですから、合わないというのは大問題ですね。
仕事のモチベーションにも密接に関係してきますし、上司の目を気にして些細なことでビクビクし、余計なミスが増えるといった悪循環にも陥りがち。(そしてさらに怒られる、と。)
表向きは「キャリアアップです」とか言いながら実際のところは「上司と合わない」という理由で転職する人も多いくらいですから、本当に多くの人が悩んでいる問題なんですよね。
ただそれでも、「上司から嫌われているくらいで転職するなんて・・・」と思うかも知れませんが、転職理由なんてみんなそんなもんです。
上記にも書きましたがこの人間関係の理由が堂々の第一位なんですからね。
それに、転職って思っている以上に簡単なものですよ。
実際に転職した私が転職する前に感じていた「大変そう」だとか「めんどくさそう」だとかいう感情は、実際に転職活動を始めてからは吹っ飛びましたからね。
自分が経験したことのない未知の行動だからそう感じるだけです。
要は、「転職するまでにやらなければいけないこと」や「転職開始から終了までにかかる時間」などが全く把握できていないからそう思うということですね。
今は転職エージェントという便利なものがありますから、以前より格段に転職はしやすくなっています。
それに人手不足が騒がれていて企業も採用に積極的ですからね。
私はリクルートエージェントを利用したのですが、あらかじめ希望する条件を伝えておいたところそれに合った求人を紹介してくれました。
私が出した条件は「パワハラなどがないような社風の会社」という条件ですが、それに合った求人を見つけてきてくれて驚きましたね。
自分1人では会社の内部情報までは把握できませんが、エージェントだからこそ会社への聞き込みを行ったり、実際にその会社に入社している人に聞いたりといった調査を行うことができるわけです。
1人で転職活動をしていてもまず何からやればいいのかすら分からなかったと思うので本当に助かりましたね。
他にも履歴書の作成や志望動機、自己PRや面接対策などの様々なサポートを受けられたため、転職活動がすごく楽でした。
休日や祝日も対応してくれますし、料金は最初から最後まで一切かかりませんでしたよ。
結果的に私は転職に成功してホワイト企業に入ることが出来ましたし、職場の人間関係にも恵まれたので転職して本当に良かったと思っています。
あと、時代的に人手不足なおかげで会社が採用に積極的なのもラッキーでした。
もしかしたらまた就職氷河期時代に入ってしまう可能性も無いとは言い切れないので、早めに行動を起こして良かったと思っています。
上司から嫌われていて毎日がつらいのであれば、転職するのがもっとも楽で確実な方法ですね。
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