正社員を目指して就職活動をしているものの、なかなか受からない・・・と言った悩みは多くの人が抱えています。
その一方で、次々と内定を貰っていき、「どこにしようかな」と選ぶことすら出来る人もいますね。
両者の一番の違いは、「どれだけ就職活動に本腰を入れて取り組んでいるか」という差で決まってきます。
本腰を入れてというのは文字通り本気で就職活動をするということであり、本気であれば事前の準備もしっかりやるでしょうし、それがやる気や熱意にも現れるためここに両者の違いが生じるというわけです。
正社員の内定を貰うために必要なことは?
正社員として働いたことがないフリーターの場合、面接でアピールできるポイントがないため、どうしても事前の準備が勝敗を左右することになります。
会社側としても、職歴が無い人を採用する場合は
- どれだけやる気と熱意があるか
- いかに会社のことを調べてきているか
- 志望動機や自己PRがどれほどしっかりと考えられているか
ということを重視します。
なかなか内定が貰えないと「フリーターだから・・・」と理由を付けてしまう人もいますが、結論フリーターだろうが全然関係ないんですよね。
フリーターであろうとバンバン内定を勝ち取っていく人も大勢いますから、落ちた理由を探すよりも受かるための準備を進めていくべきです。
そのためにもまずは、上記の3項目について詳しく見ていきましょう。
1、どれだけやる気と熱意があるか
やる気と熱意を伝えるためには、言葉だけじゃ足りません。
むしろ、言葉が足りなかったとしても声の大きさや姿勢、ハキハキとした喋り方やしっかりとした目線など、ボディランゲージがしっかりと出来て入ればやる気と熱意は十分にアピール可能です。
もちろん、言葉でも伝えた方がいいのは当然ですが、それよりも大切になってくるという事です。
いくら口では「御社が第一志望です」「入社させて頂いた暁には誠心誠意・・・」「体力があるので残業が多くても大丈夫です」みたいに熱意溢れる言葉を言っていたとしても、猫背でうつむきながらボソボソした声で言っていたら説得力のカケラもないですよね。
それどころか「この人口先だけかな?やる気なさそうだし元気も無いな・・・」と思われてしまいます。
他には、しっかりと面接官の目を見て、相手の言葉に合わせて頷いたり、共感を示したりするのも効果的です。
もし人の目を見るのが苦手なら、面接官の鼻先や口元でも大丈夫です。
直接目を見ていなくても相手にとっては「目が合っている」と感じますからね。
ただ、「目>鼻先>口元」といったように目線が下がるにつれ「目が合っている感」は減っていきますので、緊張度合いに合わせて変えていって下さい。
2、いかに会社のことを調べてきているか
次に、企業研究です。
「この人はどれだけ弊社の事を調べてきているのか?」ということも面接官は重視するため、出来る限り調べておきたいところ。
今はインターネットがあるため、会社名で検索すれば大抵の場合情報が手に入るのでいい時代になりました。
まずは、そこで取り扱っている製品や仕事内容、社長の名前や企業理念なんかを調べた上で、疑問点をメモしておきましょう。
多くの場合、面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれますので、そこで疑問をぶつけることでやる気と熱意をアピールできますし、「この人はしっかりと調べてきているな」という印象も与えることが出来ます。
面接の時間にもよりますが、大体3つ程度用意しておけば丁度いいでしょう。
職歴が無い場合はどうしても志望動機や自己PRが他の人と似たり寄ったりになりがちなため、この企業研究で差別化を計るというわけですね。
3、志望動機や自己PRがどれほどしっかりと考えられているか
志望動機と自己PRの差別化は難しいと書きましたが、出来る限りアピール出来るような文章は考えておくべきです。
フリーター時代に頑張ったことや仕事をする上で意識した事に絡めて考えていきましょう。
その中で、「おそらく自分だけであろうこと」を含めるとより面接官の興味を引くことが出来ますね。
もし何も無いというのであればありきたりな言葉で妥協して、上記に書いたような「企業研究」、「やる気」、「熱意」の方でアピールするのも1つの手です。
ここで注意しておきたいのが、「突っ込まれた際のことまで考えておく」ということです。
面接官としても、選考者に志望動機や自己PRを喋らせて「はいそうですか分かりました」で終わらすわけには行かないため、必ず質問してきます。
- 「この〇〇っていうのは具体的にどんなこと?」
- 「さっき〇〇って言っていたけど、それはどうしてそう思ったの?」
- 「なるほど。でも他に〇〇っていう手もあったんじゃない?」
みたいな感じで、志望動機と自己PRについて1つ〜3つくらいは突っ込んでくるはず。
流石に全てのパターンを予測して考えておくのも無理がありますから、「こんなこと聞かれそう」と思う部分だけ回答を用意しておくといいですね。
予想外の質問が来てパニックになり、頭の中が真っ白になってしまう確率を少しでも下げられるようにしっかりと準備しておきましょう。
正社員への就職は難しくない
フリーターから正社員への就職は年齢にもよりますが、20代であればそんなに難しい話ではありません。
30代であっても採ってくれる会社は必ず存在しますからね。
もちろん、新卒から正社員になるよりは難易度が高いものの、事前にしっかりとした準備が出来ていれば実は結構簡単なんですよ。
それに今は人手不足の影響で会社も採用に必死ですからね。
こういった時代のおかげもあり、かなり就職しやすくなっています。
とはいうものの、自分1人であれこれ就職の準備をするのってそれなりに負担がかかるものです。
なので、就職エージェントを活用して就職活動を手伝ってもらうのがオススメです。
就職エージェントはあなたに合った求人の紹介から書類の作成、面接対策など、就活で必要なほとんどの作業をサポートしてくれるため、就職活動がグッと楽になります。
何から手をつければいいのか分からなかったとしても、就職エージェントを使えば基本的に流れに沿って進めて行くだけですのでスムーズに就活を進めることが可能です。
求人を出している会社が費用を負担しているため利用にあたって料金は一切かかりませんし、土日や祝日でも対応してくれますからね。
志望動機や自己PR、そして企業研究も一緒に手伝ってくれるので、1人で考えるよりもより説得力のある文章を考えることが出来ますよ。
キャリアプランも自分1人で考えるのには限界があるものですが、就職エージェントを使えば今まで気が付かなかったキャリアを見つけることだって出来ます。
時間がかかる履歴書の作成も就職エージェントに手伝ってもらえばスムーズに作成出来ますから、就職活動にかかる時間を大幅に減らせますね。
また、普通に会社に応募するよりも就職エージェントを介した方が条件が良くなる場合も多いため、利用しない手はありません。
1人で戦うよりも強力な仲間と一緒に戦う方が断然有利なのと同じように、就職エージェントという強力な味方がいれば内定を得られる確率がグッと高まりますよ。
ちなみに、今現在は上記にも書いたように人手不足な時代のため企業も採用に積極的ですが、今後また就職氷河期と言われる時代に再突入してしまう可能性も当然あります。
就職市場が活発なうちに行動を起こした方がいいかもしれません。