私も以前の会社では毎日「仕事飽きた」って思っていました。
会社で働き始めてしばらく経つと、段々仕事にも慣れて効率よくこなせるようになっていきますが、そうやって過ごしているうちに段々と毎日がルーチンワークになっていきますよね。
代わり映えのしない仕事をこなすだけの日々に飽きるのは当然のことだと思います。


何か変化が欲しい、いつもと違う仕事がしたいという前向きな感情は決して恥じるようなことではなく、むしろ必要なことです。
ただ毎日淡々と過ごすだけの人もいますが、こういった人は成長が止まりますから。
もし「仕事に飽きた、つまらない」と感じているのなら、それは正当な退職理由になります。
ただ、勢いで転職するというのは少し考えもの。
20代であれば売り手市場で次が見つかりやすいですが、30代以降だとそれ相応のスキルと経験が求められてくるからです。


人間は同じ刺激に飽きる
人間って同じ刺激を受け続けるとどうしても飽きてしまうんですよね。
私も以前の会社では毎日がルーチンワークで、しかも雑務しかやらせてもらえないしで本当に憂鬱でした。
いつも「こんな毎日を過ごす人生に意味があるのか?」とか作業しながら考えていたくらいです。
同じことの繰り返しだと段々脳が思考停止してきて、ただ黙々とこなすだけでしたね。
もう少しで悟りが開けそうでした。
うそです。
とまあ冗談は置いておいて、人生の意味とか考え始めるくらいには退屈していましたね。
朝起きても第一声が「会社行きたくない」だったので相当です。
会社に出社しても昼休みが待ち遠しく、それが終われば退社時間が待ち遠しくて仕方がない。
唯一の楽しみは土曜日で、日曜日は明日からの仕事を考えてまた憂鬱になるような生活を繰り返していました。
ですが、上記でも触れたように勢いで転職というのは考えものですので、まずは自分なりに退屈感を軽減できる方法を取り入れて様子を見てみましょう。
仕事に飽きた、つまらない時の対処方法
では、「仕事に飽きた、つまらない」と感じているときはどうすれば軽減できるでしょうか。
仕事をゲーム感覚で効率化する
これ私がやっていたことなのですが、ゲーム感覚で雑務をいかに効率よく終わらすことができるか?を考えていました。
エクセルでマクロを組んでみたり、時間制限を決めてそれを目標にこなしたりと本当にゲーム感覚でやっていましたね。
これが意外と面白いもので、何も考えずにやるより何か目標を決めてそれの達成を目指すというのは効果的でした。
意識次第でこんなに変わるものなんだなと思ったくらい、退屈感は軽減できましたよ。
お金目的だと割り切る
働く理由を作りましょう。
お金のためだと割り切ってしまえば、たとえ仕事に飽きたとしても
「まあ、お金を稼ぐためだし」
となんとかやっていけるものです。
私も毎日生活が厳しかったため、お金目的だと言い聞かせてごまかしていました。
何か貯金して買いたいものがあればそれを楽しみに頑張ることもできますね。
無心になる
「考えていても仕方がない」と無心になるのも1つの手です。
とはいっても、人間慣れていないことであれば目の前のことでいっぱいなのですが慣れている作業をこなしている時って考える余裕が出てきてしまいますよね。
私だって仕事をこなしながら「なんのために仕事しているのかな」とか考えていましたから。
それでもあえて意識すれば、考えることをやめるのは可能です。
目の前のことに集中し、無心で仕事をこなしましょう。
上記にも書いたゲーム感覚で時間制限を決めるのも、集中出来て無心になれるので効果的ですよ。
ルーチンワーク化の恐ろしいところ
と、ここまで対処法を書いてきましたが、やはりルーチンワークをこなすだけの日々をごまかすだけって根本的な解決にはなりませんよね。
しかもこうした毎日の何が恐ろしいって、
「ルーチンワークな仕事をこなす人=替えの効く人材」
なんですよ。
毎日同じことをこなしていては、いざ会社の経営が傾き人員削減なんて話になった暁には解雇されてしまう可能性もあります。
解雇されたり、会社に嫌気が差して辞めたりしていざ転職だ!ってなっても、ルーチンワークの日々では大したスキルなんて身についていません。
会社という後ろ盾がなくなった瞬間、一気に人生の難易度が跳ね上がります。
そうならないためにも、出来るだけ早く何かしらの行動を取った方がいいでしょう。
上司に新しい仕事をもらう
一番手っ取り早い解決策が、上司に正直に打ち明けて新しく仕事をもらうことです。
「すいません、正直同じような仕事ばかりで飽きてしまったので何か別のものはありませんか?」
と話してみましょう。
ただ、上司と良い関係が築けていない場合は怒られるだけで終わってしまうかもしれませんね。
「はあ?そんなこと言う前にちゃんと自分の仕事を一人前にこなせるようになれよ」
みたいな。
しかし、何か行動を起こさなければ何も変わらないのは事実ですので、どうしても耐えられないのであればもう正直に言った方が自分のためにもなります。
それでもダメな時は?
どうしても状況が改善されない場合、もはや取るべき行動は1つ。
そう、転職です。
転職することで環境が変われば新たな刺激を得られますし、次の会社では色々な仕事をやらせてくれるかもしれません。
今の会社で何をしようが改善されそうにないのなら転職を考えた方がいいでしょう。
とにかくルーチンワークから脱出することは自分の将来のキャリアを考えても有効です。
仕事に飽きた、つまらないというのも立派な退職理由ですから、少しずつ転職の準備を始めてみてはいかがでしょうか。
手っ取り早い方法としては、転職エージェントを活用する方法が代表的ですね。
外の空気感に触れることができ、具体的な転職のイメージもしやすいです。
利用は無料ですし、実際に私もこれを利用して転職しました。
私が使ったのはリクルートエージェントという、業界最大手の転職エージェントです。
私に合った求人探しとか、面接対策なんかも行ってくれたので結構楽に転職することが出来ましたね。
仕事って、人生の大部分を占めるものですから「仕事がつまらない=人生がつまらない」ですよね。
そんな状況を抜け出したくて私は転職しました。
結果的に転職先では色々な仕事を任せてもらえて、人生の充実度がかなり向上しましたよ。