同期・同僚で同じ立場であるのにも関わらず、さも「自分が正義だ」みたいな顔してサービス残業を強要してくる人、いますよね。
身を犠牲にして、給料が貰えないのにも関わらず自ら率先してサビ残をする人。
今の時代、無給で働いてまで会社に滅私奉公したところでメリットなんて何一つ無いのですが、いまだに古い価値観のままでいる残念な人というのは多く存在します。
今回は、そういった「サビ残を強要してくる人」の心理とその対処法についてまとめます。
サービス残業をやる人のタイプは2種類
まず、サービス残業をするような人と言うのは、1人で勝手にやってるだけなタイプと、それを人に押し付けてくる迷惑なタイプの2種類がいますよね。
勝手に1人でやってるだけの人というのは、その人なりの理由、たとえば
- 日本では働いた時間が長いほど「頑張っている」とみなされるから
- 無給であっても、長く働いた方が将来的に給料がアップするかもしれない
- 自分がこの職場を回しているんだという使命感
などがきっとあって、身を犠牲にして頑張っているのでしょう。
しかし、それを人に強要する人となると話は別です。
サービス残業を人に強要する人の考えというのは上記のような「自分」に向けられたものでは無く、「相手」に向けられたものなんですよね。
サビ残を強要する人の考え、心理
サビ残を強要する人の考えというのは、たとえば
- あいつは楽しててずるい
- あいつが定時で帰るせいで、自分が頑張らないといけなくなる
- 自分はこんなにも、身を犠牲にしてまで頑張っているのに・・・。
などです。
こっちからしてみれば知った事ではないのですが、残念ながらこういう考えの人は日本に多く存在します。
みんながみんな身を犠牲にして会社に滅私奉公したいわけではないのに、それを強要してくる人間がいるんですよね。
自分が勝手に頑張って起きながら、「あいつは楽してる」なんて知りませんよ。
相互監視のムラ社会
こういうのって、実は日本のムラ社会特有のものであり、相互監視とも言われています。
ただでさえ島国な上、昔から同一民族で暮らして来た国民性からか、「みんな同じ」であろうとしますよね。
「自分はこんなに頑張っているのにあいつは楽してる」みたいに、いちいち他人と比べてしまうんです。
だから、「自分はサビ残しているのに、あいつはやらない。おかしい。ずるい」みたいになってしまう。
それ以外にも、「誰々がどうした」だの、「どこどこの誰々さんが〇〇して〜」みたいな噂話も大好きです。
海外であれば、昔から様々な人種が混ざって共生して来ているため、「人は人、我は我」みたいな感じなんですけどね。
他人のことを気にして生きる人生なんて疲れるだけだと思うのですが、本当に日本人は他人と常に比べながら生活しています。
「他人が楽しているのが許せない」と思う国民性
とにかく日本人は、「他人が楽している」のが許せないと思う人たちが本当に多いです。
そういった国民性からか、変なルールを勝手に作って自らを縛り付ける人たちもいます。
よくありますよね、「こんなルールいる?」みたいなの。むしろ非効率になるだけ、みたいな。
おそらくこういうのって、他人を叩くために存在しているのだと思います。
ストレス解消のために他人を叩きたいから変なルールを作り、それを守らない人を攻撃する、と。
「ルール」というものを勝手に作ってしまえば、「それを破るやつが悪い」と自分を正当化出来るため、自分はなんの罪悪感も感じずに相手を攻撃することが出来ますからね。
「サビ残を強要してくる人」が正義ヅラで、さも当然の事であるかのような顔でいられるのもおそらくこれでしょう。
自分で勝手にサビ残を頑張るのは勝手ですが、それを人にも押し付けてくる人は迷惑以外の何物でもありません。
サビ残強要してくる人にはどう対処したらいい?
では、こういった「サービス残業を強要してくる人」に対しては、どう対処すれば良いのでしょうか。
無視する
一番良い方法は、ズバリ「シカトする」事ですね。
サービス残業なんてやる方がアホなわけですし、無視が一番でしょう。
なぜ、給料も貰えないのに自ら残って仕事をするのでしょうか。
というか、そもそも無給で働く事自体が法律違反ですからね。
「仕事が残っているのに帰るわけにはいかない」と思っているのであれば、残業代をきちんと請求するべきです。
もし、「は?残業代?仕事が終わらないのはお前のせいだろ。無給で働け」と言ってくるようであれば堂々と法律違反として労基に相談しましょう。
それと同時に、そんなクソみたいな職場はとっとと辞めて転職してしまった方が良いですね。他に良い会社はいくらでもありますから。
正直に伝える
正直に、「サビ残なんて無理です」と伝えてしまうのも良いでしょう。
日本では「察しろ」という文化があるため、自分の思いを伝える事に抵抗がある人も多いですが、やはり人間ですから限度があります。
エスパーでない限り相手の思っていることを完全に読み取ることなど、到底不可能です。
ここはきちんと「サービス残業なんてやりたくありません」と、一回くらいは伝えてみてください。
まあ、サビ残を強要してくる時点で相手は法律も知らないちょっと頭がアレな人ですから、大抵の場合怒りだすか、周りに悪口を言いふらすかのどちらかになってしまいますけどね。(経験談)
やはりここは、さっさと会社を変えてしまうのが一番良いです。
こういう変な人がいる職場で働き続けていても疲れるだけですし、時間も労力も奪われてしまいます。
自分の貴重な時間と労力を無給で会社に提供するなんて、それって言い方は悪いですがただの奴隷と何が違うのでしょうかね。
転職する
日本には本当に数多くの会社がありますし、ホワイト企業もたくさん存在しています。
サビ残を強要してくるような人がいる変な会社で働き続けるよりも、さっさと転職してしまった方が良いですね。
今では転職エージェントがあるおかげで転職は本当に楽に出来るようになっていますし、自分に合った会社も見つけやすくなっています。
転職エージェントというのは、職務経歴書の作成から面接対策などを行ってくれて、さらにあなたにマッチする求人を無料で紹介してくれる仲介サービスです。
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転職エージェントは、国内最大手の
を選べばまず間違いありません。
私も過去にサビ残が嫌で転職した際に利用したのですが、やはり最大手と言うだけあって対応が丁寧な上、求人量も豊富です。
そのおかげで転職先はかなりの優良企業で、残業があった際もきちんと残業代が支払われて感動しました(支払われるのが普通なんですけどね)。
それ以外にも以前とは比べものにならないくらい職場環境が良くなったので、むしろ「さっさと転職すれば良かったな」と思ったくらいです。
変な会社で消耗するよりも、早く転職してしまった方が時間を無駄にせずに済みます。
人生って、思っている以上に短いものですから。
まとめ
サビ残を強要してくる人というのは理屈よりも感情で動いているタイプの人間なため、何を言っても聞く耳を持たないでしょう。
そんな変な人がいる会社で働き続けても、消耗し続けるだけです。
幸い今は人手不足の影響で会社も採用に積極的ですから、転職するなら今がチャンスです。
ただ、いつまでも転職市場が活発な状況が続くという保証はないため、あとで後悔しない道を選んでください。