日本には想像以上に変な会社が多いです。
世の中には理不尽なことは付き物ですが、常に常識はずれのことを行っているような会社もたくさん存在するんですよね。
非常識な会社で働くのってかなり疲れますし、悪質な会社は労働者を搾取しようと企んでいる場合も多いですね。
今回はそんな「変な会社」の特徴についてまとめます。
目次
研修中に給料が出ない会社
研修中に給料を支払わない会社は変な会社です。
通常、いくら研修とはいえ業務の一環であり会社が決めた仕事なのですから、給料はきちんと支払わなければいけません。
それなのに、変な会社は
- 「給料?研修なのに出るわけないだろ」
- 「研修させてもらえるだけありがたいと思え」
- 「まだ会社に貢献出来る段階じゃないんだからむしろ申し訳ないと思わないのか?」
など、独自の理論を振りかざしてきます。
初っ端の研修期間からこのような理不尽な扱いを受けるような会社であれば、その後も待遇がよろしくない場合が多いですね。
そもそも、「研修期間は給料なし」というのは違法ですのでそんなブラック企業からはさっさと去りましょう。
変な風習や習慣がある会社
変な風習や習慣がある会社って、「そんなのいる?」と疑問を感じざるをえませんね。
例えば以前私が勤めていた会社なのですが、社員全員が強制参加の強歩大会なんてものがありました。
なぜか拒否権などなく、必ず長距離を歩かなければならないという意味不明さでした。
しかもその間当然給料なんて出ないので、私はいつも「これ時間の無駄じゃね?」と思っていましたね。
散歩なら1人で歩きたいし、なぜ上司などの会社の人間と無給で付き合わなければならないのでしょうか。
私にとって会社の人間というのは仕事以外で関わりたくないと思う派なのでなおさら苦痛でしたし、さらには「1人で勝手に進んではいけない」という徹底ぶり。
つまり、「関わりたくないから1人でさっさとゴールを目指す」というのが許されていなかったんですよ。
会社としてはコミュニケーションの一環のつもりなのでしょうが、強制参加なのは頂けませんね。
それにこういった社内行事って、従わなければ社内で「非常識」だと思われてしまうという点も納得できない部分。
会社の価値観を強制的に押し付けてくるような会社は文字通り変な会社だと言えるでしょう。
業務開始前(始業前)に出勤することを強要してくる会社
「少し早めに出社しろ」という会社って、結構あるようですね。
会社の言い分としては「始業前に少し早めに出社して準備をして、業務開始後は即仕事に取りかかれるようにしろ」ということだと思いますが、これで給料が支払われないようであれば違法です。
準備の時間も当然仕事の扱いなので、本来は給料がきちんと支払われるべきなんですよね。
仕事の準備どころか、着替えの時間なんかも法律上では給料が出なければならないことになっています。
ただ、「着替えの時間も給料が出る」なんて会社の方が珍しいというのが悲しいところですね。
こういった「早めの出社」で給料が出ないようであればそれはただのサビ残と同じであり、会社に搾取されている状態だと言えます。
やたらと高待遇をアピールしている会社
これは入社前に注意したい点なのですが、求人にやたらと
- 「月給50万円以上可能!」
- 「残業なし!」
- 「〇〇休み、〇〇休日、〇〇休暇など休日が多い!」
みたいにアピールしている会社には気を付けてください。
こういった「待遇」にフォーカスを当ててアピールしている会社というのは、裏を返せば「それ以外にアピールできる部分がない」という可能性があります。
例えば上記の例であれば、
- 「月給50万円以上可能!」→その代わりめちゃくちゃ激務&パワハラ蔓延
- 「残業なし!」→その代わり定時までに仕事を終わらせないといけないのでめっちゃ忙しい
- 「〇〇休み、〇〇休日、〇〇休暇など休日が多い!」→その代わり給料が低い
ということかもしれないということ。
高度経済成長期ならまだしも、今の時代ってどんどん会社が売り上げを上げづらくなっている世の中なのに、どうやってそんな高待遇を与えるつもりなんですかね。
こういった会社は非常識な事をして売り上げを上げていたり、詐欺まがいな事をやっている可能性もありますから要注意です。
やたらと待遇が良い事をアピールしているような会社は変な会社である場合が多いため、求人選びの際はよく確認するようにして下さい。
実態がよく分からない会社
会社は存在するものの、どういう経緯で仕事があってその成果がどこに行くのかすら分からないような会社も変な会社です。
零細企業やベンチャー企業に多く、社員も漠然とした気持ちで働いている場合が多いですね。
親企業が存在するならまだしも、それすらも無いような会社であれば、裏で何かやっている会社かもしれません。
こういった会社の特徴としては、
- 就業規則や社内規定があやふや、または存在すらしない
- 組織の全体像が把握できない
- 自社のHPがない
- 仕事がどこから発生しているのか分からない
- 仕事の成果がどこに行くのかも分からない
といった特徴を持つため、当てはまるようであれば警戒してください。
こういった会社では将来性も不安定ですし、長く働けるかと聞かれれば微妙なところです。
挨拶がない会社
挨拶というのは社会人の最も基本的なマナーであり、これすら存在しないような会社は問答無用で「変な会社」認定できますね。
朝出社しても社員全員が無言で、しかも上司との会話はいきなり「昨日のあれ、出来た?」などから始まるようであれば、社員の教育がきちんと出来ていない会社だと言えます。(私の前社がそうでした)
こういった基本的マナーすらも教えないような会社って正直ヤバいです。
会社の経営状態がかなり悪化していてピリピリしているのか、元々そういう体質の会社なのかは分かりませんが、安心して長く働けるような会社ではないという事だけは断言できますね。
そもそも、コミュニケーションがきちんと出来ていないということは上司との関係や報連相など、仕事をしていく上でも様々な障害が出てくるわけですよ。
挨拶すらしないような会社はまともな会社ではないため十分に注意してください。
変な会社は長く働けるような場所じゃない
もし今自分が勤めている会社が変な会社であるなら、そんな会社からはさっさと抜け出しましょう。
恐ろしいことに、変な会社で働き続けているといずれ疲弊し、転職する気力すらもなくなってしまう場合が多いんですよね。
ですので別に今すぐ転職するつもりがなくても、転職準備だけはやっておくといざ限界を迎えた際にすぐ行動に移すことが出来ますのでやっておきましょう。
具体的な準備としては、転職エージェントに登録しておくのがベストです。
私の転職した際に利用したのですが、本格的に転職を考え始める前に登録しておいたおかげで「いざ転職!」ってなった時にすでに求人情報が蓄積していましたからね。
そのおかげで好調なスタートダッシュを決めることができ、変な会社から迅速に抜け出すことが出来ましたよ。
オススメのエージェントは私も使っていたリクルートエージェントで、業界最大手ということもあって求人数が他と比べて圧倒的に多いです。
対応もかなり良かったですし、「もう少し今の会社で続ける選択肢もある」とも言ってくれたため、本当に私のことを思って言ってくれているんだなと思ったり。
他の会社のことも色々聞けるため、より今の会社のおかしさを実感することにもなりましたね。
リクルートエージェントの利用は最初から最後まで無料ですし、登録も5分程度なのでパパッとやっておきましょう。
あと、今は人手不足の影響で転職市場は活発ですが、今後また就職(転職)氷河期と言われる時代に突入してしまう可能性もあります。
私が比較的簡単に内定が頂けたのも時代のおかげかなと思う節があるため、変な会社から抜け出したいのであれば今のうちが最後のチャンスです。