ベンチャー企業に入社したものの、「なんか違った」となる人は多いです。
入社前は
- バリバリ働けるためやりがいがある
- 入社後すぐに重要な仕事を任せてもらえるためスキルアップできる
- 自分が会社の成長に貢献することができる
等のポジティブなイメージを持つものの、実際に入社してみたら
- ワンマン社長がやりたい放題やっていた
- 売り上げが低迷し倒産危機に陥っていた
- 忙しすぎて身体を壊してしまった
といった現実が待っている可能性が高いです。
どうしてもベンチャー企業というものは安定性に欠けるもので、それを理解し納得した上で入るのならいいのですが、実際はイメージと現実のギャップに気がつき辞めていく人も多いです。
長く働けるかと聞かれると正直微妙で、「スキルアップのため」と割り切るか、その業界が本当に好きでなければ厳しいでしょう。
ベンチャー企業の現実
会社というものは、5年で85%もの企業が倒産します。
10年以上継続できる企業というのは実は6.3%しかないんですよね。
それだけ日々多くの会社が生まれ、そして無くなっていきます。
ベンチャー企業は設立間もない会社ですから、まず生き残っていけるのか?という点を考える必要があります。
やはり、ベンチャー企業では長く働くことは考えずスキルアップのためと割り切った方がいいでしょう。
ベンチャー企業という設立から間もない会社の弊害
設立から間もないということは、それだけ就業規則や社内ルール、業績なども安定していません。
そのため独自のノリを強要されたり、新入社員は無茶させたりされることが多く、社風に合っていない場合はかなり働きにくいです。
語弊を恐れず言いますが、イメージとしては大学生のサークルに近い感じがあります。
ベンチャー特有の上昇志向が強く、バリバリ上を目指すぜ!!というパワーに圧倒されてしまう人も多い。
また、ガンガン働いてさらに上を目指すというベンチャー企業の性質上、有給休暇も取得出来ないことの方が多く、本当にその仕事が好きでなければもはやブラック企業そのものでしょう。
新入社員を下っ端の雑用扱いしてくる所もあり、体育会系の人でなければつらい思いをしますね。
もちろん全てがそうとは言いませんが、割合として考えるとかなりの数を占めます。
ベンチャー企業は安定性がなく倒産する可能性が高い
上記にもチラッと書きましたが、10年後も生き残っている会社というのは6.3%ほどしかないんですよね。
そんなに?と思うかもしれませんが、零細企業を含め会社というのは実はたくさん存在しているんですよ。
有名な会社しか知らないと長年たくさんの会社が存続しているような錯覚に陥るのですが、CMなどを流さないB to B企業(会社対会社の取引をする企業)や下請け企業も大量に存在します。
要は、知名度の高い会社の方が少数派なんですよね。
そういった中でベンチャー企業というものは例に漏れず倒産しやすい性質を持っています。
企業というものが安定して存続していくためには沢山の取引先や自社商品、経営戦略というものが必要不可欠なのですが、ベンチャー企業は設立後間もないためそういったものが不足しているんですよね。
「取引先などの数が少ない=不安定」ということですので、どうしても安定性に欠けます。
また、ベンチャー企業は上層部のコア社員が会社を支えていますから、その中の1人でも抜けてしまえば大打撃を受け一気に倒産へ傾く可能性が高いです。
通常の会社であれば社員の1人や2人抜けたところで大した影響はないのですが、設立間もないベンチャー企業ではそうはいかないということ。
突然倒産してしまえばなんの備えもないまま放り出されてしまいますし、もしスキルも何も身につけられずにすぐ倒産してしまえば「無駄に歳を重ねただけ」という最悪の結果に終わるでしょう。
安定を目指すなら中小企業を目指そう。大企業じゃなくても安定している
今の日本では「大企業じゃないと安定じゃない」とか、「中小なんて安定していない」、「だったらやりがいのあるベンチャーの方がいい」などと言ってベンチャー企業に入る人がいますが、中小企業はベンチャーよりも圧倒的に安定しています。
ニッチな業界でのトップシェアを誇る中小企業も存在し、大企業並みの安定感があるんですよ。
中小はあまり大々的にCMなどを流さないため知名度は低いかも知れませんが、だから安定していないなんてことはありません。
B to B (会社対会社の取引をする企業)だって大きな会社は沢山存在します。
この場合は、取引先が会社だからCMを流さないだけで、それによって知名度が低いだけの話です。
お客様が一般人ならお茶の間に向けCMを流しますが、お客様が会社であればCMなんて流さないということ。
つまり、知名度と会社の安定性には何の関係性もないんですよ。
逆に中小企業であるほど独自分野で圧倒的シェアを獲得していたりするため、ベンチャー企業よりも安定性は段違いです。
そのため労働環境も整ってますし、確かな実績も積み重ねてきています。
会社に勤める上で安定性というものはかなり重要になってくるため、ベンチャー企業よりも中小企業を選ぶべきでしょう。
安定した会社に入るためには?
転職をする際は会社の規模だけで判断するのではなく、「設立からの年数」と「業績」、「取引先情報」など様々な要素を調べるようにすれば安定性をある程度推測することが可能です。
ただ、それだけだとあまりに不確定要素が多すぎます。
求人情報には偽りがあることも多いため、それを鵜呑みにするのはかなり危険です。
なので、転職のプロであるエージェントを活用した方がいいでしょう。
転職エージェントはその膨大なデータから、あなたが希望する会社の業績を調査して教えてくれるサービスで、
どんな会社に入るかまだ決めていない場合もあなたにあった求人を紹介してくれるんです。
そのほかにも、履歴書の作成だったり実際の面接対策など、転職活動の全てを手伝ってくれるため転職活動がグッと楽になります。
やはり、1人で転職活動をしていても限界がありますし、色々とやらなければいけないことが多すぎて大変です。
でも転職エージェントを使えばほぼ全てをサポートしてくれるため圧倒的に楽ができます。
利用も無料(求人を出している会社が費用を負担しているから)ですし、実際に私もリクルートエージェントを活用し転職に成功していますから自信を持ってお勧めできます。
1人で全てやりたいというのならそれはそれでいいですが、私のように「転職活動が面倒だから楽をしたいけど、へんな会社には入りたくない」という人にはピッタリです。
登録も簡単に終わりましたので、やっておくと後でかなり楽できますよ。