年収300万でも独身であれば、毎月少しづつ貯金も出来るし、ちょっとした贅沢も楽しむことが出来ますよね。
電気や水道を節約したり、家で自炊したりすればさらに貯金額も増やせますし、将来何か起きた時のための備えも用意しておくことが可能です。
しかし結婚を考えている場合、20代後半で年収300万円というのは明らかに少なすぎます。
年収300万円というと、毎月の給料が額面で25万円ほど。
それか、額面で20万円の他に賞与がある場合などでしょう。
そこから税金などが引かれるため、手取りにして大体20万円くらい。
独身で実家暮らしであればそれでも余裕で暮らせますが、結婚を考えた際は明らかに足りません。
目次
結婚を考えていて子供が欲しい場合、年収300万円では明らかに足りない
結婚を考えている場合、年収300万円では少なすぎで、とても裕福とは言い難い家計事情になります。
パートナーからしても、「年収300万円」と聞くだけでもマイナスイメージですし、子供が欲しい場合は絶対に足りません。
子供には、何かとお金がかかるもの。
ここで、小学校から高校までにかかるお金について見ていきましょう。
子供にかかる教育費は年間いくら?
まずは幼稚園です。
公立:年間23万円(毎月約2万円)
私立:年間48万円(毎月約4万円)
となっていますが、公立の幼稚園は数が少なく公立に通わせざるを得ない場合も多いため、毎月の負担はかなり増加する事になります。
次は小学校。
公立:年間9万円(毎月約8千円)
公立+習い事や塾:年間30万円(毎月約2万円)
私立:年間86万円(毎月約7万円)
私立+塾:年間142万円(毎月約11万円)
習い事をせずに公立に進めば負担は減らせますが、それでもお金はかかります。
その次は、中学校。
公立:年間16万円(毎月約1万円)
公立+習い事や塾:年間45万円(毎月約3万円)
私立:年間100万円(毎月約8万円)
私立+習い事や塾:年間129万円(毎月約10万円)
さらにお金が必要になり、家計を圧迫してしまいます。
そして、高校。
公立:年間23万円(毎月約2万円)
公立+習い事や塾:年間38万円(毎月約3万円)
私立:年間72万円(毎月約6万円)
私立+習い事や塾:年間96万円(毎月約8万円)
高校でも相変わらず大金が必要で、しかも今は大学に行く事が当たり前の時代。
高卒では就職の際に不利になりますから、大学に進学せざるを得ない状況でしょう。
そうなればここからさらに年間100万円以上の大金が必要となり、年収300万円では明らかに足りないのがわかります。
20代後半で年収300万円しかくれないような会社では、今後も年収アップは望めない
今現在、20代後半なのにも関わらず年収300万円しかもらえていないのであれば、今後も対して年収が上がらない可能性が高いです。
というのも、20代後半の平均年収は350万円ですから、今の会社はあなたに対して正当な給料を支払っていない状態だと言えるわけです。
会社の経営が傾いているか、社員を軽く見ていて給料を絞っているのかのどちらかでしょうが、いずれにしてもそんな会社が今後年収を上げてくれるとは考えにくいです。
将来的に見て給料を上げてくれるような会社に転職しなければ、子供が成長するにつれてどんどん家計を圧迫して行く事に。
それでも、仕事が楽で社内環境も良いのであれば今の会社で続けるのもいいですが、そうではないのなら年収アップのために転職した方が将来お金で困ることはなくなります。
ただ、もし今自分の好きな業界で働いていたり、今の会社でスキルを積むことが出来るのであればもう少し続けるのも選択肢の1つですね。
今の会社でスキルアップを目指し、30代になってからでもキャリアアップの転職をすれば、さらに年収を上げることが可能です。
逆に、今の会社がスキルアップも出来ないような会社であれば今すぐ辞めた方がいいでしょう。
最低でも年収350万円は必要になってくる
子供を育てながら将来のために貯金もして行く場合、せめて20代後半で年収350万円は欲しいところ。
そして将来的に給料が上がっていく会社に務めているのが望ましいです。
予想外の出費というものはある日突然起こるもので、家族が大きな病気にかかってしまったりすれば一気に数十万円もの大金が飛んでいきますからね。
それ以外にも、家族で旅行やレジャーを楽しんだりするお金もあった方がいいですから、年収は高いに越したことはありません。
また、お金がないという状態はかなりストレスがかかるもので、夫婦の不仲にも繋がる問題なんですよね。
お金があればこの世の問題のほとんどが解決できると言っても過言ではないくらい、お金は大事です。
いつまでも節約生活ではストレスが貯まる一方ですし、転職すれば年収を上げられるのですからぜひチャレンジしてみましょう。
給料は転職しない限り大して上がらないようになっている
そもそも給料というのは、転職しなければ大して上がらない場合の方が多いんです。
その理由は、「今の給料のままでも辞めないから」です。
今会社が支払っている給料でも社員が辞めないのに、わざわざ給料を上げて会社の利益を減らすようなことはしませんからね。
なので、たとえ上がったとしても月々せいぜい数千円程度。
これでは年収換算しても10万円程度であり、年収300万円が310万円になるくらいです。
たとえ今のあなたに年収350万円の能力があったとしても会社はその額を支払ってくれないんですよ。
要は、会社から過小評価されている状態なわけです。
その点、転職であればフラットな状態で一からあなたの能力を絶対評価してくれるため、正当な給料を支払ってくれる確率が高まります。
転職時の給料交渉でさらに給料をアップさせることも可能ですから、積極的にチャレンジしていくべきだと言えますね。
「転職は面倒臭いから」という理由で先延ばしにして今の会社にしがみついていても、段々と転職が難しくなっていくだけです。
転職は若ければ若いほど有利であり、歳をとれば「若さ」という武器の弱体化により転職市場での評価は低くなっていくんですよね。
年収アップの転職を目指すのであれば30代になる前に行動するか、出来るだけスキルを積んだ上で30代前半のうちに転職するかのどちらかになります。
20代後半のうちに結婚したいのであれば、30代になる前に転職。
30代になってから結婚するのであれば、30代前半でキャリアアップの転職をするのがベストです。
自分がいつ結婚する予定なのかに合わせて決めていきましょう。
年収アップの転職は、転職エージェントを介した方がより有利になる
年収アップの転職を行う際は、転職エージェントを活用した方がより効率的に転職活動を進めて行くことができます。
転職エージェントはより年収アップを目指せる求人の紹介から、書類の作成や面接対策など、転職に必要なことのほとんどをサポートしてくれるんですよね。
そのため、転職活動における負担を大幅に削減することが可能です。
求人を出している会社が費用を負担しているため利用にあたって料金は一切かかりませんし、土日や祝日にも対応してくれます。
普通に求人に応募するよりも転職エージェントを介した方が条件が良くなる場合も多いですから、利用しない手はありませんね。
給料交渉自体も転職エージェントが代わりに行ってくれるため、より転職後の年収を上げられる確率が高まります。
また、キャリアプランも1人で考えるのには限界があるものですが、転職エージェントにアドバイスをもらうことで今まで気が付かなかったキャリアが見つかる可能性もありますね。
それと、今は人手不足により転職市場は活発化していますが、今後また就職氷河期と言われる時代に再突入してしまう可能性も当然あります。
企業が採用に積極的な今のうちがチャンスかもしれません。