体育会系の会社が合わないなら早く辞めた方がいい。社風が合わなければ毎日つらいだけだ

体育会系社員

会社には社風というものがあり、それが合わなければ毎日苦しい思いをします。

仕事というものは人生の大多数の時間を占めるものです。

仕事は会社で行うものですから、そこの社風が合わなければ人生がつまらなくなってしまいます。

 

最も苦しいのが、会社の社風とは正反対の性格を持つ場合で、例えば大人しくてはっちゃけたノリが苦手な人が体育会系の会社に入ってしまえば強い疎外感を覚えるものです。

「入社した会社の社風が合わない」

「周りのノリについていけない」

「性格が合わず、孤立しているように感じる」

など、社風というものは会社で働く上で非常に重要な要素となってくるんですよね。

 

体育会系の会社は意外に多く存在する

体育会系の会社というものはかなり多く、広告代理店や商社、営業など、イメージとして「バリバリ働いていそう」という会社は大抵体育会系です。

学生時代から周りの仲間とともに騒ぎ立てていたような人たちが多く、そのノリについていけない人は社内の人間からも疎まれます。

 

「空気読めよ」

「ノリが悪くてつまらない」

「あいつ、なんか俺らと雰囲気ちがくね?」

 

など、入社して数ヶ月もすればあっという間に仲間から外れていたりするものです。

飲み会も頻繁に開催され、休日はゴルフ。

これらが大好きな人たちからすればむしろ楽しく働けてウェルカムでしょうが、そうではない人にとっては苦痛以外の何者でもありませんよね。

  • 休日は家でゆっくりしていたい
  • 平日の仕事終わりは早く家に帰ってのんびりしたい
  • 残業なんてしたくない

 

こういった人が体育会系に入ってしまえば、苦しくなって辞めるのも時間の問題でしょう。

 

繁忙期はさらにキツくなる

社風があっていない会社での繁忙期ほどつらいものはありません。

ただでさえ社風があっていないだけで苦痛なのに、繁忙期はそんな会社に長時間拘束されることになってしまうからです。

自分とは合わない性格特性を持つ人たちと長時間過ごすだけでもものすごいストレスを感じますよね。

体育会系の人たちは忙しければ忙しいほど燃える人が多く、

 

「みんなで一致団結してこの仕事を乗り切ろう!」

「つらいけどみんなで頑張れば必ず達成できる!」

「休んでいる暇なんてない。とにかくやらなくては!」

 

といった根性論が横行し、当然こういったノリが苦手な人にも強要されます。

「仕事=生きがい」な人たちにとってはこういった状況に幸せを感じますが、そうでない人にとってはただ単に「なぜそこまで頑張るの?」と思うだけですよね。

 

私も以前体育会系の会社に勤めていた時に毎日、

「頑張ったところで給料なんて上がらないのになぜこんなにも頑張るのだろう?ただ目標を成し遂げることだけに達成感と幸せを感じているのだろうか?」

と、どこか第三者というか遠くからそれを眺めていました。

そうしていると周りもそれに気が付き、

 

「お前やる気ないのかよ」

「空気読めよ。和を乱すな」

「そういう冷めた目で見るのやめてくれない?萎えるんだけど」

 

などと言ったことを言われ、ますますやる気がなくなっていくという悪循環。

お互い良いことなんて1つもなく、ただ両者が不快な思いをするだけ。

人それぞれ性格特性や元々持っている性質は違うもので、無理やり合わせようとしたところで苦痛なだけなんですよね。

いずれ疲弊し全てが嫌になってしまうのは目に見えています。

 

実際私はすぐに嫌気が差し、精神を病むくらいなら転職しようと考え現在はこの会社を辞めています。

 

体育会系は厳しい部活やサークルになんの疑問も抱かなかった人しか合わない

私は学生時代厳しい部活に所属していましたが、毎日疑問に思いながら過ごしていました。

運動が好きでそのスポーツが好きだから入部したのですが、体育会系な部活自体は嫌いでした。

毎日毎日理不尽なことで怒られ、媚を売る奴か気に入られた奴だけ可愛がられ、それ以外の人たちは除け者にされる。

こんな集団にいつも疑問を抱き、反発していたものです。

尊敬できない先輩も「年上だから」とかいうなんの合理性もない理由で慕わないといけないし、「年下だから」という理由で雑用をやらされるのも納得いきませんでした。

 

学生時代からこんな人間でしたので、今考えてみれば社会人になってから急に体育会系に馴染めるようになるわけなんてありませんよね。

実際に厳しい部活に所属していた私ですら体育会系が性格に合わなければ苦痛に感じるんですから、こういった部活やサークルに入っていなかった人はもっと苦しい思いをしているでしょう。

馴染めない人間というものは自然に仲間から外されていくもので、部活であれば辞めれば済む話ですが会社はそうはいきません。

自分の生活がかかっていますし、部活とは比べものにならないくらい多くの時間を過ごすことになるからです。

ですので、体育会系が性格に合わないという人は毎日ストレスで病んでしまう前に早めに抜け出した方がいいでしょうね。

 

体育会系ではない会社もたくさん存在する

人間というものは体育会系の人が大多数というわけでもなく、そうではない人もたくさんいますよね。

それと同じ理由で、体育会系ではない会社だっていっぱいあるんですよ。

体育会系の会社に嫌気が差したのなら、落ち着いた雰囲気の会社に転職すればいいんです。

 

とはいっても、「どこどこの業界は体育会系ではない」などと単純に語れるようなものでもなく、同じ業界でも会社が違えば社風は全く異なります。

要はどういった性格の人が社内に多いかで社風が決まるわけで、それはつまり会社のトップ(採用担当の人)がどういう性格かによって変わってくるということです。

会社のトップが体育会系であれば同じように体育会系を採用しやすいですし、逆もまた然り。

自分とは逆の性格の人を採用するということはあまりないでしょう。

なぜなら人間は自分と同じような性格の人間に安心感を覚えるもので、「この人と一緒に働きたいか」かどうかも選考基準だからです。

ただ、なかなかその会社に入社している人がどういった雰囲気や性格の人が多いかなんて簡単に分かるものではありません。

なので私は転職する際に会社の口コミを見るようにしていました。

良さそうな求人を見つけたらその会社名で検索をかけ、その会社の雰囲気がどうなのかということを把握していましたね。

私が使ったサイトはキャリコネというサイトで、その会社に実際に入社している人しか書き込めないという徹底ぶりですから、口コミの信憑性は確かなものです。

「面接では落ち着いた雰囲気だったが、入社してみたら体育会系だった」

「残業が少ないと聞いていたのに、サービス残業が横行していた」

「忙しいが社員の皆さんは優しく、スキルアップの出来る環境だった」

など、入社している人しか分からない社風を知ることができるため非常に重宝していました。

実際に私が転職した会社は口コミ通りの雰囲気だったので、私は使ってよかったと思っています。

「入社して初めてそこが体育会系だと分かった」とならないためにもこういった無料のサービスを上手く利用するのが転職を成功させる秘訣ですよ。