「会社を辞めて転職したいけど、世間体が気になる」
と、二の足を踏んでしまう人は結構多いです。
かくいう私もその1人で、世間体を気にして会社を辞めるか辞めないか、転職するかしないかということについて大いに悩みました。
結局私は考え抜いた結果「世間体を気にして今の会社で働き続けることの方がつらい」と判断し、現在は転職して良い環境で働く事が出来ています。
ですが、やはりどうしても「会社を辞める踏ん切りが付かない」という人もいるでしょう。
それくらい世間の目というものは大きなものですし、
- 「変なふうに思われないかな」
- 「転職したら根性がないと思われそう」
- 「世間から悪く言われるんじゃないか」
など、色々な事が気になってしまうものです。
今回はそんな「世間体が気になって会社を辞められない」、「転職できない」という人に向けてその解決策についてまとめます。
世間体が気になって会社を辞められない?
一体なぜ、世間体が気になるのでしょうか?
- 「世間から変な風に思われたくない」
- 「自分のことを悪く言われたくない」
- 「普通から外れていると思われたくない」
など色々な理由があると思いますが、結論から言えばこれらを気にしたところでメリットなど全くありません。
世間から良く思われようと、その「世間」というものは私たちに対して何もしてくれないんですよね。
世間体が良い人に対してお金が貰える訳でもないですし、社会的地位が手に入る訳でも、食料を恵んでもらえる訳でもありません。
手に入るのは「自分は世間体が良い(と思う)」という自己満足な感情だけです。
そもそも、人間というものはどんな相手に対しても何かしらの欠点を見つけて叩くものです。
世間体を良くするために良い大学を卒業して、良い会社に入って出世して素敵な人と結婚して幸せな家庭を築いたとしても、「あの人はなんか幸せそう過ぎてウザい。見せ付けてる感あるよね。私は幸せですみたいな?」など、悪く言おうと思えばいくらでも言う事が出来てしまいます。
他にも、何かしらの穴を突いて
- 「でも性格悪そうだよね」
- 「お金持ってるからっていい気になってそう」
- 「自分が出世したからって、他の人を見下してる感じするよね」
など、想像で悪く言ってくる人すら存在します。
無理して世間体を取り繕おうとも、「あの人は無理してるよね」とすぐにバレてしまいますし、結局悪く言われる事は避けられないんですよ。
しかし、たとえそうやって世間から悪く言われようが、実際私たちはなんの被害も受けません。
世間体が悪いとお金がなくなるわけでもないし、食にありつけなくなるわけでもないし、仕事がなくなる訳でもありません。
自分のことを理解してくれる人だって、必ず存在しますからね。
世間がどう言おうが、全く影響なんてないんですよ。
それでも「悪く言われる事自体が嫌だ」と言う人もいますが、そもそも誰からも悪く言われない人などこの世に存在しません。
有名な言葉で、
- 何をしても自分のことを好いてくれる人が2割
- 別にどうとも思わないのが6割
- 何をしても自分のことを嫌ってくる人が2割
というのがあります。
これはまさにその通りで、人間の性格なんて千差万別なのですから、受け取り方によって良い風にも悪い風にも取れてしまいます。
会社を辞めることや転職することだってそうで、「一度入った会社を辞めるなんて・・・」と悪く言う人もいれば、「より良い環境を手に入れるために実際に行動出来るのは凄い」と評価してくれる人だっているんです。
人間なんて千差万別なのですから、世間体を気にして転職を諦めたとしても「世間体なんて気にして嫌な会社を辞めないなんて、バカだよね。」という風に思う人もいるわけです。
世間体なんて気にしたところで、本当にキリがないんですよね。
だったら自分が「そうしたい」と思う方向へ進んだ方が、よっぽど良いというものでしょう。
世間体のために自分の人生を犠牲にする?
辞めたいと思うような会社で働き続けるのって、かなりつらいことです。
たかが世間体のために辞めずに我慢してストレスを感じ続けるなんて、アホらしいと思いませんか?
これって要は、自分の人生を世間体のために犠牲にしていることと同義ですよね。
そこまでするほど、世間体が大事なのでしょうか。
世間から悪く言われる(と思う)のがストレスだから辞められないのに、結局続けたら続けたで別のストレスを受けるっていう。
だったら、自分が進みたい方向へ思い切って進んだ方がよっぽどマシです。
それに、世間ってそこまであなたのことを見てはいませんよ。
あなただって、人が何をやろうが「ふーん」程度で終わるのではないですか?
- 「結婚しました」→「おめでとう(ふーん)」
- 「転職したよ」→「頑張って(あっそう)」
- 「仕事で失敗しちゃってさ〜」→「大変だね(興味ね〜)」
こんな感じでしょう。
他人のことなんて所詮はその程度であり、気にするだけ時間の無駄です。
世間には勝手に言わせておけばいいだけですし、どんな行動をしようとプラスの評価をしてくれる人だって存在しますからね。
会社を辞めたい、転職したいと思うのであれば自分の思った通りに行動するのが正解です。
そもそも転職は悪いものではない
そもそもの話をすると、会社を辞めること、転職することにマイナスイメージを持っていること自体が古い価値観なんですよね。
今はとっくに終身雇用なんて崩壊している時代であり、嫌な会社にしがみ続けていてもメリットなんて昔ほどありません。
終身雇用が機能していた時代は会社に在籍しているだけで年々給料が増加していましたし、手厚い保護が受けられていましたら、そりゃあその時代に転職なんてしようものなら「え、転職?正気?」なんて思われたでしょう。
たとえそこが「毎日終電が当たり前で、サービス残業も強要される会社」だったとしても、それ以上の恩恵が受けられた訳ですからね。
しかし、今は時代が違います。
ただ思考停止で会社に居続けても給料は上がらなくなっているのにも関わらず、労働環境は昔と対して変わっていない。
そんな会社が、まだまだしぶとく生き残っているという現実。
そんな時代だからこそ、転職をして今の時代に合った働き方へ変えている(時代に適応している)会社へ入るのはとても合理的で賢い選択だと言えます。
世の中の大半がその事実に気が付かないからこそ、「転職は悪だ」みたいな古い価値観が残っているということですね。
あなたはせっかく時代の変化に気が付いたのですから、周りの人たちよりも早く行動して今より良い環境を手に入れてしまえば、逆に世間はあなたのことを羨ましがるようになります。
自分の時間をこれ以上無駄にしないためにも、辞めたいと思うような会社からはさっさと脱出しましょう。
転職と聞くと「難しい」とか「大変」みたいなイメージがあるかもしれませんが、実は簡単なんですよ。
今は転職エージェントなんてサービスがありますから、昔よりも格段に転職しやすくなっています。
転職エージェントは職務経歴書の作成から面接対策などを行ってくれて、さらにあなたにマッチする求人を無料で紹介してくれる仲介サービスです。
在職中でも登録や相談が可能なので、まだ転職に迷いがあっても大丈夫です。
キャリアアドバイザーとしっかり話し合うことが出来るので、1人で転職活動を進めるよりも格段に良い会社に入りやすくなります。
転職エージェントを選ぶ基準は業界大手であるべきで、求人数や転職成功実績が確かな所を選んだ方がいいですね。
その基準を満たしているのはリクルートエージェントで、私も転職した際に利用しました。
真剣に私の話を聞いてくれたため、自分の気持ちを整理することも出来ましたね。
「転職のプロってすごいなぁ」と感じた瞬間でした。
リクルートエージェントは広告を出している企業から報酬を受け取っているため、私たち利用者は一切料金を支払う必要がないというのも嬉しい部分です。
土日や祝日でも対応してくれるなど「さすが大手!」と言える安心感がありましたし、私は利用して良かったと思っています。
まとめ
世間体を気にして嫌な会社で働き続けても、つらいだけです。
そうやって自分の人生を犠牲にしても世間は助けてくれませんし、ただ時間を無駄にして結局は損をすることになってしまいます。
転職というのは悪いことではないですし、むしろより良い環境を手に入れるために必要なものです。
幸い今は人手不足の影響で会社も採用に積極的ですから、今がチャンスだとも言えます。
ただ、いつまでも転職市場が活発な状態が続くという保証はありませんので、行動するなら早い方がいいかもしれません。