会社を辞めたいけれど辞められないという人。
その選択肢の存在を知っているのにも関わらず、なぜ実行に移せないのでしょうか?
そこには自分なりの理由があるはずです。
なぜ私がその選択肢を取れたか?
私が会社を辞めるという決断が出来た理由を話そうと思います。
それまでは、上司によるやりたくもない業務の押し付けや、パワハラ、人格否定などによるストレスで文字通り死にそうになっていたのに、辞めるという選択肢が見えていませんでした。
退職の”た”の字も見えず、考えた事もなかったです。
・・・いや、頭の片隅には常にありました。
が、それはいつも
“今辞めたら生活できない。生きていけない”
という言葉でかき消されていたように思います。
そんな私が、退職を決意できた理由。
それは
自分が躊躇する理由を潰した
からです。
金銭的不安を解消した
私の場合、理由は金銭的理由でした。
”今辞めたら生活できず死ぬしかない”
そんな風に思っていました。
じゃあ、お金があれば、会社を辞められるじゃないか。
ではどうすれば今よりもっとお金を貯められるか?を考えました。
私は、抜け出したかったんです。
普通に生活をし、たまに友人と飲みに行ったり遊びに行くくらいなのに、毎月1万円も貯金できないほどの薄給から。
だって、おかしいと思いませんか。
多大なストレスを抱えながら、毎日半日以上会社に費やすのに、それに対する対価は毎月”普通に”生活できるくらいの額しかもらえないなんて割りに合わない。
少し贅沢したら破産。病気になったら一発アウト。
派遣社員である以上、仕方ないのかもしれません。
でも、本当に抜け出す方法はないのか?なんとか貯金をできないか?
それを死ぬ気で考え、死ぬ気で貯金をした結果、私は3ヶ月で30万円貯金することに成功しています。
お金が貯まって段々と辞めた後の未来が見えてきてから、会社を辞めることに対しての不安がなくなり、決断に至りました。
自分が何に対して恐怖を感じ躊躇し辞められないのか?
原因がわかったらそれを潰す事です。
知らなければ選択肢すら出て来ない上、
人間は知らないことに恐怖を感じます。
だから、自分が躊躇している理由を知り、解消する事。
そして、辞めた後のプランを練る。
辞めた後の未来が段々と見えるようになるにつれ、不安は解消されて行くと思います。
そうなれば、辞めるという決断まで踏み切れるのではないでしょうか。
辞めると決まれば
私の場合は、決断した後も相変わらずパワハラによるストレスは受け続けましたが、辞めると決まっていればそれまでの間耐えられるものです。
もう少し考え始めるのが遅かったら私は潰され自殺していたかもしれません。
それで私が死んだとしてもきっと会社の頭の中は責任逃れやイメージダウンの回避など、私の事など一欠片も無いでしょう。
終身雇用が崩壊した今、会社なんてそんなもん。というか個人と会社がそういう関係になる時代になって来ています。
あくまで雇用は時間的拘束と労働力に対する対価。
会社に滅私奉公したところで、見返りがあった時代(年功序列、終身雇用)とは違います。
いつまでも一昔前の常識に縛られている場合じゃないですから。
だから、ストレスや激務で死ぬほど辛いのなら、辞めるという選択肢はありです。
むしろそうするべきです。
ただ、その決断に踏み切れない人も多いと思ったのでこの記事を書きました。
一人でも多くの人が、会社に潰されてしまう未来を回避できますように。
辞めるという選択肢もあるよ!という話でした。