ブラック企業に嫌気が差し会社を辞める場合、円満退職が理想ですよね。
ですが、あなたが辞めたいと思うほどの会社であれば、実は円満退職が難しいんです。
結婚などの退職であれば快く送り出してくれるでしょうが、辞めたい理由が会社に対する不満やパワハラなどのブラックな面であった場合、そういった会社はつまりそういう会社なんですよね。
無理に円満退職を目指すと逆に嫌な思いをするかもしれませんので、どのように辞めるかを一度よく考えた方がいいでしょう。
ブラックな職場風土で円満退職を期待すると嫌な思いをするかも
会社を辞めるならお互いに気持ちよく、いい関係のまま去りたいですよね。

と、送別会も開いてもらって円満退社が理想です。
ですが、ブラックな企業や職場風土での円満退職は正直かなり厳しいです。



など、強引な引き止めに会ったり、辞めると伝えてから辞めるまでの間嫌がらせを受けてしまうこともあります。
ですから辞める場合はそれなりの覚悟を持った方がよくて、

といった期待は捨てておいた方が後でダメージが少ないです。
それでも円満退職を目指したいというのなら挑戦するのもいいですが、過度な期待をしていると後で嫌な思いをする可能性があります。
円満退職したいと思っていたのに嫌がらせを受けてしまえば、それだけ心にダメージを負いますよね。
ですから辞めたいのなら最初から覚悟を決めておくべきです。
強烈な引き止めに会いそうだという予感があるのならなおさらですね。
ブラックな風土の会社の辞め方
まず、退職願ではなく必ず退職届を書いて上司に提出しましょう。
退職願では「こちらから退職をお願い」する書類ですので退職届と比べると効力が弱く、相手が承諾して初めて退職となされるんですよね。
ですから

と言われてしまったり、そもそも受け取ってくれない可能性もあります。
なので、しっかりと退職届という「辞めるという決定事項の通知」である書類を渡しましょう。
しかしそれでも受け取ってもらえなかったり、破られてしまうといったこともブラック企業であればあるかもしれません。
その時はどうすればいいでしょうか。
退職届を受け取ってもらえなかったら
通常退職届というものは辞めるという決定事項を通知するものですから、受け取らなかったり破り捨てるといったことはやってはいけないのですが、普通にやってくる上司もいます。
その場合は、退職届を人事部宛に郵送しましょう。
郵便局で内容証明郵便と配達証明郵便の2つのオプションをつけて、会社の人事宛に郵送する。
配達証明を付けることで、相手先に届いた時点で勝手に受け取った扱いになるため、
会社側の「届いたことを知らなかった」という言い訳が通用しなくなります。
これにより、人事部に退職届が到着した時点から2週間経てば会社を辞めることができます。
引き継ぎなど色々あって最短の2週間で退職とはいかないかもしれませんが、少なくとも退職は決定事項となります。
いくらブラックだとはいえお世話になった人や同期などもいると思いますので、あなたが抜けても困らないように最低限のことだけこなして退職しましょう。
郵送に抵抗があるなら上司との話し合いを録音しておく
退職届を郵送するまでのことはしたくないという場合は、上司に納得してもらうまで話し合いになると思います。
この時必ず引き止めにあうと思いますので、上司とのやりとりを録音しておくのがいいでしょう。
上司との会話をボイスレコーダーや携帯の録音機能などを使い証拠として残しておくのです。
なぜ録音した方がいいのかというと、引き止めの際


などと言われることがあり、後になって

と言われてしまうことがあるんですよね。
給料を上げてくれると言うから思いとどまったのにいつまでたっても上がらないということが起きてしまいます。
ですから、必ず音声にて証拠を残しておきましょう。
また、他にも

などと脅されてしまうこともあります。
この際もしっかりと録音しておくことで後で圧倒的に有利になるんですよ。
裁判になった際もそうですし、後から会社都合退職に持っていける可能性も高まります。
会社都合退職に持っていければ転職の際も有利ですし、失業保険も自己都合と比べて暑いですからね。
裁判になることはまずない(金銭と労力に見合ってないから)のですが、証拠は大事ですのでやり取りは必ず録音しておきましょう。
まとめ
一番大事なのは、あなたの意思の強さです。
辞めると決めたのなら貫き通すこと。これがブラック企業を抜け出すためには必要です。
様々な引き止めの言葉や脅しなどで思いとどまってしまうと、今後ずっと「やめようとした人」という評価が付きまといます。
ボーナスに響いたり出世し難くなったりする可能性もあるため、退職したいと思ったのならそれを最後まで貫き通しましょう。
辞めると伝えるのは勇気がいるものですが、ここさえ乗り越えてしまえば嫌で仕方のなかったブラック企業を辞めることができますから。
しっかりと音声の証拠は残しつつ退職まで頑張りましょうね。