人間関係リセット症候群の何が悪い!その特徴とメリットについて

「人間関係リセット症候群」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

ある日突然全ての人間関係が面倒になり、全てを消し去りたいと思う心理のことを言います。

「症候群」なんて名前が付いていますが造語なため病気でもなんでもありません。

 

ただそういう性格特性を持った人の事を分かりやすく表現するために「人間関係リセット症候群」と呼んでいるだけです。

 

実際私もこの症候群の特徴に当てはまり、疎遠になった友人の連絡先は普通に消しますし、面倒になったグループLINEなんかは問答無用で退出します。

そんな私のことを「さみしい奴」だと言う人もいますね。

 

しかし、本当にそうでしょうか。

 

 

人間関係リセット症候群になる人の特徴

人間関係リセット症候群に当てはまる人の特徴というのは、

  • 突然、全ての連絡先を削除する
  • なんの前触れもなくグループLINEを退出する
  • 引っ越ししまくる
  • SNSのアカウントを消す、ブロックする
  • 転職を繰り返す

 

などが挙げられます。

私たちが幼少期から受けてきた義務教育では「友達を大切にしなさい」だの「人間関係は大切」などといった価値観を教えられるため、上記のような特徴は一見社会不適合者に思えます。

 

しかし、よく考えてみてください。

 

そんなに、常に誰かと繋がっていなければならないのでしょうか?

一度繋がった人間関係は死ぬまで維持しなければならないのでしょうか?

 

本当に大切な人間関係など、本当にごく少数です。それさえ残っていれば、あとは全て切り捨てるくらいの方が人生を有意義に過ごせます。

不要な人間関係に時間を割いていられるほど、人生は長くはありません。

例えば上辺だけの付き合いだった昔の友人の連絡先なんて、取っておく意味が果たしてあるのでしょうか。

 

人間関係リセット症候群になるきっかけは?

人間関係リセット症候群について深掘りしていく前に、まずはそうなるきっかけについて見ていきましょう。

 

人と関わって良い思いをした事がないタイプ

人間関係で常に嫌な思いをしてきた人は、人間関係リセット症候群になりやすいですね。

心の底から人を信頼していないため、自分にとっては他人など敵でしかなく、むしろ関係が無くなったのであれば防衛のためにさっさと連絡手段を遮断しておこうと考えるタイプです。

 

これは私もそうなのですが、人と関わっていて良かった試しがないんですよ。

些細なことで気を使ってしまうタイプなので、誰かと一緒にいるとすごく疲れます。

どこへ行くにしても

  • 無理に付き合わせちゃってるんじゃないか
  • 本当はこんなところ来たく無いんじゃないか
  • うっかり口が滑って失言してしまわないだろうか

 

などなど、図太い人なら気にしない事でもいちいち気になってしまうんですよね。

だから私は誰かと一緒にいる時は自分の行きたい所は一切主張しませんし、相手に合わせて付いて行くだけです。

「一人ならあちこち自由に行動できるのにな・・・」と常に思いながら誰かと過ごしているため、ただの時間の無駄にしか感じないんですよね。

 

友達と別れて一人になるとホッと一息付くくらい常に神経を尖らせているため、ある程度付き合いが長くなってくると我慢の限界になって突然その関係を切りたくなってしまうんです。

 

普通の人なら「どこか行きたいならそれを相手に伝えて一緒に行けば良いじゃん」と思うでしょう。

しかし、自分がそれをされたら「本当は行きたくないし時間の無駄だけど行きたいって言うから付いて行く」ので、自分がされて嫌なことは相手にはしません。

 

「自分が主導権を持って誰かを連れ回せたら楽だろうな」とは思うのですが、やっぱり自分がされたら嫌ですからね・・・。

 

人間関係に疲れてしまったタイプ

人と関わることは嫌いではないものの「気を使いすぎて疲れてしまった」というタイプの人もいますね。

人の気持ちに寄り添えたり細かいことに良く気がつく人というのはその分他の人よりも気を遣いながら他人と接しているわけですから、疲労の溜まり具合も桁違いです。

人のいい性格が災いして誰かと誰かの板挟みになる事も多く、神経をすり減らし続けています。

 

そうした疲れが日々蓄積して行き、ある日突然耐え切れなくなって全ての連絡手段を遮断してしまうわけですね。

 

嫌われる前にこっちから遮断するタイプ

これはネガティブな人間関係リセット症候群ですが、「嫌われる前にこっちから関係を遮断してしまえ」といったタイプの人もいます。

人からどう思われているかを極度に気にしてしまい、「悪く思われる前にフェードアウトしてしまえば綺麗なまま終われる」という考えもあるようですね。

 

過去に親しい人から嫌われてしまったり突然冷たくされたなどがきっかけで人間関係リセット症候群になる事もあるようで、「同じような嫌な思いは二度としたくない」という防衛本能が働いた結果だと言えます。

 

人間関係リセット症候群の人はある意味強い

人間関係を突然リセットするというのは相手からしてみれば悲しいですし、嫌いになるには十分な理由です。

ある意味、人間関係リセット症候群持ちは「嫌われる勇気を持っている人」とも言えます。

普段は相手に合わせて物事を円滑に進め、関係が希薄になったらスッパリと縁をきる潔さも持ち合わせています。

 

人間関係リセット症候群のメリット

世間では一方的に悪だと決め付けられている「人間関係リセット症候群」ですが、そのメリットについて見ていきましょう。

 

自由に生きられる

人間関係に縛られることがないため、何をするのも自由。

常に単独で行動できるため好きな場所へいけますし好きなタイミングで好きなことが出来ます

急に誰かに誘われたり予定が入る事もありませんから、全て自分の計画で物事を進めることが可能です。

 

ストレスが無くなる

人間関係による悩みとは無縁なため、ストレスフリーな生活を送ることが出来ます。

特に現代ではSNSによって「常に繋がっている」状態だとも言えるため、それによってストレスを抱え込んでいる人は大勢います。

人生の悩みの大半は人間関係によるものだと言われるくらい多くの人が悩んでいる問題ですから、それと無縁になれるのは大きなメリットだと言えるでしょう。

 

余計な情報が入ってこない

人間というのは身近にいる他の人間の影響を嫌でも受けてしまうものです。

浅い付き合いであろうと関わっている以上は少なからずその人の影響を受けています

 

例えば周りに自堕落な人が多ければ、自分も無意識のうちにそうなろうとしてしまうんですよね。

これは人間の本能であり、「少しでも周りと同調し上手くやっていくため」にそうなってしまうらしいです。

 

人間はコツコツまじめタイプよりも自堕落な人の方が多い(人は楽な方を選ぶため)ので、それが浅い付き合いともなればさらにそういった人に当たる確率は上がってしまいます。

 

特にSNSでの他人の書き込みは見ない方が良いような内容も多く、

  • 誰々がうざい
  • 会社の上司が〜同僚が〜
  • だるい

 

などといった書き込みを目にしてしまうだけで、無意識に自分もそういった人間になろうとしてしまうんですよ。

そういった無駄な情報が入ってこないようにするためには、やはり浅い人間関係をズバッとシャットアウトするしかありません。

 

要は「人間関係リセット症候群」は、SNS等による浅い付き合いが増えた現代に適応した、近代的な生き方だとも言えるでしょう。

 

まとめ

「人生の悩みの大半は人間関係によるもの」と言われるくらい、人間関係は多くの人が悩んでいる問題です。

であるなら、「関わる人を減らす」という道を選ぶのは自然な成り行きと言えます。

浅い付き合いなどさっさと切ってしまった方が、メリットは大きいです。

 

しかし中にはリセット症候群とは逆に「人間関係を自分から切れない」という人もいます。

そういった人はもしかしたら「何か良い話が舞い込んでくるかも知れないから」という人脈的な効果を期待しているのかもしれません。

 

ですが、そんな都合のいい話というのはそうそう舞い込んでくるものではありません

その低い可能性に賭けてどんどん人間関係のしがらみを増やしていくのは、得策とは言えませんね。

 

「いつか使うかも」と物を捨てられない人と同じで、要らないもの(人間関係)が積み重なって日に日に生き辛くなっていくだけでしょう。

 

「本当に必要な人間関係だけを残しそれ以外は潔く遮断する」くらいが現代を生きる上で丁度いいのではないかと、私はそう思います。