現在、日本において格差が広がっているという話は耳にしたことがあると思います。
結論、これは事実で、今後もますます低所得者と高所得者の格差は広がる一方でしょう。
今現在フリーターや派遣として働いている人は、これ以上格差が開く前に早く非正規労働から脱出するべきだと言えますね。
今回はそんな日本の格差社会についてお話いたします。
目次
日本は衰退の一途をたどり、それによって所得の格差が広がっている
現在、日本は高度経済成長期も終わり、衰退の一途をたどっています。
給料もなかなか上がらなくなっているという事実は、現在働いている人の多くが実感していることだと思います。
高度経済成長期では、皆が同じ方角を向き、ただひたすらに上からの指示に従い仕事を行なっているだけで会社の売り上げは右肩あがりでした。
しかし、今現在はそんなやり方が通用しなくなっているのにも関わらず、今の日本は対して昔と変化のないやり方を続けてしまっています。
発想やアイデアが重要となってきているのにも関わらず、ただ思考停止でやり続ければ良いと思っている人が多すぎるんですよね。
その結果、日本の会社は以前と比べて売り上げを上げることが難しくなり、社員に支払う給料すらも削減せざるを得なくなってしまいました。
これを何とかしようと思った結果が、「非正規雇用労働者の増加」です。
非正規雇用労働者は低賃金で安く雇える労働力なため、正社員の枠を減らして非正規を増やそうとしているわけです。
いわば人件費を安く抑え、減った売り上げ(利益)を工面するという動きが広がっているということ。
これによりワーキングプアも増加の一途で、働いても働いても一向に裕福になれないといった人が増えているんです。
今後もますますこの格差は広がっていき、低賃金労働者はますます低賃金になり、高所得者は株などへの投資によりますます高収入になるといった二極化が進んでいくでしょうね。
低所得者は今後ますます低所得者になる
低賃金で働く人は毎月の生活を維持するので精一杯なため、投資はおろか貯金もできません。
これが何を意味するかというと、毎月稼いだお金が全て生活費で消えていってしまうため、一向に裕福になれないということなんですよ。
通常、お金に余裕のある暮らしがしたいのであればお金を稼いで貯金なり投資なりするしかないのですが、低所得者では文字どおりお金に余裕がないため、低賃金から脱出するための策すら実行出来ないんですよね。
投資が出来なければ一生低所得者ですし、貯金が出来なければ贅沢すら出来ない日々が待っています。
お金が無い人からはますますお金が逃げていき、お金を持っている人にはますますお金が集まってくるというのは資本主義の基本です。
フリーターや派遣などの非正規雇用労働者として働いている場合じゃない
このように格差社会が始まっているという現実を直視すれば、非正規労働なんてやっている場合ではありません。
派遣やフリーターを続けていれば、一生低所得者として生きていかなくてはならないかもしれないわけですよ。
私も派遣をやっていたのでよく分かりますが、派遣やフリーターは上記にも書いた通り給料が低いため、本当に毎月をしのぐのが精一杯でした。
貯金なんて満足に出来ませんし、もし病気などの大きな出費が重なれば一瞬で破綻してしまいます。
そうなれば毎月ただ生活を維持するためだけに働くしか無くなってしまい、働いて使って働いて使って・・・という永遠のラットレースを続けなければならないんですよね。
これでは何のために生きているか分かりませんし、仕事が生き甲斐だという人以外は耐えられたものではないでしょう。
私にとって仕事とは「人生を豊かにするためにお金を稼ぐ」という手段でしかなかったため、本当に毎日が苦痛でした。
「生活を維持する」ためだけに毎日毎日自由を奪われ上司に怒られながら仕事をこなす日々に生きる意味なんて感じられませんでしたね。
貯金すら出来ないような日々では投資なんてやっている場合ではありませんから、あのまま続けていれば一生低所得者になっていたでしょう。
まとめると、派遣やフリーターで働いている人は早めに転職活動をし、出来るだけ若いうちに正社員としてのキャリアを築き始めるのがベストだと言えます。
格差社会が広がっているからこそ、将来のために正社員の安定を得るべき
正社員であれば雇用が安定しているため、格差社会が広がったとしても一定の給料が保証されます。
それに、派遣やフリーターなどの非正規雇用とは違って、毎月貯金出来るくらい余裕のある給料が支給されますからね。
ある程度貯金が貯まれば精神的にも余裕が出ますし、もし大きな病気などにかかってしまっても生活が破綻することはありません。
それに、その中から少しでも投資に回していけば将来的にも利回りが得られますし、さらに生活に余裕が出てきます。
そうなればまたそこから投資に回して・・・と、どんどんお金を増やしていくことが出来るわけですね。
これが、お金を持っている人にはますますお金が集まるというカラクリであり、格差社会が進む今だからこそこの事を意識すべきだということです。
そう考えれば、出来るだけ早いうちに正社員として就職すべきだという上記の主張にも納得していただけるのではないかと思います。
正社員への転職は若ければ若いほど有利
正社員への転職は、結論から言うと若ければ若いほど有利。
日本では新卒一括採用が浸透していることからも分かる通り、20代などの若い人にはそれほど能力を求めていないからです。
20代であれば第二新卒として新卒者とそれほど差がない状態でスタート出来ますから、いかに若さというものが貴重であるかが分かると思います。
しかしこれが30代ともなってくると第二新卒枠ではなく中途採用となるため、当然今までの経験と能力が重要視されるようになってきます。
そうなれば当然、今までニートやフリーター、派遣などをやってきた人は、一気に正社員としての就職が難しくなるんですよ。
日本では、「非正規雇用者」として働いてきた期間を職歴とすら見てくれない場合が多いため、「今まで何やってたの?」と言われるだけ。
つまり職歴なしのまま30代になってしまえば、正社員への転職は絶望的になってしまうんです。
そうならないためにも、出来るだけ若いうちに転職活動を始めた方がいいでしょう。
転職エージェントを使えば楽に転職できる
とはいっても、転職活動ってまず何から始めたらいいのかすら分からないものですよね。
私の場合ですが、過去に転職した際は転職エージェントを利用しました。
転職エージェントは私に合った求人探しから履歴書の作成、面接対策など転職のほぼ全てをサポートしてくれるため、流れに沿うだけでスムーズに転職活動を進めることが可能になります。
また、面接の際に必要な志望動機や自己PRなども一緒に考えてくれるため、転職活動の負担をグッと減らすことが出来るんですよね。
求人を出している会社が費用を負担しているため利用にあたって料金は一切かかりませんし、土日や祝日にも対応してくれます。
普通に求人に応募するよりも、転職エージェントを介した方が条件が良くなったりする場合も多いため、活用しない手はありません。
それに、今は人手不足により会社も採用に積極的ですが、また就職氷河期と言われる時代に再突入してしまう可能性も当然あります。
企業が採用に積極的な今が、非正規雇用から抜け出す最後のチャンスかもしれませんね。