新卒で入った会社に同期や同年代がいないって、想像以上につらいです。
最初から同期がいないような職場であれば「これが普通なのかな」と思ってしまいそうになるかもしれませんが、それでもやっぱり寂しさを感じます。
仕事というものは何かとストレスが付き物で、それを相談したり愚痴を言い合う存在がいないというものは精神的に孤独を感じるものです。
私は以前ブラック企業に勤めていた時、周りがどんどん辞めて行き、ついには同期がいなくなってしまいました。
毎日寂しい思いをしていましたし、お昼ご飯も1人で食べるしかなかったです。
そんな姿を見かねてか、お昼ご飯の時に「一緒に食べよう」と誘ってくれる人はいましたが、やはり年代が違う人だとどうしても気を使うし、どこか「自分だけ仲間はずれ」みたいな気持ちは常にありましたね。
仕事中もずっと孤独に耐えなければならず、会社に居場所なんてありませんでした。
目次
同期、同年代がみんな辞めていった
入社した時点では何人か同期がいて、仕事終わりに夕飯をみんなで食べたり、休日に遊びに行ったりといった楽しい社会人生活を送っていました。
ですが、会社がブラック企業なせいで1人、また1人と辞めていき、ついに20代が私だけという状況に。
職場にいるのは、年の離れた人達しかいないという状態になってしまったんです。
前までは何かつらいことがあってもお互いに相談したり、休みの日に一緒にどこかに遊びにいったりしていた存在が、みんないなくなってしまいました。
この状態って想像以上につらくて、孤独感を感じましたね。
だって、仕事って一日の大部分の時間を過ごすものなのに、その時間をずっと年の離れた人たちと過ごさなきゃならないんですよ。
会話も合わないし、ジェネレーションギャップばかりなので次第に雑談なんかもしなくなってくるし、段々と職場で孤立している状態になってしまいました。
もちろん関係が悪かったというわけでもなくそれなりに良好な関係ではあったものの、やはり年が離れていると会話に気を使いますし、全く心が休まりません。
ついには、ただひたすらに仕事に打ち込む毎日となってしまいました。
さらに私は会社の都合で地方に引っ越したため大学時代の友人とも距離が離れてしまい、休日も誰とも遊ぶことなく1人で家で過ごしていましたね。
会社でも孤独、家でも孤独・・・。
まさか、この状況がこんなにも辛いとは思ってもいませんでした。
同期、同年代がいないというのは想像以上につらい
職場に同期や同年代の友人がいるかどうかって、仕事のモチベーションや、やる気にも関わってくる重要な要素だという事を思い知らされましたね。
同期に囲まれている状態では気が付かないものですが、いなくなって初めて同期の大切さが分かりました。
会社でのストレスというものは逃れようもないものですから、それを共有し合える同年代がいなければつらいのも当たり前です。
ちょっとした愚痴の言い合いも出来ませんし、仲良くお喋りする事も出来ません。軽く飲みに行く事も、食事に行く事も。
こんな状態だと、会社にいるのにまるで引きこもっているかのような錯覚さえ覚えました。
それに、同期というものは心の支えであると同時に良きライバルでもあります。
そんな存在が全くいない職場であればやる気も出ませんし、あとこれは人にもよりますが同年代の異性がいないというのも人によってはかなりつらい要素ですね。
実際私も「自分が思い描いていた社会人生活と全然違う」と思いましたし、毎日会社で寂しい思いをするのが本当に辛かったです。
同期や同年代がいない事によるメリットもある
ただ、一応同期や同年代がいないという状況にはメリットもあるので、それについても触れておこうと思います。
メリットを知っておけば、もしかしたら「頑張ろう」という気持ちになるかもしれません。
同期や同年代での争いがない
同期や同年代が沢山いる会社だと、競争が起こる場合もあります。
- 「あいつよりも出世したい」
- 「なんであいつは自分よりも人気なの?」
- 「自分の方が仕事が出来るのになんであいつばっかり」
みたいに陰口や悪口を言う人もいるかもしれませんし、周りよりも良い評価を貰いたいがために人の足を引っ張ろうとする人もいるかも。
しかし、社内に同期や同年代がいない場合はそういった事がまず起こりません。
そのため、良い風に考えれば「平和に過ごせる」とも言えますね。
周りと比べられる事がない
会社に同期がいなくて自分1人だけなのであれば、他の人と比べられるという事がありません。
たとえ仕事が遅かろうと、ミスが多かろうと全ての基準は自分になるため多めに見てもらえる事が多いです。
例えば、もし同期がいてその人達が超優秀な人達ばかりであれば、たとえ自分の能力がそこそこあったとしても周りと比較されて「出来ないやつ」という評価を受けてしまいます。
社内での評価というものは周りとの相対評価なため、「周りと比べてどのくらいか?」という評価基準なんですよね。
そういった面を考えれば、「社内で好評価を受けやすい」というのはメリットになります。(裏を返せば、それが孤独であることの証明なのですが・・・)
経験豊富な人達から色々なことを学べる
会社に歳の離れた人しかいないということは、それだけ「経験豊富な人達と関わる機会が多い」とも言えます。
同期や同年代とは違って長く生きて来ている訳ですから、そこから学べる事も多いでしょう。
それに、価値観の違いやジェネレーションギャップから学べる事があるというのもまた事実で、新しい刺激が得られるかもしれません。
何かを相談する際にも、年上の人達の意見は何かと頼りになるものです。
豊富な経験から的確なアドバイスを貰えるかもしれませんし、今後の人生に役立つ助言なんかも得られるかもしれませんね。
会社で同期や同年代がいなくて寂しいなら転職を検討しよう
もし、上記に書いたメリットがあなたにとってなんのメリットにもならなかったり、それ以上に孤独がつらい場合はこういった環境から抜け出すために転職を考えた方がいいかもしれません。
同期や同年代がいないというのは本当に寂しいですし、常に孤独です。
無理して働き続けていても、いずれ限界を迎えてしまうかもしれません。
稀に孤独に強いタイプの人も存在しますが、やはりそう多くはありませんね。
たとえ「自分は孤独に強い」と思っていたとしても、いざそのような状況に置かれてしまえば耐えられない人の方が多いです。
耐えきれなくなってしまう前に、早めに転職して仲間に囲まれる会社を目指した方が将来的にみてもプラスになります。
転職にマイナスイメージを持っている人もいますが、むしろ自分が望む環境を手に入れるためには必要な事です。
海外では転職なんて当たり前で、より良い環境を目指して行動するのが普通です。
会社というものは長い時間を過ごす場所ですから、そんな場所が孤独な環境であればつらいのも当然でしょう。
それに、無理して孤独な環境で耐え続けていれば、うつ病にかかってしまう危険もあります。(私はなりかけました。)
「同期や同年代がいないからって転職するのは・・・」と思う人もいるかもしれませんが、人間関係による転職は、常に転職理由の1位なんですよ。
人間関係を理由に転職する人が、日本で一番多いんです。
裏を返せば、それだけ会社の人間関係というのは「仕事をしていく上で重要な要素」だということですね。
会社に歳の離れた人達しかいなくて辛い時は、思い切って行動してみてください。
・・・とはいえ、いきなり転職というのも難しいでしょうから、まずは転職サイトに登録をして
- 今の自分のキャリアなら、どの業界に転職できるのか?
- 自分の年収相場はどのくらいか?
- 今、どの業界が熱いのか?
といったリサーチをしておきましょう。
転職サイトに登録したからといってすぐに転職する必要はないですし、リサーチ目的だけでも十分に役割が果たせます。
常に求人をチェックしておけば、今どの業界が儲かっているのかといったトレンドが分かりますし、年収相場も見えてきます。
今の職場が孤独で少しでも環境を変えたいと思っている人は、とりあえず登録しておいて損はありませんよ。
また、「もう転職活動を始めてみようかな」という人であれば、オススメは転職サイトではなく転職エージェントを使う方法です。
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3社も4社も登録してしまうと、対応が追いつかなくなって逆に非効率になるため注意してください。
まとめ
過去の私のように「この職場で働き続けても寂しい思いをするだけ。毎日が辛くてつまらない」と感じているのであれば、出来るだけ若いうちに転職した方がいいでしょう。
転職は若ければ若いほど有利です。歳を取れば取るほど、その歳相応のスキルや経験を求められてしまいます。
幸い、今は人手不足の影響で会社も採用に積極的ですし、求人が溢れている状態です。
そんなラッキーな状況ですから、仲間に囲まれながら楽しい社会人生活を送れる会社に転職することは簡単です。
ただ、いつまでも転職市場が活発な状況が続くという保証はありませんので、自分が将来後悔しないと思える道を選んでください。