人って、自分以外の誰かに対して無責任なものなんですよ。
だってそれは自分じゃないから。
例えばあなたが別の道に進もうとした時、家族や友達から反対されるかもしれませんね。
でも、この場合って本当にあなたのためを思って言ってくれている場合ももちろんありますが、
嫉妬や、自分が知らない世界へ行ってしまうことの恐怖から批判してくることだってあるわけです。
大抵の場合、無責任な発言である事が多いんですよ。「あなたのことを本気で思って」ということは少ないです。
たとえ本気で思って言ってくれているとしても、実際は進んでみなければ分かりませんよね。
そして、あなたのことを一番よく分かっているのはあなたです。
他人の意見に流されるのは危険なんですよ。
ドリームキラー
ここで、分かりやすいように私の体験談を具体例としてあげましょう。
私が派遣されていた会社との契約を切ることになった時の話です。
私は、仲が良くお世話になっていた人(Aさんとします)にその節を伝えたのですが、
伝えた途端、不機嫌になりました。
そして終了の日が近づくにつれ、私を攻撃するようになってきたのです。
私に否定的な発言をぶつけてくるんですよね。
私は自分の事を人に話すのが好きじゃないので、
Aさんに「今の仕事辞めて何するの?」と聞かれた際も適当にはぐらかして流していたんですが、何度も何度も聞いてきます。
プライベートだから話したくないといっても「何で?いいじゃん。○○とかやるの?」と、意地でも探り当てようとしてきます。
このAさんは常日頃から「他人に興味ない」と言っていた人なのですが、根掘り葉掘り聞いてくる。
仕方なく、辞めた後何をするだとかこんなことに挑戦したいという思いを話したところ、
「お前は甘い」
と言われてしまいました。
Aさんとのやり取りをまとめると
Aさん「今いるところで成果を出さずに辞めるのはよくない。せめて結果を出してからにするべきだ」
私『違う道に進みたいのにそんなこと言ってとどまっていたらすぐに30歳40歳になってしまいます』
Aさん「30歳で違う道に行くのも遅くないじゃん。お前の考えは甘いよ」
とのことでした。なるほど一理あります。しかし、彼の発言に従うことは私にとってマイナス。
私の望んでいる未来は今の道の先にないため、今の道を進むことに使う時間が無駄だからです。
時間が無限だったらやるけど
違う道に行こうとしているのにここで結果を出すまではダメってちょっと納得できない。確かに言いたいことは分かりますが、時間は有限。
いくらでも時間があるならやりますがそうではない。
だったらそれに使う時間を、自分が進みたい道のために使った方がよっぽど良いじゃないですか。
そもそも「別の道に進むのは甘い」って、じゃあ一度入ったら、違うと思っても一生やり続けなきゃいけないのでしょうか?
確かに、長く続けた方がより良くなることは知っています。
しかしそれは、”何を続けるか”によって変わりますよね。
自分に合っていないもの、苦手なものを無理して続けたところで、それはたかが知れています。正直時間の無駄です。
得意なこと、興味のあるものを続けなければ、長期の継続というものは何の意味も持ちません。
そして、実際にやってみなければ適正や、本当に興味があるのかどうか分からないというのもまた事実です。
ですから、やってみて、合わないと感じたら、別の道へ。
そうして探していくことが、自分の人生をより良いものにするためにも必要でしょう。
耐えることだけが美徳ではない
他にも「最近の若い奴は耐え性が無い」とか言われましたが、
いつまで“やりたくないことでも定年まで我慢してやり抜くことが美徳”みたいに思っているのでしょうか。
今はもう高度経済成長期じゃないんですよね。
とりあえず会社に行って嫌なことでも耐えていれば勝手に年功序列で出世して給料が上がっていった時代とは違うんです。
同じ業界ならまだしも、まったく別の事をやろうとしているのに結果を出してからって、もはや私の進みたい道を妨害したいだけにしか見えません。
そもそも、Aさんはこの40年間ずっと同じ業界にいた人です。別の道に進んだことすらない人にそんなこと言われたくないです。
無責任に批判するドリームキラー
ドリームキラーってやっぱりいたるところに存在していて、そういう人の発言は無責任なものですよ。
でも、もしかしたらAさんは別の道に進んだことがないから、そうしようとしている私を無意識に邪魔しようとしているのかもしれませんね。
今まで自分が歩んで来た人生(一度も違う道に進まないという選択)を否定されているように感じるのかな、とも思いました。
でも、これって多分誰しもが持っていますよね。
自分とは違う選択をした人を批判したくなるのは、過去に自分がした選択を批判されているように感じるから。
私が違う道に進むという選択をすることで、
Aさんが過去に選んだずっと同じ道を進むという選択が批判されているように感じたのかもしれないですね。
過去の自分と違う選択をした人を心から応援できる人って、かなり心が強い人だと思います。
無意識のうちに誰もが、ドリームキラーになってしまう可能性があるわけです。
まとめ
ドリームキラーに色々とあなたの人生を否定されたりするかもしれませんが、あなたのことを一番よく知っているのはあなたです。
「お前のためを思って言っているんだよ」
と言われたとしても、こういう発言をする人より自分の方が、自分についてよく分かっているはずです。
自分が選んだ選択に自信を持って突き進んで行きましょう。