転職について自分の妻に相談したら反対され、いわゆる「嫁ブロック」を受けてしまった場合って、どうしたら良いのか悩みますよね。
女性は「安定」を重視する傾向が強いため、「転職を反対された・・・」というのも珍しい話ではありません。
たとえ、
- 「激務から抜け出したい」
- 「キャリアアップを目指したい」
- 「今より環境を良くするために転職したい」
等の理由をきちんと伝えたとしても、「転職なんてして欲しくない」と言われてしまう可能性はあります。
それはなぜかというと、転職によってライフスタイルが変化することや、転職が長引くことによって経済的に不安定になる事などが「怖い」と思われてしまうからなんですよね。
いくら「転職して状況が良くなる」可能性が高かったとしても、女性はそれよりも「安定」を望むものです。
では、一体どうすればこういった「嫁ブロック」を突破し、納得させられるのでしょうか。
嫁ブロックが起こる理由は?
嫁ブロックが起こる理由は簡単に言えば、「不安定になるから」です。
転職をすれば、今まで安定していた生活や給料などといったライフスタイルが大きく変わることになりますからね。
安定を望む女性にとって「変化」というのは恐るべき存在なため、安定から遠ざかる行為に対してはどうしても反対してしまいます。
ここで少し、転職によって変わるライフスタイルについて掘り下げて見ていきましょう。
年収の変化
転職によって会社が変わるのであれば、年収も変わります。
今まで毎月同じくらいの額が振り込まれていたものが、多少なりとも変動するわけです。
つまり、「今まで安定したものが不安定になってしまう」というわけですね。
また、嫁ブロックは共働きよりも専業主婦の女性の方が起こしやすい傾向にあります。
共働きであれば夫が転職したとしても嫁の稼ぎがありますが、専業主婦の場合は夫の稼ぎだけしかありませんからね。
収入源が1つしかないのに、それが転職で先行き不透明になると思えばやっぱり不安になってしまいます。
会社の知名度の変化
これは人にもよりますが「有名企業から無名企業」へ転職する場合、嫁ブロックされる可能性は高くなります。
いくら前社より給料が上がるとしても、自分の友達に「夫は有名企業の〇〇に勤めている」と言えなくなってしまいますし、「有名企業=安定」「無名企業=不安定」と思っている人も多いですからね。
たとえB to B(企業と企業が取引をする会社)の大きな会社で、給料も良く安定した会社であったとしても、「無名」だというだけで反対してしまう人はいます。
B to Bの会社が、B to Cの会社(企業が一般のお客さんに向けて商売をする会社)よりも無名なのは当たり前なのですが、そういったことを知らない人もやはりいますからね。
一般のお客さんに向けてCMを流す必要がないB to Bの会社はどうしても知名度が低くなってしまいますが、ただ知名度が低いだけで会社としては安定しています。
しかし、そういったことを知らない女性は「知名度が低い=不安定」だと思ってしまうため嫁ブロックが起こってしまうというわけです。
休日の変化
転職で休日が変化する場合、ライフスタイルはかなり変わることになってしまいますよね。
特に、
- 今まで土日休みだったのに、転職先は平日休み
- 妻と休日がズレてしまう
- 平日休みなので、子供の学校行事に出られなくなってしまう
等といった場合は、やはりあまり良い印象は与えられません。
勤務地の変化
勤務地も、かなり重要な要素です。
というのも、転職によって職場が遠くなれば、あなたの奥さんの負担はそれに伴って増加してしまうからです。
職場が遠くなれば、通勤時間が伸びますよね。
そうなればいつもより朝早く起きてあなたを起こしたり、朝食を作らなければなりません。
さらには夜帰ってくるのも遅くなるでしょうから、睡眠時間もかなり減ってしまうわけです。
「朝は早くなり、夜は遅くなる」
こういった面もあって、転職で勤務地が遠くなるようであれば嫁ブロックされる可能性は高くなってしまいますね。
転勤による変化
また、転職先が転勤のある会社の場合も、反対されてしまうかもしれません。
もし奥さんがマイホームの購入を考えている場合、転勤は大きなリスクになります。
せっかく家を買ったのに会社の都合で遠くに転勤になってしまえば、「家を売る」か、「単身赴任で別々に暮らす」しかないですからね。
また、あなたが転勤した場合は奥さんの住む環境も変わってしまいますし、お子さんがいる場合は学校だって変わってしまいます。
やはり、転勤というのはライフスタイルにかなり影響を与えるものなので、猛烈に反対されるかもしれません。
妻に転職を反対されたらどうすればいい?
では、もし転職を嫁ブロックされてしまった場合、一体どしたら良いのでしょうか。
将来を考え、
- さらなるスキルアップを目指したい
- この会社に勤めていても将来は暗いだろうから転職して環境を変えたい
- 今の会社で働き続けていたら、身体を壊してしまうかもしれない
などの理由から転職しようと思ったのにも関わらず、嫁ブロックされてしまった場合の対処法について挙げていきます。
頭の良い妻であれば論理的に説明し納得してもらう
あなたの奥さんが頭の良い人なら、転職による長期的なメリットを論理的に説明し納得してもらいましょう。
確かに転職には短期的な不安定がありますが、それ以上のメリットが得られる可能性がどのくらいあるのかということを提示すれば良いのです。
まずは、今自分が持っているスキルや経験、年齢などから自分の転職市場での価値を示し、どの程度の期間で決まりそうなのかということを伝えます。
その上で貯金がいくらあって、それまでには決まる確率が高いということを示し、今の会社で勤め続けることによるデメリットと、転職後の給料や環境の向上によるメリットを提示します。
ここまで論理的に説明すれば、頭の良い妻であれば納得してくれるでしょう。
良い関係が維持出来ていれば最終的に「まあ、あなたが決めたことだし、しっかり考えてるんなら良いよ」と理解を示してくれるはずです。
感情的な性格の妻の場合は感情に訴える
逆に、感情で物事を判断するタイプの女性の場合は少し苦労するかもしれません。
こういった感情で動くタイプは少々厄介で、「転職=リスクが高い」とか「転職=不安定」といった漠然としたイメージで物事の全てを判断してしまう人が多いからですね。
いくら論理的に説明しようと、「でも転職は不安定だし」で終わりです。
長期的にはメリットが多いと言ったところで「でもそれまで収入なくなるじゃん」で終わってしまい、それ以上は喧嘩になる可能性が高いです。
理解を得られないまま押し通したところで「私より自分の意見を大事にするの?最低!離婚!」と暴走するかもしれません。
こう言った感情論な人が妻であった場合は、文字通り感情に訴えかけることで納得してもらえるでしょう。
- 「お前を幸せにするために転職する。今のままだと一緒に過ごす時間もなかなか取れないから」
- 「次が決まるまでは不安定だけど、転職したら今よりも給料がさらに上がるから心配しないでほしい」
- 「今まで迷惑をかけてばかりだったから、転職を機に変わりたいと思っている」
等といったアプローチが効果的です。
ここで大事なのは、全て「妻のため」だということをしっかりと伝えることで、「大事にされている」「私のことを思っての判断なんだ」と思ってもらうことです。
また、1日で説得しようとも思わず、プレゼントを渡したりちょっと豪華な食事に連れて行ったりしてご機嫌を取り、少しづつ転職を認識させていくようにもしていきましょう。
こういった女性脳の妻を説得するのは骨が折れますが、しっかりと「お前のためでもある」ということを伝えられれば納得してくれるはずです。
転職準備をして、リスクの低さをアピールするのも効果的
また、より転職を納得してもらうためには、「これだけの準備を行なっている」ということを示すのもかなり効果的です。
そのためには、転職エージェントを活用してあなたに合った求人の紹介や面接対策などを無料で行なってもらうのがいいでしょう。
転職エージェントに、
- 転勤の無い会社がいい
- 今よりも条件のいい会社にしてほしい
- 勤務地は電車で1時間以内が希望
等といった自分の希望を伝えれば、膨大な求人の中から条件にマッチした求人を紹介してくれます。
待遇面での交渉もプロのエージェントがあなたの代わりに会社に対して行ってくれるため、より良い条件の会社に入りやすくなります。
こういった「入念な準備を行なっている」という事を奥さんに分かってもらえば、最初は反対していたとしても次第に「転職したら今より状況が良くなりそうかも?」と思ってくれるはずです。
転職エージェントは、求人を出している企業側からお金を貰っているため私たち利用者側の負担は0円です。
休日や祝日にも対応してくれるため、仕事が忙しくても空いた時間に利用することが可能ですよ。
転職エージェントは、国内最大手の
と、外資系に強い
あたりを使えば良いでしょう。
この2社で国内・外資どちらの求人にも対応可能です。
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3社も4社も登録してしまうと、対応が追いつかなくなって逆に非効率になるため注意してください。
まとめ
嫁ブロックは少々厄介ですが、それで転職を諦めてしまうのも勿体無いです。
今よりも状況を良くしようとして転職を決めたのですから、必ず奥さんも納得してくれるはずです。
それに今は人手不足の影響で会社も採用に積極的なため、良い条件の会社に入りやすいですからね。
ただ、いつまでも転職市場が活発な状態が続くという保証はありませんので、動くなら出来るだけ早い方が良いでしょう。
上記に書いた対処法を参考にしながら、転職活動を進めていって下さい。