自分の勤めている会社がクソであると自覚すればするほど、「こんなクソ会社、さっさと倒産すればいいのに」って思いますよね。
私が以前勤めていた会社もブラック過ぎて、「早く倒産しねえかなこのゴミ企業」って毎日思っていましたからね。
ブラック企業が増え続けている日本では、やはり「早く倒産してほしい」と思う人は増えてきているようです。
ただ、憎まれっ子世に憚るじゃないですがこういったブラック企業っていうのはまるでゴキ〇リのようにしぶとく生き残っていくものなんですよね。
今回はブラック企業が倒産しにくいその理由と、「さっさと潰れろ」と思うくらい会社が憎くなった時の対処法について書いていきます。
ブラック企業が倒産しにくい(潰れにくい)理由
ではなぜ、ブラック企業と呼ばれる会社というのは倒産し難く、しぶとく生き残ってしまうのでしょうか。
その理由はいくつかありますが、具体例を挙げると
- 労働力を安く使っている(労働者を低賃金で使い倒している)
- 法律を無視することで利益を増やしている
- 利益だけを追求しているためしぶとい
などですね。
1つ1つ見ていきましょう。
1、労働力を安く使っている(労働者を低賃金で使い倒している)
上記の中でもブラック企業の一番の特徴はやはり「労働者を安く使っている」ということでしょう。
労働者に支払う給料などを最大限安くしたり、サービス残業をさせることで人件費を浮かして利益を最大化しています。
その他、会社の売り上げが上がってもそれを社員には還元せずにそのまま会社の利益として吸い取ってしまうなどの特徴などもありますね。
そのため、きちんと社員に給料として還元しているホワイト企業よりもしぶとく生き残ってしまうんです。
他にも、日本人ってどうしても根性論が好きというかそういう風に育てられてきた人が多いため、
- 「つらくても耐えるのが美徳」
- 「逃げ出してはいけない」
- 「一度始めたことは最後までやり遂げなければならない」
みたいな価値観が蔓延していますよね。
そのため、たとえブラック企業に入ってしまったとしても
- 「入社してしまった以上はやり遂げなないと・・・」
- 「つらいけど頑張って耐えなきゃ・・・」
- 「ブラックだからといってすぐに辞めるのは逃げだよね・・・」
みたいに考え、たとえブラック企業であったとしても辞めずに続ける人が多いです。
その結果ブラック企業が減らないという負の連鎖になっており、しぶとく生き残る手助けをしてしまっているんです。
海外みたいに、「クソ会社だったらすぐに転職」みたいな価値観であれば、ブラック企業には人が集まらないため嫌でも倒産しますからね。
さらに海外は「サビ残なんてやるわけない。労働の対価はきちんと支払われるべきだ」という考えであり、これは日本も見習うべきでしょう。
(もちろん、海外の考え方が全て正しいと言っているわけではなく、あくまで「見習う部分はある」という話です。)
サービス残業なんて会社からいいように利用されているだけであり、会社もサビ残している人のことなんて「いやー無給で働いてくれるなんて便利な存在だわ」程度にしか思っていませんからね。
これ以上日本にブラック企業を増やさないためにも、クソ会社だと分かったらすぐに辞めるようにした方がいいでしょう。
2、法律を無視することで利益を増やしている
上記に書いた「労働者を安く使っている」、「社員にサビ残をさせている」という話とも繋がってくるのですが、ブラック企業はこういった法律無視を行なっているためしぶといです。
本来、法律を全て遵守するのであれば、
- 残業代は1分単位で支払う
- サービス残業などもっての外
- どうしても無理な時以外は有給取得を拒否しない
などをしなければいけませんが、これをやらなければ当然会社の利益はその分増えますよね。
その他、本来であれば会社都合退職なのにも関わらず自己都合退職にさせたり、残業代をちょろまかしてきちんと支払わなかったりと、あらゆる面で法律を無視してきます。
つまり、きちんと法律を遵守しているホワイト企業よりも、法律を無視しているブラック企業の方が利益が増えるため潰れにくいんですよね。
3、利益だけを追求しているためしぶとい
上記2項目のまとめみたいになりますが、ようはブラック企業って「会社の利益だけを追求しているため倒産しにくい」ということなんです。
労働者を安く使い倒し、労働者に対する法律も無視して、とにかく会社の利益を増やそうと必死です。
他にも、平社員の給料を安くして自分たち役員の給料を極端に高くしたりと、利益の追求に余念がありません。
だからブラック企業はしぶとく生き残り、倒産しろと願ってもなかなか潰れないものなんですよね。
そこで働く私たちにとっては悔しいったらありゃしませんが、ブラック企業は「潰れないもの」と思っておいた方がいいでしょう。
何か不祥事を起こしたりして自滅する会社も当然ありますが、大抵の場合法律の裏を突いたり汚い手を使ってやり過ごしたりするため、倒産を待つよりも自分から脱出するようにした方がいいですね。
潰れてほしいと思うくらい会社に対して恨みや憎しみが湧いた時
「倒産してほしい」と思うくらいのブラック企業であれば、会社の違法行為に対して反発してみてもいいかもしれません。
例えばサビ残を強要されたり、有給を拒否されたりしているのであれば「労働基準監督署」に相談しに行くとか、直接上司に抗議するなど方法は色々とあります。
ただ、これをやることで会社から逆恨みされたりしてさらに待遇が悪化する場合もあるため慎重に検討してください。
もし辞める覚悟があるのであれば、きちんと残業の開始と終了の時刻をメモしておき、辞める際に裁判を起こして未払いの残業代を支払ってもらうというのもいいかもしれません。
実際、会社に仕返ししたいと思った人が裁判を起こし、10年分の残業代(約数百万円)を勝ち取ったという人もいます。
このように、辞める際に違法行為を告発して会社に天罰を下すことで日本からブラック企業を減らす手助けが出来ますし、これに苦しむ人たちを少しでも減らすことが出来ますね。
逆に自分が潰されてしまう前に転職を。
ここまで書いてきたように、ブラック企業の倒産を望んでいてもなかなか潰れてくれないものです。
もし、運よく倒産してくれれば会社都合退職になるため転職時にも有利ですし失業保険もすぐにもらえますが、それを待つまでの間にあなたの心と身体はボロボロになってしまうでしょう。
労働者を使い倒すブラック企業で働いていては、長時間労働などの激務により倒れてしまうかもしれませんね。
「ブラック企業なんて潰れてしまえ」と思っていたら自分が潰れてしまったなんて笑えません。
ですので、倒産を願うほど会社に対して不満が溜まった場合はさっさとその会社から抜け出した方がいいでしょう。
幸い今は人手不足な影響で企業も採用に積極的ですから、転職するなら今がチャンスです。
ホワイト企業を探すのであればやはり適当に転職活動をするのではなく、きちんと転職エージェントを使った方がいいですね。
転職エージェントであればブラック企業を除外してくれているため、かなり信頼出来ると言えます。
求人を出している会社が費用を負担しているため利用は無料ですし、気軽に使ってみましょう。
自分1人で探すのもいいですが、転職エージェントを利用した方が普通に求人に応募するよりも条件が良くなる場合が多いですよ。
5分程度の登録さえ済ませてしまえば1人で全部やるよりも圧倒的に楽が出来るためオススメです。
今の時代はやはりブラック企業が多いですが、ホワイト企業だってきちんと存在します。
長く働ける職場を見つけるためにも、前向きに転職を考えてみましょう。