工場勤務って、飽きますよね。
覚えてしまえば単純作業の繰り返しですし、変化のない日々はつまらないものです。
それに、毎日ずっと同じことをやっていれば時間の進みが遅く感じるため、「まだこんな時間か」みたいに正直退屈。
そのわりには、1週間が経つのは早いのですが・・・。
では、工場勤務を辞めたいと思った時はどうすればいいのでしょうか。
工場勤務を辞めたいと思う理由は?
まず最初に、工場勤務を辞めたいと思った理由を明確にしましょう。
毎日に変化がないから
単純作業は誰にとっても退屈なので1日が過ぎるのは遅く感じるものの、1年が過ぎるのは早く感じます。
毎日が繰り返しであれば脳が新しく記憶する情報がないため、「気がつけばあっという間に1年が過ぎていた・・・」なんてことになりかねません。
同じことをやっていると飽きるのは当たり前で、人間というものは変化のない毎日を嫌うものなんですよね。
それに新しく学ぶことが少なければ当然スキルも積み上がって行きませんし、ただ歳を重ねるだけになる恐れがあります。
時間が過ぎるのがあっという間で、人生を無駄にしている感じがあるから
それでも、自分に向いていたり、労働時間が少なかったりすればいいですが、そうではないのなら本当にあっという間に時間が過ぎていきます。
あれから1年、5年、10年・・・と、気がつけば歳を取り、転職しようにもすでに一生抜け出せない年齢になっていた・・・なんてことも。
変化のない日々を過ごしていれば、あとで振り返った時に「自分の人生、何だったんだろう」なんて後悔するかもしれません。
労働時間が長いから
工場勤務というものは労働時間が多いところが多いです。
その点、残業代はしっかりと貰えるところがほとんどですけどね。
ただ、「時間がなくてお金を使う暇がない」なんて人が工場勤務には多いです。
睡眠時間を削ってパチンコなどをやるくらいしか本当に時間がないため、そういったことをやらない人であれば勝手に貯金が貯まっていくため考えようによってはアリかもしれません。
しかしまあ将来的に考えれば出世や昇給も望めないため、「時間を切り売りしている」という感覚はどうしても残るのですが・・・。
やはり精神的に病んでしまう人も多いため、ある程度のところで別の会社に転職するなどした方がいいかもしれません。
工場内での人間関係が悪いから
また、「工場内での人間関係が良くない」から辞めたいと感じる人も多いです。
他の一般的な会社と比べればそれほど人と関わる機会は少ない方なのですが、それでも仕事をする以上会話をする必要は出てきます。
ミスをしたらすごい勢いで怒ってくる人がいたり、仲の悪い人がいれば居心地が悪くなりますし、さらに酷くなれば工場内に自分の居場所がなくなってしまいます。
人間関係というものはいつも退職理由の第1位に居座っているくらいですから、それだけ多くの人が悩んでいるということが分かります。
人と会話する機会が少ないから
工場勤務などの製造業では、基本的に人と会話する機会は少ないです。
そういうのが平気な人なら耐えられるでしょうが、コミュニケーションを積極的に取っていきたいタイプであればただ苦痛なだけですね。
それに、人と話すことが少なければ対人スキルも下がります。
一生続けていく自信がないのであれば、早めに転職を検討した方がいいでしょう。
ミスを連発してしまうから
いくら単純作業だとはいっても、そもそも適性がない場合ミスは増えます。
人それぞれ得意不得意はあるもので、手先が不器用だったりすると「どうしてもミスをしてしまう」なんてことはありますね。
ミス繰り返せば当然上司からも怒られますし、社内での人間関係も悪くなってしまいます。
日勤と夜勤の交代制で生活リズムが崩れるから
工場勤務は日勤と夜勤が繰り返される職場が多く、生活リズムはどうしても崩れます。
そうすると体内時計が狂い始め、次第に身体に不調を感じるようになったり、実際に病気にかかってしまう人もいますね。
身体を壊して退職する人も多い職種ですから、そういった事に強い人でなければリスクが大きすぎます。
工場勤務を辞めたい時はどうしたらいい?
工場勤務を辞めたい場合、本来であれば在職中に転職活動をしてキャリアアップの転職を狙うべきですが、正直工場勤務にキャリアアップなんてない場合がほとんどです。
「部下の指導に携わっていた」など、部下のマネジメントを行う立場にいたのであれば転職の際にもアピールポイントになりますが、そうではなくて本当に単純作業しかしていないのであれば、もはやこのまま続けていても時間を無駄にするだけだといえます。
やはり、ただ単に作業員だったりオペレーターであれば、誰でも出来ることだと判断されてしまいますね。
「NC旋盤を扱える」などであれば、そういった技術を必要としている会社への転職は簡単でしょうが、「ほぼその会社にしかないような機械を扱える」だと歳を取ってからの転職は厳しいです。
幸い、夜勤などを行えばお金自体は貯めやすい仕事だと言えるので、出来るだけ貯金して会社を辞めてからゆっくり転職活動をするのがいいでしょう。
それにまだ若いのであれば、今は人手不足の影響で求人が豊富ですからすぐに次の転職先が決まるはずです。
仕事を変えたい時はどうしたらいい?
転職先を決める際は、今までと同じ製造業で、なおかつ将来的にスキルアップやキャリアアップが出来る会社を選ぶといいでしょう。
製造業から営業職へ転職する人は少ないですし、そもそも今まで対人関係が少なかった場合はその能力が低下している可能性があります。
製造業といっても色々あり、機械設計やIT分野、プログラマーやWEBデザイナーなんかも、何かを作り出すという意味では製造業です。
工場の仕事よりかは人と話す機会は増えますが、人と関わることが嫌いでなければこれらも選択肢に入れると将来的にも有利になります。
・・・と色々言われても、そもそも自分が他に何に向いているのかなんて簡単には分かりませんよね。
私も実際に転職する時に他の仕事なんてさっぱり分かりませんでしたし、漠然としたイメージしか持っていませんでした。
ですので、まず最初にやった方がいいのはとりあえず転職サイトに登録をして
- 今の自分のキャリアなら、どの業界に転職出来るのか?
- 自分の年収相場はいくらくらいか?
- 今、どの業界が熱いのか?
といったリサーチをしてみる事です。
転職サイトに登録したからといってすぐに転職する必要はないですし、リサーチ目的だけでも十分に役割が果たせます。
常に求人をチェックしておけば、今どの業界が儲かっているのかといったトレンドが分かりますし、年収相場も見えてきます。
今の職場に不満がある人はとりあえず登録しておいて損はありませんよ。
また、「そろそろ転職活動を始めようかな」という人であれば、オススメは転職サイトではなく転職エージェントを使う方法です。
転職エージェントは職務経歴書の作成から面接対策などを手伝ってくれて、さらにあなたにマッチする求人を無料で紹介してくれる仲介サービスです。
在職中でも登録や相談が可能なため、まだ転職を検討している段階の人にもオススメできます。
独自求人も多いですし、企業側からお金を貰っているため利用者側の負担は0円です。
また、転職エージェントは「転職者が採用されなかった」または「転職者が入社後、半年経たずに辞めてしまった」場合は稼ぎが一切発生しないため、真剣にあなたの転職をサポートしてくれます。
転職エージェントは、国内最大手の
を使えばいいでしょう。
何社も登録してしまうと対応が追いつかなくなり逆に非効率ですし、リクルートエージェントだけで全て対応可能です。
まとめ
工場勤務は基本的にいつも同じことをやるだけなので、楽といえば楽です。
ですが精神的にはつらいことが多く、1日が過ぎるのは遅いのに1年はあっという間です。
それに、将来的にみてもスキルが身についていかないため給料アップもあまり望めません。
幸い今は人手不足の影響で求人が溢れていますから、工場勤務から脱出するなら今がチャンスかなと思います。
いつまでもその状況が続くという保証はないため、動き出すなら早い方がいいかもしれません。