人手が足りなくて休めない!人手不足のせいで仕事が多く、毎日がつらい時の対処法

人手が足りなさ過ぎる

最近は人手不足が騒がれていますから、常にギリギリの人数で職場を回している・・・なんて会社も多いです。

さらに酷いところだと、経営者が人件費をカットしたいがためにあえて人を雇わない会社もあります。

職場での人手が足りなければ当然休めませんし、たとえ休もうものなら

  • 「こんなに忙しいのに!!」
  • 「は?休むの?状況分かってる?」
  • 「え、あの人休むって?ウチらの仕事が多くなるじゃん」

 

など、非難殺到です。

 

休みたくても休めず、有給も使えないような職場であれば毎日つらいですし、まるで自分の人生が全て会社に支配されているかのような感覚まであるかもしれません。

やはり、こういった職場は離職率も高い傾向にありますが、「辞めたくても迷惑が掛かるから辞められない」なんて人も。

 

今回はそんな状況をなんとかするための方法についてまとめます。

 

 

なぜ人手が足りなくなるのか?

ではまず、なぜ人手が足りない状況になってしまうのか。

その理由は大きく分けて

  1. 単純に仕事量が多すぎる
  2. 社内の雰囲気が「休むなんてありえない」みたいな風潮
  3. その人数でも仕事が回っているから

 

の3パターンに分けられます。それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

単純に仕事量が多すぎる

まず最初に一応書いておくと、純粋に会社の仕事量が多すぎる場合です。

  • 上司の割り振りが下手
  • 本来であれば不必要な業務までやってしまっている(効率が悪すぎる)
  • そもそも会社自体が多くの仕事を抱えている

 

のどれかです。

上司の割り振りが単に下手くそなのであれば、失礼を承知で「少し仕事量が多く、手が回らないのですが・・・」と言ってみれば状況は多少改善するかもしれません。

また、本来であれば不必要な業務が多いのであれば、出来る限り仕事を効率化する方法を探し出してみましょう。

余計な資料作成など、そういう無駄な仕事が多ければ、弊害として「忙しいけどなんの成長にも繋がらない」なんて状況にも陥りやすいです。

何か削れる部分や、効率化できそうな所があれば積極的にやっていくと良いでしょう。

 

あとは、そもそも会社自体が多くの仕事を取って来てしまう場合ですね。

これは困りもので、「上司や社長が出来るだけ多くの売り上げを上げたいからとにかくバンバン仕事を受注し、そのしわ寄せが社員に来てしまっている・・・」なんて状況だと、なかなか改善が難しいです。

上司や社長との距離が近ければ相談するのもありですが、うっかり機嫌を損ねてしまえば今後の立ち回りにも影響が出て来てしまいます。

それに大抵の場合は拒否されてしまうでしょうし、「そうすると会社の売り上げが下がるけどお前責任取れんの?」なんて言われてしまえばもはや返す言葉がありません。

もしこういう場合を改善したいのであれば、取れる選択肢は転職するしかないでしょう。

 

社内の雰囲気が「休むなんてありえない」みたいな風潮

日本人って海外とは違って、「プライベートよりも仕事を優先!」という価値観の人が多い傾向にあるため、仕事よりもプライベートを優先する人に対して白い目で見てきたりします。

また、そうではなくても「自分は仕事してるのに休むなんてずるい!」みたいな、自分ができないことに対する妬み?のような感情を持つ人も結構いますね

社内がそういう雰囲気であれば休みたくても休めませんし、逆に自分も周りの人に休まれたら「自分の仕事が増えるし穴埋めもしなきゃだし面倒だ」と苛立ちを覚えるかもしれません。

 

日本では1人の人に色々な仕事をさせる会社がほとんどなため、誰かに休まれると色々と大変なのはよく分かります。(私もそうだったので)

こういった場合の対処法としては、「強引に休む」か、「休む前に出来るだけ自分の仕事を片付けておく」のどちらかです。

まあ前者は休んだ後出社する後ろめたいですから、やはり後者の手段をとった方がいいですかね。

やるべきことをやった上での休みであれば、文句を言われる事も少なくなるはずです。

 

その人数でも仕事が回っているから

最後は「その人数でも仕事が回っているから」です。

経営者からすれば、「今の人数でもきちんと仕事が終わってるんだからよくない?」みたいな感じなんですよ。

逆に考えてみれば、今の人数でどうしても仕事が終わらず、どんどん作業が遅れていってしまえば会社としても大打撃なため、どうにか人を増やして対処するはず。

つまり、いくら働く側が大変だろうと仕事が一応なんとか終わっている状態であれば「別に今の人数のままでいい」という判断が下されてしまうということです。

 

これをなんとかしたいのであれば、今まで頑張り過ぎていた仕事をバレないようにスローダウンさせ、「今の人数のままでは終わりません!人を増やしてください」とお願いしてみてください。

会社だって仕事が終わらないのは困りますから、何かしらの対処はしてくれるでしょう。

 

仕事量がいくら増えようと、給料は変わらない

こういう人員が足りてないような会社って、1人に対して2人3人分の仕事量を与えてきますが、その分給料が高いか?と聞かれればそんなことはないはず。

1人分の仕事をこなそうが、2人分の仕事を1人でこなそうが、働く時間が同じであれば給料も同じです。

 

「その分スキルが身につく」とプラスに考えたり、「暇すぎるよりもマシ」と割り切るか、どうしてもつらいようであればもっと楽な職場への転職も視野に入れましょう。

 

また、頑なに人を雇わないような会社は、そもそも事業が上手くいっていない可能性も高いです。

お金がなくて新しい人を雇えないから、仕方なく今いる人たちに押し付けているだけかもしれません。

そういった会社であれば未来は暗いですから、将来性を加味した上で判断してください。

 

人手不足で忙しければ、人生が仕事に支配される

人手不足の会社で休みすら取れないような状況であれば、「仕事=人生」みたいな状態になりますよね。

 

休みは週に2日だけ、酷い時には休日出勤も。それが1年、2年と永遠に続く・・・なんて恐ろし過ぎます。

 

それにそれだけ仕事が多ければ残業も多いでしょうから、毎日終電で家はただ寝るためだけの場所になってしまいますね。

これでは仕事するために生きているのと同じですし、言葉は悪いですが奴隷と同じような状態です。

上司や社長に掛け合えば改善されるかもしれませんが、今の状態でなんとかなっているのにわざわざコストをかけて人を増やすか?と聞かれれば疑問です。

 

まずは試しに「仕事のペースを遅くさせて間に合わなくする」という作戦を取り、それでも「今まで何とかなってただろ!気合いだ!」みたいに怒られたりして改善されなければ、そんな会社で務めていても消耗するだけです。

疲弊してぶっ倒れる前に、転職を検討した方がいいでしょう。

「辞めたら余計に迷惑をかけるから辞められない」なんて人もいますが、自分を犠牲にして尽くしたところでその末路は悲惨なもの。

自分の人生を会社に捧げて気が付けば歳を取り、「自分の人生って何だったんだろう」って後悔しても遅いです。

やはりこんな状況から脱出するためには、転職以外に道はありません。

・・・とはいっても、いきなり転職というのも難しいでしょうから、まずは転職サイトに登録をして

  • 今の自分のキャリアなら、どの業界に転職できるのか?
  • 自分の年収相場はいくらなのか?
  • いま、どの業界が熱いのか?

 

といったリサーチをしておきましょう。

転職サイトに登録したからといってすぐに転職する必要はないですし、リサーチ目的だけでも十分に役割が果たせます。

常に求人をチェックしておけば、どの業界が楽なのかという事も見えてきますし自分の年収相場だって分かります。

今の会社に不満がある人はとりあえず登録しておいて損はありませんよ。

 

また、もう今の会社に疲れ切ってしまって「転職活動始めようかな」と思い始めているのであれば、オススメは転職サイトではなく転職エージェントを使う方法です。

転職エージェントは職務経歴書の作成から面接対策などを行ってくれて、さらにあなたにマッチする求人を無料で紹介してくれる仲介サービスです。

在職中でも登録や相談が可能なため、まだ転職を検討している段階の人にもオススメできます。

独自求人も多いですし、企業側からお金をもらっているため利用者側の負担は0円です。

また、転職エージェントは「転職者が不採用になった」または「転職者が入社後、半年以内に辞めてしまった」場合は稼ぎが一切発生しないため、真剣にあなたの転職をサポートしてくれます。

 

転職エージェントは、国内最大手の

 

と、外資系に強い

 

あたりを使えばいいでしょう。

この2社で国内・外資のどちらの求人にも対応できます。

(外資系に興味がないならリクルートエージェントだけでOK)

3社も4社も登録してしまうと、対応が追いつかなくなって逆に非効率になるので注意してください。

 

まとめ

人手不足な状態の会社を自分1人の力で何とかしようとしても、どうにもならない場合がほとんどです。

わざと仕事を遅らせて「人手足りないですよアピール」をしても、「は?今まで何とかなってたじゃん。手を抜くなよ」と逆に怒られてしまうかもしれません。

やはりこういう状況を何とかしたいのであれば転職が手っ取り早いですし、転職することで今までよりも格段に楽になります。

給料だって今より多くもらえる場合も多いですから、求人が溢れている今のうちにさっさと転職してしまった方がいいでしょう。

いつまでも仕事が溢れているとは限りませんし、歳をとれば取るほど転職は難しくなっていきますからね。

ぜひ、自分が後悔しない道を選んでください。

 

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