会社を辞めた後、なかなか再就職ができずに無職の期間が長引けば焦りが出てきますよね。
私もそうだったのですが、
- もしかして、もうどこにも決まらないのではないか
- このままでは貯金が無くなってしまう・・・
- 世間体も悪いし、焦りしかない
こういった感情はどうしても出てきます。
周りの働いている友人たちとも比べてしまって「このままではどんどん遅れをとっていく一方だ・・・」と不安になったこともありました。
でも、安心してください。20代はまだまだ若いです。
その若さを存分に生かすことが出来れば、再就職はそこまで難しい話でもありません。
就職活動が一生上手くいかないなんてことは絶対になく、必ずどこかの会社に入ることは可能です。
もう一度言いますが、20代なら本当にまだまだ可能性に満ち溢れていますので安心してください。
20代なら再就職は余裕
とはいっても、今あなたが20代後半くらいであれば周りから色々と言われることがあるかもしれません。
- 「その歳じゃ、再就職なんて絶対に無理だろ」
- 「諦めて派遣とかやったら?」
- 「毎年新卒が大量に出てくるのに、その人達に勝てるの?」
など、心をえぐってくるような言葉を投げかけてくる人っていますよね。
私も経験があるのですが、言われた側は本当につらいですし、自信も無くしてしまいます。
ですが、逆に考えてみれば「じゃあ、あなたは実際に20代後半で再就職した経験あるの?」って感じじゃないですか?
要は、経験すらない奴が憶測で言っているだけに過ぎないんですよね。
建前上は「あなたのためを思って言っている」的な雰囲気を醸し出していたとしても、ただ適当にイメージで言っているだけでしょう。
実際私は再就職できたどころか何社も内定を勝ち取りましたし、そこまで難しいとも感じませんでした。
もちろん特別な資格なんて何にもないですし、会社を辞めてからずっとフリーターをやっていたのにも関わらずです。
まあ、今は少子高齢化の影響で人手不足なため会社も採用に積極的ですから、「チャンスがたくさんある」のは考えてみれば当たり前ですけどね。
毎年若い人が減っていっているんですから、「そもそも人が集まらない」なんて状況に嘆いている会社は山ほど存在します。
新卒を入れてもそれでも足りないくらいの状況ですから、要は「椅子取りゲームの椅子が余りまくっている」状況だと言えますね。
空白期間にやっていた事と前職を辞めた理由は必ず聞かれるので準備しておこう
ただ、再就職をする際は必ずと言っていいほど「前の会社を辞めてから現在まで何をしていたのか?」ということを聞かれます。
日本ではずっと会社に所属する人がほとんどであるため、空白期間がある人というのはいわば珍しい存在です。
ですから、その理由を必ずと言っていいほど聞いてくるんです。きっと気になるんでしょうね。
私が再就職した時は、
- 「なぜ、前職を辞めたのですか?」
- 「前職を辞めた後に空白期間があるようですが・・・」
- 「前の会社を辞めてから今まで、何をして過ごしていましたか?」
みたいな感じで聞かれました。
この時に一番やってはいけないのが、ネガティブな理由を言ってしまうことです。
いくら正直な理由だったとしても、初対面の面接官にしてみれば悪い印象しか残らないでしょう。
例えば、
- 「前の会社がブラックで、しばらく体調を崩してしまいました。」
- 「上司のパワハラによってうつ病になってしまったので休養していました。」
- 「再就職しようと思ったのですが、なかなか決まらなくて・・・」
などは、やめておいた方がいいです。
ここは嘘でもいいので、適当に好感度高そうな理由をでっち上げてください。
面接官も人間ですから面接内容なんてすぐに忘れますし、嘘でいいんです。(バレなければ)
参考までに例を挙げると、
- 「公務員になりたいと思い一生懸命勉強していましたが、やはり中々受かるまでには至りませんでした。年齢的な面を考えたらそろそろ再就職先を探すべきだと思い、自分の〇〇という強みが生かせる御社で〜」
といった感じでしょうか。実際に私が使った言葉です。
実際ぶっちゃけると公務員を目指していたというのは嘘ですが、普通に内定を頂けました。
数ヶ月経った後に当時の面接官と話す機会がありましたが、私が話した内容なんて全く覚えていませんでしたよ。
それくらい人間というのは忘れる生き物ですから、嘘でも何でもいいので良さそうな理由を考えておきましょう。
就職活動で焦りが出ると絶対に上手くいかない
焦りは悪い結果をもたらす場合がほとんどで、そういった精神状態では上手く行くものも上手く行きません。
「とにかく内定を得なければ」というガッツいた思いは相手にも伝わってしまうもので、違和感を感じさせてしまいます。
恋愛で例えるのであれば、恋人が欲しい欲しいオーラが出まくっている人って相手から引かれてしまい上手くいかない場合がほとんどなのではないでしょうか。
がっつきすぎていたり、必死すぎる感じが伝わってしまうと、相手からは嫌煙されてしまいますよね。
これは就職でも言えることで、焦った精神状態でなんとかしようとしても、なんとかならない事が多いです。
「数打ちゃ当たる」という言葉もありますが、就活には当てはまらないと思った方がいいでしょう。
それに、たとえ当てはまったとしてもブラック企業や「自分とは合わない会社」に入ってしまえば意味がないですよね。
そうなれば毎日「辞めたい」と思いながら働くことになってしまうかもしれません。
結局耐えきれずに転職・・・なんてことになれば、また就職活動(転職活動)をやらなくてはならなくなってしまいます。
恋愛でも、「とりあえず誰でもいいから付き合いたい」と手当たり次第に特攻して大して興味のない異性と付き合った人って、結局すぐに別れる人がほとんどだと思います。
ですので、しっかりと「どんな会社に入りたいのか」ということも考えた上で行動した方がいいでしょう。
ネガティブで無責任な言葉に惑わされないように注意
とは言っても、やはり一番大事なのは前向きに行くことです。必要以上にネガティブになる必要は全くありません。
インターネットなどを見ているとネガティブな意見が多くて不安になったりもしますが、そういった無責任な言葉は気にするだけ無駄です。
- 「雇ってくれる会社なんてあるわけないだろ」
- 「うちの会社はフリーターなんて雇わんわ」
- 「たとえ再就職したとしてもブラック企業とか零細企業に入るのがオチ」
みたいな書き込みを見かけたりもしますが、いつの時代の話だよって感じです。
一昔前の就職氷河期であれば分かりますが、上記にも書いた通り今は超絶人手不足な時代ですからね。
求人が桁違いに多い今であれば、再就職なんて本当に余裕です。
しかもまだ20代なのですから、さらに決まりやすいと言えますね。
30代でも正社員になれる人もいるくらいですから、自信を持って再就職活動を進めていきましょう。
まずは自分で反省と自己分析を行なってみよう
なかなか再就職先が決まらないという人は、一度落ち着いて「なぜ前回の会社は受からなかったのか」や「自分のどこが悪かったのか」などの反省と自己分析を行ってみるといいかもしれません。
まず最初のとっかかりとしてやるだけでもいいので、適当に紙とペンを用意して「前回の会社の選考に落ちてしまった原因」を、自分で考えられる範囲で紙に書き出してみるのがオススメです。
そしてその横に、次はどうすればいいかを考えて書いていきましょう。(紙に書き出すのが面倒であれば、頭の中で考えるだけでもOK。)
例えば、
- 緊張してどもってしまった→事前に何を話すのかある程度考えておく
- 予想外の質問がきて答えられなかった→質問に答えられなかった時用の回答を準備しておく
- 志望動機が上手く話せなかった→興味があって志望動機を堂々と話せる会社にターゲットを変更する
など、自分なりに考えてみるとその反省が次に生かせるので私もやっていました。
ここで大事なのは自分なりに分析することで、この際合っているかどうかは別に気にする必要ないです。
そもそも人によって捉え方が違う以上、「どんな状況にも最適な答え」なんて絶対に存在しませんから。
要は、自分で考えて改善するということ自体が大事なので、難しく考える必要はありません。
30歳になる前に社会復帰を目指そう
若者の減少のおかげで30歳でも余裕で正社員になれる時代ですが、より良い会社に入るためには20代のうちに再就職先を決めたいところ。
30歳になってしまえば書面で受ける印象も20代とは段違いですし、世間体も悪くなってしまうでしょう。
それに、周りがどんどん結婚して子供まで出来ていたりすると、さらに焦り出してますます決まらなくなる・・・なんて悪循環になってしまうかも。
やはり就職するなら「若ければ若いほど有利」というのもまた事実ですので、歳を取ってしまう前に行動した方がいいです。
再就職でホワイト企業に入るには?
私もそうだったのですが、20代で再就職を目指しているという人は前職で運悪くブラック企業に当たってしまったという人が多いのではないでしょうか。
ですので、ホワイト企業を目指す際は自分1人で就職活動を頑張るよりも就職エージェントを使った方がいいでしょう。
就職エージェントというのは、職務経歴書の作成から面接対策などを行ってくれて、さらにあなたにマッチする求人を無料で紹介してくれる仲介サービスのことです。
会社側は求人を載せる際、就職エージェントにお金を支払う必要があるため、やはりきちんとした会社が多いです。
逆に、サビ残させないと存続できないような会社や零細企業であれば、そもそもお金が払えないため就職エージェントに求人を載せられませんからね。
逆に言えば、無料で求人を載せられるハローワークにはブラック企業が多いことでも有名で、「求人内容と違った!」なんて話は山ほど聞きます。
その点、就職エージェントは安心ですし、会社側がお金を払っているため私たち利用者側の負担は0円です。(タダで利用できる)
やはり、こうした就職専門のサービスを活用することは、内定を勝ち取るためにも非常に有効な方法だと言えます。
私も再就職した際に利用しましたが、もはやこれのおかげで内定をたくさん貰えたと言っても過言ではないです。
例えるなら、自分1人で敵に立ち向かうか、強力な仲間と共に立ち向かうか・・・くらいの違いがありましたね。
就職エージェントって、「就職者が採用されなかった」または「就職者が入社後、半年経たずに辞めてしまった」場合は稼ぎが一切発生しないため、本当に真剣にサポートしてくれるんですよ。
空白期間があるからこそ、こういったサービスを積極的に使っていく事が内定への近道だと思います。
私は本当に使って良かったと思っていますし、心からオススメします。
就職エージェントは、28歳までであれば
を選び、29歳であれば
を選べばいいでしょう。キャリアスタートは20代全員が使えますが、第二新卒エージェントは28歳までしか使えません。
なんで20代の中で29歳だけ除外したのかは分かりませんが、条件に合った方を選べば大丈夫です。
ちなみに私は一度に両方利用しましたが逆に忙しくなってしまいましたので、どちらか1つに絞った方がいいですね。
28歳までであれば第二新卒エージェントneo、29歳であればキャリアスタートを選べばいいでしょう。
まとめ
私の知人で30代で正社員になった人がいるくらいですから、20代ならさらに余裕です。
それに今は本当に就職しやすい環境ですからね。
若者の減少は日本にとっては痛手ですが、私たちにとってはありがたい話です。
とは言っても、いつまでもこういう状況が続くという保証はありません。
今後また就職氷河期と呼ばれる時代に突入してしまう可能性もありますから、出来るだけ早いうちに行動した方がいいでしょう。