23歳というと、会社で働き始めてふと立ち止まって考え始める時期です。
大学卒業後入社したのであれば1年は経っていますし、高校を卒業してすぐに働き始めたのであれば5年もの年月が経過しています。
社会というものを経験し、少し周りが見え始めてくる頃合いです。
「自分の本当にやりたいことってなんだろう?」
「自分の人生は今のままで本当にいいんだろうか?」
「この会社で働き続けることが果たして正解なのか?」
と、自分自身と向き合い将来について考えることが多くなってくる時期。
初めて就職活動をする時って、自分が何をやりたいのかも良く分かっておらず、
「周りが就職活動しているし自分もやらなきゃ」
と、とりあえず就職活動をする人が大多数です。
「その時なんとなく興味があった業界に応募し内定をもらったから就職・・・」というパターンが圧倒的。
私もそうだったので良く分かります。
入社してしばらく経ってくると周りが見え始め、自分の選択は本当にこれでよかったのだろうかと思い始めるんですよね。
会社の嫌な面も段々と見えてきて、
- 上司の理不尽な態度
- 長時間労働が続いていることに対する不満
- 給料が低い上に昇給する気配もない
といった、会社に対する不満も溜まってくる頃です。
そうなれば、転職してもっと別の待遇がいい会社に行きたいと思ったりしますよね。
他にも、実際に会社で働き始めたからこそ自分のやりたいことに気づけたという人も多く、少しずつ転職を考え始めるのが23歳という年齢です。
新卒の時は自分のやりたいことなんて分かるわけがない
幼い頃から自分のやりたいことが分かっていて、将来進みたい道も決まっているなんて人は少数派。
多くの人は毎日友達と遊んだり勉強やスポーツなどをして学生時代を過ごし、みんなが就職活動をし始めたから自分もやって、その時良さそうだと思った会社になんとなく就職したというケースがほとんどです。
こういった「実際に会社で働いたことのない人」がどんな会社に就きたいかなんてビジョンが見えるわけがないんですよね。
ごく一部、学生時代から自分の将来を真剣に考え一発で希望の会社につく人もいますがそんなのは例外中の例外。
だから、新卒で入社した会社が自分の持っていたイメージとは違うなんてことは当たり前に起こり得ることです。
- 良さそうだと思っていたのに、入社してみたらなんか違った
- もっとやりがいを持って働けると思っていたのに、仕事に興味が持てない
- 給料が想像以上に低くて、こんな生活になるとは思っていなかった
といったギャップに悩まされます。
このように思い悩んだ際はやはり転職を考えるべきで、環境を変えてみることが大きな一歩につながります。
最低3年は続けろという意見は無視した方がいい
転職とは言っても、
「最低3年は続けろ」
「3年続けないと仕事の面白さなんて分からない」
「すぐ辞めるなんて根性なし」
などと言った言葉を投げかけられ、転職を先延ばしにしてしまう人もいます。
ですが、結論から言えばこういった人たちの言葉は無視した方がいいんですよ。
確かに、3年も続けていれば仕事の面白さが分かってくる可能性は十分にあります。
ですが、考えてください。
もし、3年経っても仕事の面白さなんて全く分からなかったらどうしますか?
その仕事が自分に向いていなければ、いくら年月を重ねたところで仕事はつまらないままです。
多少は面白く感じたとしてもそれは昔よりはというだけの話。
自分の向いている会社にすぐ転職していれば、それよりもさらに面白く感じていたかもしれないのに。
こうした「最低3年論」を素直に信じて続けたところで結局面白さが分からなければ、無駄に3年という年月をただ重ねただけという結末が待っています。
転職というものは若ければ若いほど有利なのに、無駄に3年も経ってしまえば今より転職が難しくなっているんですよ。
そうなれば今の会社でスキルを磨き、同業種に選択する選択肢しかなくなってしまいます。
異業種に行きたいのであれば問答無用で今すぐ辞めるべきでしょう。
たとえ同業種であってもより良い待遇を目指すのであれば若いうちに行動を起こした方が圧倒的に有利です。
23歳が取るべき転職戦略
転職したいのであれば、まずは自分が希望する条件を紙に書き出してみましょう。
新卒の頃よりは何がやりたいかが見え始めていると思いますし、こんな会社は嫌だとか、この条件は絶対に譲れないという項目があるはず。
それをまずは書いてみるのです。
その中から優先順位をつけ、ある程度当てはまる会社を探して行きます。
残念ながら全ての条件が合致する会社なんて存在しませんし、あったとしても入社出来るとは限りません。
ですので「これだけは絶対に譲れない!!」という項目だけを重視し転職活動を進めましょう。
ただ、やはり自分1人だけであれこれ探していても限界があるものです。
会社の求人には嘘も多く、入社してみないと分からないことも多いため「せっかく転職したのにここも違った・・・」なんてことになってしまったらまたやり直しになってしまう。
ですので、そういったことを避けるためにも、転職活動をする際は転職エージェントも併用していくのが賢い選択です。
転職エージェントは求人を精査しブラック企業を除外した上であなたに合ったものだけを選んで紹介してくれますので、「入社してみたらなんか違った」という可能性を下げることが可能。
他にも履歴書の作成や面接でどう話せばいいか等といった転職に関すること全てをサポートしてくれるため、転職活動がグッと楽になります。
大手であれば有名なリクルートエージェントを選んでおけばまず間違いなく、転職成功実績や求人の数も豊富です。
私も過去に利用して転職に成功していますし、何より土日祝日も対応してくれるので助かっていましたね。
平日に時間がなくても、休みの日にゆっくり転職活動を行うことが出来ますよ。
1人で頑張るのもいいですが、こういった無料のサービスを使った方が圧倒的に効率が良いので上手く活用してくださいね。