ブラック企業で使い倒されたり、毎日が激務であれば「こんなブラック企業もう辞めたい」って思いますよね。
日本は劣悪な労働環境で有名ですし、労働者の権利もろくに守られていないような有様です。
私も前社でかなり疲弊し、「もう働きたくない・・・」と思ったくらい、会社に行くのが嫌になっていました。
- 「こんなブラック企業辞めたい」
- 「毎日毎日働き詰めな生活に嫌気が差した」
- 「仕事が少ない会社で働きたい」
というのは、誰もが一度は思う願いでしょう。
今回は「ブラック企業を辞めたいと思った時はどうすればいいか」ということについてまとめました。
ブラック企業を辞める方法
ブラック企業を確実に辞める方法はいたって簡単です。
それは、「退職届を会社に送付する」だけ。
辞めるのは労働者の権利であり、法律でも「2週間経てば辞められる」事になっていますからね。
たとえ引き継ぎが残っていようが、就業規則に1ヶ月前までとか書いてあろうが関係ありません。
辞める意思(退職届を提出)を示してから2週間過ぎれば、必ず辞められます。もう一度言いますが必ずです。
ですので、2週間後の日付を書いた退職届を郵送で人事部宛に送り付けてやればそれでOKなんですよ。
その際に「配達証明」と「内容証明」の2つのオプションを窓口で頼むとなお良しです。
この2つを付けることで、退職届が会社に到着した時点で勝手に「受け取った扱い」になるため、会社側は「そんなもの届いていない」という言い訳が出来なくなるんですよね。
数百円くらい余計にお金はかかりますが「確実に辞めるための投資」だと思ってここはケチらずにいきましょう。
ブラック企業でも辞められない人の特徴
ブラック企業を辞められない人の特徴として、
- 「気が弱い」
- 「周りのことを考えてすぎてしまう」
- 「自分の幸せよりも他人の顔色を伺ってしまう」
といった傾向があります。
しかし、ブラック企業で働き続けたところで未来なんてないですから、ここは心を鬼にしてスパッと辞めましょう。
頑張って耐えたところで激務やストレスで身体を壊してしまったりうつ病になってしまったりするリスクもありますからね。
もし引き止められたとしても、そんなの関係ありません。
たとえ退職までの間にいじめを受けようが、嫌がらせをされようが気にしたら負けです。どうせ辞めるまでの辛抱ですからね。
2週間経てば辞められるのですから、心を強く持ちましょう。
日本の労働環境は世界的に見ても劣悪である
やはり、日本の労働環境は世界的に見ても劣悪です。
それは海外で「Karoshi」という言葉が出来るほどであり、年間の過労死数は1万件以上にも及ぶというデータが出ています。
まあ、この1万件は推定件数で、実際に認定されているのは数百件程度のようですが・・・。
それでも、こういったことは遺族が告発しなければ発覚しないため、実際の数はやはりもう少し多いでしょうね。
過労死するほど労働環境が悪い日本で働きたくないと思うのはもはや正常な感覚であり、そんな労働環境しか提供できないような日本企業に問題があると言えるでしょう。
ブラック企業が無くならない理由
ブラック企業が無くならないのは、ブラック企業で働く人がいるからです。
働く人がいなくなれば当然会社は存続出来ないため潰れるしかありませんからね。
しかし、日本はどうでしょうか。
自分の会社がブラックだと分かっているのに、過労死するまで辞めない人が世界的に見ても多いです。
「人が辞めない=働き手がいる」ということですから、ブラック企業で働く人々はブラック企業の存続を手助けしていることになるんですよね。
ただ、そういう人たちの気持ちも分からなくはありません。
日本というのは新卒至上主義があったり、転職回数が多いことを好まない性質があるため
- 「せっかく新卒カードを使って入った会社だし」
- 「新卒で入った会社を辞めたら次の会社はいまより酷くなるでしょ?」
- 「転職ってあんまり印象良くないよね?」
- 「すぐに辞めたら根性なしって思われるかも」
みたいに思ってすぐには辞められないのでしょう。
海外であれば逆に「1つの会社で長く続ける人は他の会社で通用しないような無能である」という評価になるため、キャリアアップのためにバンバン転職するのですが・・・。
日本ていつまでも古い価値観ですから、「転職=悪」みたいに思っている人が多いです。
それに、耐えることが美徳だみたいなふざけた価値観も蔓延しているため、ブラック企業であっても一生懸命耐え続けてしまいがちですね。
そう、だから無くならないんですよ。ブラック企業が。
ブラック企業で働き続ける人がいる以上、その会社はよっぽど経営が傾かない限りは存続しますからね。
それにブラック企業というのはブラックと呼ばれるだけあって、社員の給料を低く設定したりサービス残業をさせたりして搾取し、その分を会社の利益に回しているためかなりタフです。
きちんと社員の待遇を良くしているホワイト企業よりも、余分な利益があるブラック企業の方が生き残りやすいんですよね。
だからホワイト企業も、「なんかちゃんと社員の待遇をよくするのバカらしくね?ブラック企業みたいに社員から搾取すればもっと儲かるじゃん」みたいになって、その結果日本はどんどんブラック企業が増殖してしまいました。
全ての元凶は「ブラックなのに辞めない社員」であり、自分で自分の首を締めている事に気が付いていません。
まあたとえ気が付いていたとしても、上記に書いたように「辞めたら不利になるかも」と社員に思わせているので、日本は上手く出来てるなぁと思います。
ただ、いくらブラック企業が多いといっても、当然全ての会社がブラックというわけでもありません。
ホワイト企業だってまだまだ存在していますし、きちんとした転職サービスを使えばよりホワイト企業に入りやすくなりますね。
転職準備だけはやっておくべき
ブラック企業を辞めるのであれば、今からでも遅くはないので転職準備だけはやっておきましょう。
無計画で会社を辞めてしまえば、後々苦労する事になります。
なかなか再就職出来なくて焦ったり、貯金が減っていくストレスに耐えきれなくなってしまうかもしれません。
もし今すぐ転職する気がなかったとしても、気力があるうちに準備だけでもやっておくべきです。
というのも、ブラック企業で働き続けていればいずれ疲弊し、何もやる気が起きなくなる場合がほとんどなんですよ。
転職する気力も起きず、それをいい事にブラック企業にこき使われ続けた結果が過労死という末路なんです。
まだ元気がある今のうちにやっておく事で、いざ転職を心に決めた時に即行動を起こすことが出来ますよ。
転職活動をする際は、ブラック企業を避けるためにもきちんと転職エージェントを活用するのがオススメです。
転職エージェントはハローワークの求人とは違ってきちんと求人を精査しているため、ブラック企業を除外してくれています。
自分1人で転職活動をするよりも圧倒的にブラック企業を避けやすいと言えますね。
私も過去に転職した際に利用しましたが、私のこれまでの経験を踏まえた上で求人を紹介してくれたので自分に合った会社に転職することが出来ましたよ。
それに「前の会社でこんなことがあったので、もうこういった変な会社には入りたくない」と伝えたら親身になって求人を探してくれましたからね。
他にも履歴書の作成や自己PR、志望動機なんかを考えるのも手伝ってくれたため、かなり転職活動の負担が減りました。
また、普通に求人に応募するよりも転職エージェントを通した方が条件が良くなる場合も多いです。
利用にあたって料金は一切かかりませんし、気軽に利用してみましょう。
それに、今は人手不足の影響で転職市場がかなり活発です。
会社が採用に積極的な今がチャンスでしょう。
ブラック企業で働き続けていてもリスクしかないのですから、早めに転職準備をして身体を壊す前に脱出してくださいね。