常用型派遣社員だった私が派遣先と派遣元を辞める時に会社と戦った話。

私は正社員として雇われ、客先に派遣されると言った形で働く派遣社員でした。

 

私が正社員として所属していた派遣元会社(自社)は本当に対応がクソで、派遣社員を「お金を稼いでくる物」としてしか見ていないようでした。

自社は、私たちの稼ぎから中抜き(ピンハネ)して儲けを得ているため、私たち社員はお金を稼ぐマシーンみたいな感じなのでしょうね。

 

そんな「お金稼ぐ機」だった私が自社の対応のクソさと戦った際の記録です。

 

 

面倒くさがって派遣先を変えてくれない派遣元

自社は私たちを物としか見ていないため、派遣先でどんな扱いを受けていようが知らんぷりです。

というのも、私が派遣されていた会社はクソブラックで、上司からのパワハラにより精神を病むレベルまで来ていたんですよね。

あれだけ毎日毎日チクチクチクチク精神攻撃されていたら誰だって耐えられないと思います。

精神力には自信があった私ですらあそこまで追い詰められていたのですから、今思い出しても吐き気がしますね。

 

このままではメンタルが持たないと悟った私は、

現在の派遣先を終了させてもらえるように自社の上司に相談をしましたが、全然取り合ってくれないんですよ。

 

上司
まだ今の派遣先に行ってから1年だよ?早くない?
上司
もう少し頑張ってみようよ。俺だって昔はパワハラを受けて〜
上司
今の派遣先を辞めるとなると手続きとか面倒なんだよな

 

と、まともに取り合ってくれないんです。

 

文章では伝わりにくいと思いますが本当にこの時の派遣先が辛く、耐えられないというところまで来ていたんですよね。

 

もう話していて埒が明かないので、

 

しろねこくん
派遣先(客先)を終了しないのなら、この会社ごと辞めます

 

と言いました。

 

でも、それなりの勝算もあって、これを言うことで派遣先だけ辞められる可能性もあるだろうなとは思っていましたね。

 

・まだその派遣先に派遣されてから1年ほどしか経っておらず、派遣されるまでの研修費用やコストがまだまだ全然回収できていないだろうと考えたため

・それなりの成果や、客先での評判等も良かったため

・自社は私の稼ぎを中抜き(ピンハネ)しているため、稼いでくる人が減るのは避けたいと考えるだろうなと思ったため

 

そして相談の結果、自社を辞めることはなく客先から撤退出来ることになり、自社での研修に戻ることになりました。

(今思えば、結局現在は自社も辞めていますので、この時に自社ごと辞められていたら、とも思います。)

 

変な案件(派遣先との面接)ばっかり入れてくる派遣元

ようやく派遣先が終了となり自社での研修になりましたが、のんびり出来るわけではなく

”業務打ち合わせ(業打ち)”という名の、次の派遣先との面接がどんどん入ってきます。

 

一応派遣先が派遣元の社員を面接するのは禁止されているのですが、そこは”打ち合わせ”という名目でごまかしています。

 

完全にグレーゾーンです。

 

そしてこれに合格すれば、次の派遣先が決定し、約2週間程度でその派遣先に派遣ということになります。

 

ただ、この業打ち。よっぽどのことがない限り受かるんですよ。

皆さんが普通に想像する会社の面接とはまるっきり違いますからね。

はっきり言ってバイトの面接よりも簡単に受かります。そんな世界です。派遣の面接なんて。

 

だって、相手の企業はとにかく人手が欲しいんです。だから募集してるんです。

しかも、それは入らなくなったら簡単に切れる人材。

とりあえず問題なさそうだったら採用して、使えなかったりしたらすぐ切る。そしてまた別の人材を要求する。

どこの会社もだいたいこんなような感じでしたね。

使えないと判断すればすぐ切ることが可能な分、採用は激甘、と。

 

嫌がらせ目的の業打ちを入れられた

私が自社に戻って最初に業打ちに行かされた会社はひどく、パワハラが横行していてブラックでも有名な所でした。

 

パワハラが嫌で前の派遣先を終了したいと言ったはずなのに、最初の業打ちがパワハラが横行している会社だったということ。

 

案件は山ほどあると言っていたはずなのにこのチョイス、完全に嫌がらせでしょうね。

(このパワハラ横行ブラック会社を以後A社と書きます)

 

そしてこのA社も、業打ちにきた人はよっぽどの変人でもない限り採用して使えなければ即切るというような会社だったんですよ。

 

以前A社に業打ちに行った人がいるのですが、受かりたくなくて変な奴のふりをしたにもかかわらず採用されていましたね。

質問とは違う答えを返したり、相手から質問されても「ふぁ?」って返すとか。

はたから見てもヤバすぎですが彼は採用となりました。

 

面接官
なんでうちに入りたいと思ったのかな?
ヤバすぎる彼
ふぁ?

 

文章として書くと本当にこんな会社あるの?って感じですが本当です。

この業界に身を置いている人であればご存知だと思います。

 

しかし、なぜよりにもよってこんな会社の業務打ち合わせを最初に入れたのでしょう。

やっぱり嫌がらs

 

嫌がらせに対抗したら3対1で圧迫説教された

そして、私がとった行動はというと。

 

この案件の業務打ち合わせ自体を断りたいと上司に相談しましたね。

だって、パワハラが原因で前の所を辞めたのに、A社はパワハラが横行しているような会社ですよ?そりゃあ無理でしょう。

そして業打ちに行ったら最後、かなりの高確率で採用になってしまうという。これだけはなんとかして避けなければいけない。

 

だから私は、「業打ち自体を断りたい」と相談したのですが、

 

次の日個室に連れて行かれ、3対1での説教が始まりました。間違いなく圧迫です。

 

私が

 

しろねこくん
最初の派遣先を終了したいと言った時の理由(パワハラ)と完全に一致している会社だから業打ちには行きたくない

 

と言ったのに、3対1での説教ですよ。

 

この会社、ヤバイ。

 

私は何度もこの理由を説明し、頑なに譲りませんでした。

だって、同じような最悪の未来が見えているんですからね。

 

辛抱強く説得した結果、ようやく業打ちはキャンセルになりました。1週間くらいかかりましたよ。

 

しかし、安心したのもつかの間。

その後の業打ち案件も、「なんでこの会社の案件を選んだ?」というようなものばかり。

上司もムキになったのでしょうかね。

 

そして、私に次の災難が降りかかることになるわけです。

 

誓約書を書かせてくる派遣元

私が業打ちを拒否したことにより、「業務改善指導書兼誓約書」(漢字多すぎ)を書くよう要求してきました。

要約すると、「書類に反省文を書いて、業打ちを断るような事はもうしないって約束してね」

っていう書類を書かされました。

 

ここでも私の派遣会社はタチが悪くて、これ以上の内容を要求してくるんですよ。

 

上司
業打ちを拒否しないって事の他に、「地域、業界を問わず業打ちに行きます」ってのも追加で書け
上司
あと「派遣されたらそこで最低2年は働きます」も追加な

 

とかね。

書類自体にはここまでの内容は要求されてないのに、上司はこんなことを言ってくるんですよ。

 

素直な人なら従ってしまうかもしれませんが、書類の文面をよく読んで要求されていなければこんなこと書く必要ないですよ。

(ってか最低2年以上とか奴隷的拘束のなんちゃらじゃないの?)

 

結局、「地域、業界問わず」っていうのは私が折れて書いてしまいましたが、「最低2年以上」っていうのは拒み続けました。

誓約書で2年も拘束されるなんてリスク高すぎますからね。派遣先がどんな会社かも分からないのに・・・。

でも上司は納得せず、

 

上司
「地域業界問わず」しか追加されてないじゃん。「最低2年以上働く」も書けって行っただろ!?

 

と何度も突き返されましたが頑なな態度で拒否していたら、そこは最終的に向こうが折れました。

 

辞めるのに有給休暇なんて取れるわけないだろ?と言ってくる派遣元

私はこの業界の、

業打ちによる派遣先決定の運ゲー感や、派遣という立場の扱い、ピンハネや将来性など諸々重なって

転職したいと思うようになり、結局自社も辞めることにしました。

 

しかし、退職願を出した後あろうことか有給の使用は認められないと言われたんですよね。

 

言い分を聞くと、

 

上司
退職日は会社が決めるものだ。会社が「退職日を明日と決めたら明日」なんだから、そうなったら有給を使える日はないよなぁ?

 

だそうです。

この言葉を素直に信じて従ってしまった人も過去に多かったようで、

 

上司
今まで有給を使って辞めた人はいないぞ。みんな、退職願を出した翌日が退職日になって辞めていってる

 

とまで言い出しました。

 

でもこれ、会社が間違ってますからね。有給は私たち労働者の権利であり、絶対に使えます

 

会社が時季変更権を使って有給日をずらすことはできますが、取らせないことは出来ません。法律違反になりますから。

ですが、法律に詳しくない人は騙され、

 

くろねこくん
会社が「辞める時に有給は使えない」って言うならやっぱ無理なのかー

 

で諦めてしまう人もいるのでしょう。

 

その場合は「労働者自らが有給を使用しない選択をした」という扱いになってしまいます。

あとで訴えても無意味となってしまうんですよ。

 

まぁ会社としてはそりゃこっちの方にもって行きたいでしょうね。辞める奴に有給を使わせたくないだろうし。

 

しかし私はこのことを知っていたので

 

しろねこくん
労働基準監督署に相談してもいいですか?

 

と言ったら一発で有給が認められました

 

まとめ

やっぱり、派遣元からしてみれば私たち派遣社員は正社員扱いとはいえ「ただのお金を稼いでくるマシーン」なのでしょうね。

分かってはいたのですが、こうもひどい扱いを受けるとそれを痛感します。

派遣先ではゴミ扱い、派遣元では物扱い。

こんな中でよく2年も耐えたなと思います。(派遣先で1年、派遣元で1年)

 

常用、登録問わず派遣社員になるくらいなら、最初から正社員を目指すべきでした。

派遣は絶対にやめたほうがいいと思います。

 

 

周りでも派遣はやめておけとよく言われているはずなのに、なぜ私が派遣社員になってしまったかを振り返ると、

採用担当の上手さがあったのも原因の一つかなと今になって思います。

合同企業説明会では終始笑顔で人当たりが良く、人間的に好きになるような感じでした。プロだと思います。

 

実際、その採用担当者は中途で入社してきた人ばかりですので、派遣社員として働いた経験のない人しかいませんでした。

つまり、採用活動のためだけに採用された人たちですので、そりゃあ選りすぐりのエリートでしょう。

 

彼らは、

 

しろねこくん
「あっこの会社すごくいい感じだな」

 

と思わせるのがすごく上手いので、私はまんまと騙されてしまったというわけですね。

 

現在私は転職して正社員になれましたが、もっと早く転職しておけばよかったと後悔しています。

 

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