派遣って一見すると、楽な仕事ばかりを任され、それほど責任を感じることもなく気楽に働けそうな印象を持ちますよね。
実際、派遣に任される仕事はあまり重要ではないものが多いです。
楽に働けてバイトよりも良いそこそこの給料がもらえる。
あまり責任のある仕事をやりたくない人にとっては理想的に見えるかも知れませんが、この思考は実は危険なんです。
派遣社員は将来ずっと低賃金
「重要ではない楽な仕事ができる。」
これって裏を返せば、その程度の仕事しか任されないということなんですよね。
今は良くても、将来確実に低賃金の道を歩むことになります。
これは脅しではなく事実で、実際に派遣で働いている人も心のどこかでは分かっていると思いますよ。
ただその現実を見たくないだけで。
重要な仕事を任されない=スキルアップができない
ということであり、さらには派遣のままでは給料アップも見込めません。
とてもシンプルな話です。
派遣である限り大して給料は上がらない上に、仕事でのスキルアップも難しい。
これで将来どうやって生活していくつもりでしょう。
派遣を続けた先にある末路
30歳、40歳になっても給料が額面20万円代では贅沢な暮らしはできません。
実家暮らしであれば貯金をコツコツ頑張れば生きてはいけるでしょうが、一人暮らしであれば毎月をしのぐのがやっとです。
結婚はおろか豊かな暮らしさえ不可能。
これが派遣として働き続けた末路です。こういった話は他でも良く聞きますよね。
こうなるのは必然であり本人も分かっているはずなのに、それから目を背け未来よりも今の楽な時間を取ってしまう。
そうして歳を取った時に後悔したってもう手遅れです。
ニュースでも良く見ますよね。40歳派遣社員の生活に密着!みたいな番組。
あれ誇張じゃなくて事実ですよ。実際にそうなります。
派遣社員の給料設定は派遣元が行いますが、派遣元は派遣社員の稼ぎをピンハネして儲けを得ているため、派遣社員の取り分はかなり少なくなります。
大体稼ぎの40%も取られているんですよ。半分弱もの金額です。
そして前述した通りスキルアップも派遣社員では難しいため、自身の技術も上がりません。
つまり、「給料を上げて行く」といったことがかなり厳しいんですよね。派遣って。
もしそこで何か経験を詰めたとしても、世間の目は驚くほど冷たいんです。
雇用形態で判断される国、日本
日本って、「その会社で何をして何を学んだか」ではなく、「雇用形態」で判断してくるんですよね。


これで終わりです。本当にこうなんですよ。
もちろん全てではないですが、大抵の会社がこうです。言わないだけで心の中でバカにする人も沢山いるんですよね。
雇用形態云々よりもそこで何を学んだか、どんな経験をしたかが最も重要なはずなのに。
結果よりも過程を重視する日本の国民性らしいっちゃらしいですが、非合理的すぎます。
・・・と、いくら嘆いていても大多数の国民性を一瞬で変えることは不可能です。
つまり、こちら側から合わせて行くしかない。
「雇用形態で判断されるなら、正社員になれば良い」
つまりそういうことです。
正社員でも楽は出来る
楽がしたいから派遣社員がいいけど、将来低賃金の道は歩みたくないのなら、「楽ができる正社員」になればいいんですよ。
正社員だからといってどこもかしこも忙しく重要で責任のある仕事ばかりというわけではありません。
楽な仕事しかない正社員だって沢山いるんですよね。しかも正社員は簡単には首にならないためサボっていても派遣社員よりいい給料をもらっているという。
仕事内容よりも雇用形態で決まる日本の給料性は本当にクソですが、逆にこれを利用してやりましょう。
そもそも正社員であっても、「仕事をそれなりにこなしている」程度であればあまり重要な仕事というものは降ってこないんですよね。
たとえ「◯◯の責任者をやってみないか」と言われたとしても、
「お気持ちは嬉しいのですが、私はまだ力不足だと思うため他を当たってもらってもよろしいでしょうか?もう少し基礎の経験を積みたいのです」
といった感じで常に断っていればそのうち仕事は降ってこなくなります。
当然、出世の道は閉ざされますが、正社員であれば雇用は安定しています。
よっぽどのことを起こさない限りは簡単には首を切られることはなく、派遣社員よりもかなりいい給料がもらえるんです。
福利厚生も圧倒的に恵まれていますし、世間の目も正社員であれば堂々としていられますね。
雇用形態で判断されるなら逆にそれを利用すればいい
そもそも、「会社員だからといって必ずしも全員が死ぬ気で働くべきだ」とは私は思っていないです。
やる気がある人はバリバリ働き、それほどやる気のない人は迷惑をかけない程度に日々の業務をこなす縁の下の力持ち的な存在でいい。
会社に迷惑をかけないように働きつつ、重要な仕事を任されそうだったら「まだ早いと思う」と流すことで自分は楽が出来ますし、他のやる気ある人にチャンスが回ってきます。
正社員だからといって、楽が出来ないわけではないんです。
将来を考えたら、派遣社員と同程度の負担で派遣社員よりもかなり良い給料と充実した福利厚生の恩恵を受けることが出来る正社員を目指すべきです。
歩合制の会社ももちろんありますが、そうではない会社の方が圧倒的に多いのでそういった会社に正社員として入社するのが良いでしょう。
つまり話をまとめると、「同じ仕事をしていても雇用形態で給料が違う日本企業の性質を逆に利用する」ということですね。
これってかなり良い話じゃないですか?同じ仕事内容でも「正社員という雇用形態である」ということだけで派遣社員よりも良い給料がもらえるんですから。
この国がそういう性質ならそれに合わせて上手く生きればいい。単純な話ですね。
正社員で楽できる会社を見つける方法
正社員で安定しつつ仕事では楽したいのなら、そういった会社を探さなければなりませんよね。
ただ、自分一人ではやはり調べるのには限界があるため、転職エージェントを活用するのが良いでしょう。
転職エージェントは様々な企業の内部情報を把握しているため、希望に合った職場を的確に紹介してくれます。
「あまり重要な仕事は負荷に感じるタイプなので、それほどハードではない会社がいいです」
とあらかじめ希望を伝えておくことで、それに合った会社をエージェントが調査し紹介してくれるんですよね。
自分一人ではその会社が本当のところどうなのかということは入社してみないと分からないのですが、企業から直接求人を受けている転職エージェントなら把握できます。
利用に料金は一切かかりませんし、転職してみて「思っていたよりもハードだった・・・」とならないためにも転職エージェントに相談して正社員として楽に働ける会社を探してみるのがいいでしょう。
転職エージェントの中で最も大手なのは、リクルートエージェントですね。
かなり有名なため、知らない人はいないんじゃないでしょうか。
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求人を出している会社側が費用を負担しているため、私たちは1円も払う必要がないです。
正社員で楽できる会社を的確に見つけるためには、プロのエージェントに相談するのが一番確実でしょうね。