好きなもの、嫌いなもの。
どちらが見つけやすいかというと、私は断然嫌いなものだと思うんです。
好きなことよりも嫌いなことの方が見つけやすい
生物の多様性により人間でも様々な種類の性格の人がいて、それぞれ好きなこと、嫌いなことは違う。
そんな中で、どちらが見つけやすいか、といえば断然後者だと思うんですよね。
例えば、勉強が嫌いな人は机に向かうのが億劫だと感じるし、集団スポーツが嫌いな人は体育のバスケやサッカーの時間が苦痛で仕方ない。
ピーマンが嫌いな人は食べるだけで吐きそうになるだろうし、虫が嫌いな人は見るのも触るのも嫌でしょう。
私の場合は集団でやるスポーツが嫌いで、その理由は自分一人で完結しない事や
相手の状況や考えなど、周り次第でどうとでも変わってきてしまう部分が嫌なのです。
・・・と、嫌いな理由に関してはこんな感じで詳しく説明できるのですが、好きなものに関してはこうはいきません。
私が好きなアーティストのどこが好きかって言われても、
声質が好みだとかアーティストの顔が好きだとかそういう抽象的な言葉しか出てきません。
なんでその声質が好みなの?なんでその顔が好きなの?ってさらに掘り下げて聞かれてもこれ以上の具体的な理由は出て来ません。
この声の波長が〇〇で〜とか、顔の目の位置が眉から何mmだから〜とか無理です。
多くの場合、好きな理由よりも、嫌いな理由の方が詳しく説明できる。
これはつまり、嫌いなものほど強くそれを認識しているということ。
特に、「あまり好きなものがない」って人はこれを上手く利用するべきです。
自分の将来に迷ったら嫌いなものから除外していく
例えば、自分の将来を決める際に、
どの道に進もうか迷った時は、まず嫌いなものから排除する消去法を取るのがベスト。
だって、まずは沢山ある選択肢を少しづつ絞って減らしていかなきゃいけませんよね。
自分が進める道は1つだし、分身できる訳でもない。
”自分が嫌いなものは何か”というのは、好きなものよりもよく分かる。
だから、嫌いなものから除外していく。
この方法は、先ほども書きましたがあんまり好きなものがない人向けです。
好きなものが沢山ある人は、好きなものの中からピックアップして選択肢を作った方がいいでしょう。
ですが、好きなものが少なくて、自分の将来が決められない、何がしたいか分からないって人は、この”嫌いなものから除外”していって選択肢を作るべきです。
まとめ
好きなもの、嫌いなものって、親から受け継いだ遺伝子情報や、今までの経験から作られたものだったりしますよね。
それを大雑把に表現できるのが本能って言葉なんですが、大抵の場合この本能のままに感じ取れば、自分の好きなものや嫌いなものが分かると思います。
その中でも、嫌いなものの方がより認知しやすいという事。
これを上手く利用しましょう。
「本能に従え」と、あのトランプ氏も言っていましたね。