やりがい搾取に気をつけろ!ブラック企業が労働力を不当に搾取しようとしているぞ!

やりがい搾取

やりがい搾取という言葉を聞いたことがありますか?

やりがい搾取というのは、やりがいを餌にし長時間労働や劣悪な労働環境を正当化しようとする事を言います。

 

「やりがいのある仕事です!!」

 

というキャッチコピーはよく目にしますが、その本当の意味は

 

「やりがいがあるからその代わり給料低くても当然だよね」

「長時間労働だけどやりがいを感じられるから耐えられるでしょ(耐えろよ)」

「やりがいを感じられて嬉しいだろ?じゃあサービス残業出来るよな」

 

こうです。

不当に労働力を搾取することを目的としている場合にやりがいをちらつかせ、

 

「どんなに劣悪な環境でも ”やりがい” があるんだから頑張れよ」

 

と言っているんです。

 

本来、やりがいというものは素晴らしいものなんですが、ブラック企業などはこの言葉を悪用しています

会社が儲けるためにやりがいを餌にしてサービス残業を正当化するための言葉として使われているんですよ。

日本にはやりがいという言葉を利用して不当な労働をさせているブラック企業が多すぎます。

 

今回はそんなやりがい搾取の実態と、そこから逃れる方法についてお伝えいたします。

 

やりがい搾取の実態

会社は出来るだけ人件費を安く抑えることで利益を最大化したいと考えるのは当然ですが、それが行きすぎた結果がやりがい搾取です。

「やりがい」という餌を使い、それがあるから「不当に働かせても文句を言われる筋合いはない」というのがブラック企業の主張のようです。

 

ですが、よく考えてください。本来、やりがいというものは自分にしか分からないものであり自分が判断するものですよね。

 

確かに、サービス残業でやりがいを感じる人も確かにいて、

「無給でこんなに社会貢献できる俺すげぇ・・・」と、奉仕の自己満足精神でやりがいを感じられる人も存在します。

しかし、無給のサービス残業働なんてしたくない人にとっては苦痛でしかなく、当然やりがいなんか感じられないわけですよ。

それなのに、会社側から一方的に「やりがいがあるよ!」という価値観を押し付けそれが正しいかのように思い込ませようとしてくるのがブラック企業のやり方なんです。

 

まるで、全ての人が当然のようにやりがいを感じられるかのように語ります。

 

こうすることで「やりがいを感じられない人の方がおかしい」という雰囲気にし、サービス残業を正当化している。

その結果として人件費が浮き、経営者はしめしめと笑っています。結局、サービス残業で得するのは会社だけ。

 

望まない配属に対してやりがいを押し付ける会社

希望と違う部署に飛ばされることは少なからずありますが、その際もやりがいでごまかそうとする会社が存在します。

「どんな仕事だってやりがいは感じられる」

と都合のいいことを言って正当化し、無理やり納得させようとしてくるんです。

ですが、例えば機械設計に興味のない人が永遠と設計をやらされていて、果たしてやりがいを感じられるでしょうか?

やりがいというものは会社側の都合のいいように使われているだけの言葉なんですよ。

 

サービス残業の正当化

「やりがいのある仕事はタダでもやれ。将来絶対帰ってくるから」

と、なぜか無給を正当化しサービス残業を強要してくるブラック企業。

海外の人たちは仕事の対価としてお金をもらうのは当然という価値観なので、いくらやりがいがあろうがタダでは働きません。

ですが、日本人は従ってしまう人が多いんですよね。

過労死がKAROUSHIという英語で通用するほど、日本のやりがい搾取、サービス残業の正当化は根強いです。

 

得するのは経営者だけ

結局、こうしたやりがい搾取に従って得するのは経営者だけなんですよ。

 

「新人は朝1時間早く来て掃除しろ」

「タイムカードを切ってから締め作業するのは当然」

「無給で働くなんて頑張っているな。出世させてやるぞ」

 

こう言った言葉を鵜呑みにして従うことで得するのは経営者だけです。

お金を払わずに労働者の仕事時間を延長できるのですから、結果的に人件費が浮くことになるからです。

それはつまり裏を返すと、不当に労働力が搾取されているということ。

本来もらえるはずだったあなたのお金は、経営者の懐の中へと入っているんですよ。

 

会社に滅私奉公しても経営が傾けば簡単に首を切られてしまう時代

「会社に滅私奉公していればいつかは報われる・・・」

といった価値観を持っている人も多いですが、こういった人は時代の変化についていけていません。

終身雇用がまだ健在だった頃はサービス残業で搾取されていても評価され、出世へと繋がったかもしれませんが、今は時代が違います。

終身雇用はとっくに崩壊している時代で滅私奉公したとしても、会社の経営が傾けばいとも簡単に首を切られてしまう時代なんですよ。

 

どんなに無給で尽くしたところで会社は非情です。

 

一生懸命会社に尽くして「サービス残業でもなんでもすればいつかきっと評価してくれる」と頑張っても、業績が悪ければ給料なんて上がりませんし、会社の都合が悪くなれば一瞬でサヨナラ

 

結局のところ、経営者がこぞって「頑張れば報われる」と言うのはそういった価値観が浸透すれば自分が儲かるからなんです。

 

やりがい搾取への対策方法

こういったやりがい搾取に対する対策は、

  • 仕事を終わらせて定時でさっさと帰る
  • 残業代をしっかりと請求する
  • 有給は労働者の権利なので全て使う

 

といった当然のことをしていくことです。

以上の項目が「当然」と思えないのなら、あなたは会社に洗脳されていますね。

やりがい搾取の怖いところは、こういった思考がどんどん周りに感染していってしまうところです。

「お金よりやりがいが大事」

と思うようになってしまったら危険信号です。

やりがいじゃ飯は食えません。

働いた分の賃金はきちっと請求するという当たり前のことを実行していった方がいい。

 

同僚までやりがい搾取してくるようになったらもう末期

残念ながら、やりがい搾取をしてくるような会社は、そう簡単には変わりませんよ。

経営者だけでなく上司や先輩、同僚までもが感染している場合はもはや対処不可能です。

同僚からもサービス残業を強要されるようになってしまったらもう末期ですね。

「は?お前もう帰るの?みんな無給だけど頑張って働いてんだよ。だからお前もやれよ」

とかいってくる同僚、いますよね。残念ながらもう手遅れです。

過労死してしまう前に逃げた方がいい。

 

やりがい搾取から逃れるために

会社という大規模な組織を変えるのは不可能ですから、ブラック企業はずっとブラック企業のままです。

すぐに変わることなんてありえません。

ですから、こういった劣悪な環境から抜け出すには転職しかないんですよね。

過労死寸前になって転職を考え始めても、何か行動を起こす気力すらなくなっていることの方が多いため、元気な今のうちに下調べを開始しておいた方がいい。

一度転職サイトに登録しておけば求人情報が入ってきますので、もしサービス残業に疲れ何もやる気が起きなくなったとしても安心です。

 

私は少し前まで、「なぜ過労死するまで働くのだろう?」と疑問だったのですが、ようやく答えが分かりました。それは、

 

気力が無くなる前になんの準備も始めていないから

 

なんですよね。

 

残念ながら、「もうこの会社無理・・・」と感じる頃には心身ともに疲弊し、何も調べる気力が起きない、行動する元気もないという状況になってしまうんです。

そうしてますますブラック企業から抜け出せなくなり、最終的にはうつ病、最悪の場合過労死といった事態になる。

 

だから、まだ消耗しきっていない今のうちに準備だけはしておいた方がいい。

そうすればいざという時の選択肢が増えますし、ぶっ倒れそうな時に脱出する手段が用意できているというのは過労死を防げます。

 

過労死寸前まで何もしないというのは本当に危険なので、今のうちに準備だけは始めておくべきです。

 

そうすれば最悪の事態は防ぐことが出来ます。