大学を中退して、「さてこれからどうしようかな・・・」という時、将来について悩むものですよね。
- 派遣でとりあえず食い繋ごう
- フリーターの方が楽そう
- 正社員としてフルタイムで働くのはまだいいかな
という風に考え、正社員としての就職を先延ばしにする人も多いです。
確かに、「まだ若いから」という余裕から「派遣やフリーターでもいいかな」と思ったりもするでしょう。
とりあえず派遣やフリーターをやって若いうちに遊びまくるというのも、それはそれでアリだと思います。
ですが、正直に言えば大学を中退した後に派遣やフリーターの道に進むのはここだけの話やめておいた方がいいです。
派遣やフリーターというものはこの日本において職歴とすら見なされないものであり、この期間はただのブランクになってしまうんですよね。
同じ歳で正社員になっていた人とは大きな差が付くという事を覚悟しておかなければなりません。
例えば、派遣やフリーターを3年間やった場合だと、その期間に初めから正社員だった人とは当然3年間もの差が開いてしまうわけなんですよね。
3年もあれば何かしら役職がつくもので、給料や立場も上がっているものです。
今は良かったとしても、将来後悔してしまう可能性が高いためよく考えた方がいいでしょう。
派遣やフリーターは、やればやるほど遅れを取る
大学を中退後に派遣やアルバイトをやることは長期的に見て損をしますし、楽な環境から抜け出せなくなってしまってダラダラと続けてしまう危険性もあります。
職歴なしのまま30代に突入してしまえば、一生非正規労働者として働いていくことを覚悟しなければなりません。
非正規はいうまでもなく不安定であり、「もう来なくていいよ」と言われた瞬間収入が途絶えます。
将来的に見ても給料は上がることがなく、年収も頭打ちになるんですよね。
派遣やフリーターは時給制ですから、1日に働ける時間には限界があります。
つまり一生、月20万円程度の給料で生きていかなければならないということなんですよ。
そうなれば、毎月コツコツ貯金していたとしてもいざ病気などにかかってしまい予想外の出費が重なれば一発で生活が破綻してしまいます。
それに、派遣やフリーターは、40代、50代と歳を取っていくにつれて働き口がなくなっていくんですよね。
これらは単純労働なため経験や学歴は関係なく、体力のある若くて素直な人が優遇されるからです。
逆に考えてみれば、歳を取って体力も落ち、悪知恵も付いている人よりかは若い人の方が圧倒的に良いですよね。
基本的に若い人の方が素直な人が多いですし、もちろん体力だってありますから。
知識を使う仕事であれば年齢を重ねた人の方が良いのですが、上記にも書いたように派遣やフリーターは単純労働です。知識なんて必要ないんですよね。
つまり、派遣やフリーターといった仕事において、歳を取った人をわざわざ雇う理由が無いんです。
とはいっても、完全に働き口がなくなるというわけでもなく、選ばなければ歳をとってからも仕事自体にはありつけます。
今の時代は人手不足の影響もありますから、職が見つからなくなる・・・ということはないでしょう。
ただ、歳を取るとともに待遇が悪化していく可能性は高いです。
そうならないためには、派遣先での仕事を頑張って社員に認めてもらうか、アルバイトであればバイト先で頑張って「バイトリーダー」などに昇格する必要はあるでしょう。
逆に言えば、こういった「派遣先やアルバイト先での立場を上げていくことが出来る人」なら歳を取ってからもクビにならずに働き続けられますし、たとえ派遣先やバイト先を変えることになったとしてもその経験をアピールすれば採用されやすいですね。
大学中退後、あえて非正規になった方が良い人もいる
「一生結婚はせず、1人でのんびり暮らしたい」という人であれば、あえて派遣やフリーターといった非正規の道に進んだ方が良い場合もあります。
非正規雇用の道にもメリットはあり、
- 正社員よりも労働時間が少ないことが多い
- 重要な仕事を任されないため気が楽
- 1人で生きていけるお金は得られる
- 人間関係が悪ければ、派遣先やバイト先を変えるだけで解決できる
などが挙げられます。
正社員は正社員で、仕事が大変だったり、残業が多かったり、人間関係が面倒だったりしますから、非正規雇用の方が気が楽です。
仕事よりも自分の時間を大切にしたいタイプの人であれば、わざわざ正社員になる必要もないでしょう。
結婚をしなければ子供もいないでしょうから、大金が必要になることもありません。
非正規雇用でも毎月手取りで20万円くらいは貰えるので、そこから家賃などの生活費を引いたとしても十分に遊ぶお金は残ります。
実際、そうやって自由を謳歌している独身貴族もいますね。
ただ将来、周りがどんどん結婚していった際に「やっぱり自分も結婚したいな・・・」と考えが変わる可能性もあります。
非正規雇用だと結婚は厳しいですし、その頃に慌てて正社員になろうとしてもやはり年齢的な面で難しいでしょう。
それでも、「結婚なんて人生の墓場」という確固たる意志がある人は、派遣やフリーターの道を進んだ方が幸せに暮らせます。
「自分が将来どうなりそうか」という事を考えた上で判断してくださいね。
もし派遣先を探すのであれば、
を使えば良いでしょう。
優良企業が多い上に利用も無料ですし、対応もしっかりしているためオススメです。
派遣ではなくアルバイトの方が良いなら、
を経由して応募すると、採用された際にお祝い金1万円がすぐに貰えるためかなりお得です。
独身貴族になって自由を楽しみたい人は是非活用してみましょう。
派遣やフリーターを続けて30歳になってしまうと、ブラック企業に買い叩かれる
上記とは逆に、「将来結婚も考えている」人や、「出来るだけ良い給料をもらいたい」という人であれば、やはり正社員を目指した方が良いです。
ただ、一度派遣やフリーターになってから正社員を目指そうとしても、そのブランクによってなかなか正社員としての就職は難しくなります。
例えば、非正規雇用を30歳まで続けてしまえばほぼ絶望的だと思った方がいいですね。
たとえ運良く30代で正社員になれたとしても、30代職歴なしを雇うような会社はそれ相応の超絶ブラック企業である可能性が高いです。
それに、同年代の人たちはすでにそのブラック企業でも多少は出世しているわけです。
つまりその人たちを追い抜くくらいの頑張りがなければ、ずっと遅れをとったままなんですよね。
ブラック企業だろうがホワイト企業だろうが、「遅れているところからのスタート」という事実は変わりません。
その点、早めに正社員に就職すれば安定した雇用と給料を得ることができて精神的にも安定しますし、福利厚生も派遣やフリーターより圧倒的に整っています。
将来的に昇級も見込めるため、右肩上がりで給料が上がっていきます。
あえて厳しく言えば、大学を中退した後に派遣やフリーターをやる人は考えが甘過ぎます。
確かに楽だとは思いますが、将来的に取り返しのつかない事態になることは明らかです。
派遣やアルバイトは、どうしても就職活動をする資金が足りないという場合のみ短期間だけ行うようにし、出来るだけ早く正社員になるための就職活動を始めるべきでしょう。
就職は若ければ若いほど有利なので、早めの行動が肝心
就職は若ければ若いほど有利であり、上記にも書いた通り年齢が上がれば上がるほどそれ相応のスキルと経験を求められるようになってきます。
同じスキルと経験を持つ30歳と28歳であれば、後者が採用されるというわけです。
まあどちらにせよ、いずれは正社員として就職活動をしていくつもりなのであれば、それを先延ばしにしていてもいいことなんて1つもないですね。
確かに就職活動は面倒かもしれませんが、それを後回しにして非正規雇用という楽な道に進んでしまえば、さらに面倒なことが待っています。
より就職活動の難易度が上がってしまう他、入れる会社のレベルも下がっていってしまうのが現実。
そうならないためにも、出来るだけ早く就職活動を始めるべきです。
大学を中退したのであれば、就職エージェントを使って就職しよう
就職活動をして正社員になることを後回しにしてしまう理由としては、
- 単純に面倒くさい
- 色々やらなきゃいけないことが多くて大変そう
- 大学中退から正社員になるための就職方法を知らない
- 何から始めれば良いのか分からない
といった理由が多いです。
ですので、まずは就職エージェントを活用し、就職活動を進めていくのがいいでしょう。
就職エージェントはあなたにあった求人探しから書類の作成、面接対策などを無料で手伝ってくれる仲介サービスです。
自分1人で就職活動を進めていくのは色々とやることが多くて面倒ですが、こういったサービスにサポートしてもらえばかなり楽になります。
就職活動を効率的に進めることが出来ますし、内定を得られる確率もグッと高まります。
独自求人も多いですし、企業側からお金を貰っているため利用者側の負担は0円です。
就職エージェントは「就職者が採用されなかった」または「就職者が入社後、半年経たずに離職した」場合は稼ぎが一切発生しないため、真剣にあなたの転職をサポートしてくれます。
就職エージェントは、国内大手の
を使えばいいでしょう。
何社も登録してしまうと対応が追いつかなくなって逆に非効率ですし、第二新卒エージェントneoだけで全て対応可能です。
まとめ
就職エージェントを使えば、就職活動をかなり有利に進めることが可能になります。
例えるなら、自分1人で戦うか、強力な仲間と共に戦うか、くらいの違いが生じますね。
大学を中退した人は、やはりその他の「普通に大学を卒業した人」よりも不利なのは事実ですから、こういったサービスは積極的に活用していった方が良いでしょう。
本来であれば書類すら通らなかったような会社であっても、就職エージェントの「この人は大学を中退していますが優秀ですよ」という口添えがあれば面接まで進むことが可能です。
それに、志望動機や自己PRも、きちんとプロの目線からアドバイスを貰ったり添削などをしてもらうことで、より有利に立ち回ることが出来るようになります。
例えば「大学を中退した理由」を聞かれた場合、面接官が納得するような説明をするのは結構難しいです。
色々と突っ込まれた際にボロが出てしまう可能性もありますし、頭が真っ白になったり無駄に緊張してしまうかもしれません。
その点、きちんと就職エージェントに理由を考えてもらっておけば自信を持って話すことが出来ますし、面接官に与える印象もUPします。
利用にあたって料金も一切かかりませんし登録も5分程度で簡単ですから、まずは就職エージェントに相談するところから始めるといいでしょう。
幸い、今は人手不足の影響で会社も採用に積極的ですし、正社員としての就職難易度はかなり下がってきています。
ですので、就職市場が活発な今のうちに行動を起こした方が良いでしょう。
これからまた就職氷河期と呼ばれる就職難の時代に再突入してしまう可能性もありますので、将来後悔しない道を選んでください。
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▼もし、「派遣社員になってもそっから正社員になれるのでは?」と思ったとしても、それはリスクが高すぎます。
▼派遣社員として働くデメリットについて、実際に派遣として働いていた私が全て語ります。
▼派遣というのは世間的に見ても「底辺」であるという認識なのは間違いないため、確実に酷い対応を取られます。