【休憩時間なし】お昼休憩すらないような会社はブラック企業。職場で昼休みを犠牲にしてまで仕事をする必要は無い

会社に休憩時間が無い

休憩時間、ありますか?

 

会社によっては休憩時間など全くなく、お昼休み(昼休憩)すらないようなところもあります。

私の前社もそうで、朝8時から夜の22時までお昼ご飯すら食べられずにずっと働き詰めでした。

これってれっきとした労働基準法違反なのですが、その頃の私は「仕事が終わらないから休むわけにはいかない」と思っていましたね。

 

でもこれってただ単に「そう会社に思わされている」だけなんです。

労働基準法によれば、「1日の労働時間が8時間を超える場合は1時間以上の休憩時間を与えなければならない」と定められています。

だから会社としては、「休憩時間になったら休憩してね。え、仕事終わりそうにないの?じゃあどうすれば良いか、分かるよね?」みたいに、社員の方から自主的に休憩時間中も働くように仕向けています。

そうすれば後で何か言われたとしても「休憩時間はきちんと1時間与えていました。ただ、この社員が自主的に仕事に取り組んだだけです。」みたいに言い訳が出来るというわけですね。

 

「休憩時間の1時間を犠牲にして無給で働く」っていうのは、サービス残業となんら変わりありません。

 

こういう労働者から搾取するようなブラック企業に務めているのであれば、転職も視野に入れた方がいいかもしれません。

 

 

休憩時間に仕事をせざるを得ないケース

仕事量が多すぎて、自主的に休憩時間を犠牲にしている人はいるでしょう。

 

ですが、本来仕事というものは業務時間内に終わるように上司が割り振らなければならないんですよ。

それを超えるような仕事を与える上司というのは言うまでもなく無能なんですが、日本ではそんな上司が溢れるほど存在します。

まあ、どうしても仕事量が多すぎて人手が足りないと言う場合もあるかもしれませんが、だったら会社がもっと社員を雇うべきですね

 

会社が採用を面倒くさがっているのか、人件費などのコストを削減したいのかは分かりませんが、そうやって今いる社員になんとかさせようという会社はブラック企業以外の何物でもありません

 

お昼休憩に電話番や来客の対応をさせられるケース

そもそも休憩時間なのにも関わらず、電話が掛かってきた場合は出なくてはならなかったり、来客者の対応をしなければならないような会社は法律に違反しています。

労働基準法によると、休憩時間の定義は「会社のルール及び法律に違反しない限りは何をしても自由であり、会社が社員を拘束することは出来ない」となっています。

 

つまり、お昼休みの電話対応や来客対応というのは完全に社員を拘束しているため、れっきとした法律違反です

 

私の前社でも、お昼休みの時間に上司から電話が掛かってきて、出てみると「今からちょっと来てくれないか」と言われミーティングに参加させられたことがあります。

結局その日はお昼ご飯を食べることが出来ず、空腹に耐えながら就業時間を待つ事となったわけです。

それが嫌で次からは電話を無視してお昼ご飯を食べていたのですが、後でかなりグチグチ嫌味を言われましたね。

もう私は怒りを通り越して呆れてしまったと同時に、「あっこの会社ダメかもしれない」と思いました。

 

まあ、これが転職する気になったきっかけなので、今思えば結果オーライなのかなとは思います。

 

休憩時間に仕事を強要してくるケース

中にはもっと酷い会社もあって、

「休み返上で仕事しろ!」

みたいにダイレクトに言ってくる会社もあります。

 

こういう会社って、「労働基準法」というものを知らないのでしょうかね?

法律すら守れないような会社は完全にヤバいので、冗談抜きでさっさと転職することをお勧めします。

おそらくこういうことを言うような会社はサービス残業も横行しているでしょうから、いつか身体を壊してぶっ倒れるだけですね。

 

そうなってからでは遅いですし、転職準備だけでも始めておくといざという時の選択肢を増やしておけます。

 

休憩時間に働かせるような会社はブラック企業

そもそも、人間の集中力には限界があり、休みなく働き続けたところで効率が落ちるだけなのですが、そんなことも分からないような会社に未来があるのかと聞かれれば微妙なところです。

 

それに、お昼休憩1時間を無給で働くということは1月で20時間になるため、毎月サービス残業を20時間行っているということにもなります。

 

1年に換算すれば、240時間も給料なしで働いているということなんですよね。

 

本来は休憩に当たるはずだった240時間が仕事(しかも無給)になってしまうのですから、確実に体調は悪化するでしょう。

 

こういう会社は言うまでもなくブラック企業であり、「搾取」以外の言葉が見つかりません。

 

休憩時間がない状態に慣れて感覚がマヒしてしまう可能性も

何よりも怖いのが、そういう会社に務めていると段々と休憩時間がない状態が当たり前になってきてしまうということなんですよ。

周りの人たちが当たり前のように休憩時間を犠牲にしていたり、昼休み中も普通に電話対応や来客対応などをしていれば、「これが普通なのかな」と段々感覚がマヒしてきます。

広い視野で見れば明らかに異常であり法律違反ですらあるのに、自分が所属している集団(会社)がみんなそうしていれば「それが普通」という感覚になってしまうということです。

 

ですが、休憩時間というのは仕事を効率的に進めるためにも必要なものですし、犠牲にしたからといって給料が増えるわけでもありません

 

それに、いくら休憩時間がないという状態に慣れたとしても、確実に疲労は蓄積されて行きます

 

ある日突然体調が悪化し、朝目が覚めても布団から起き上がれない・・・なんてことになってから後悔しても手遅れです。

 

結局は自分が損するだけであり、身体を壊してしまうリスクも考えたら休憩時間すらないような会社で働き続けることはかなり危険だと言えますね。

 

休憩時間すらない状態をなんとかする方法は?

では、一体どうすれば休憩時間を確保することが出来るでしょうか。

一つ一つ見ていきましょう。

 

上司にそれとなく伝える

まず最初にやるべき行動は、やはり上司に伝えて見ることですね。

  • 「休憩時間中は、休憩させてもらえませんか」
  • 「30分だけでもいいので、休み時間を貰えたら嬉しいのですが・・・」
  • 「休む暇がないので、一息付かせてください」

 

みたいに頼んでみましょう。

まあ、そもそもの社風が「休みなく働け」みたいな感じであればたとえ上記の言葉を言ったとしても「は?甘えるな。仕事終わらないお前が悪いんじゃないか」みたいに言われてしまうかもしれません。

ですが、とりあえずここは「ジャブ」だと思って言ってみてください。

たとえ承諾されなくとも、次の行動に移る伏線となります。

 

休憩時間中は意地でも仕事をやらない

確実に休憩時間を確保するのであれば、「休憩時間中は何があろうと仕事はしない」ということを貫き通しましょう。

休憩時間は会社のルールと法律に違反しない限りは何をしてもOKだと定められているのですから、間違っているのは会社の方です

 

堂々と休んでください。

 

もし後ろめたく感じるのであれば、会社の個室トイレなどに籠ってスマホを見たり、目を閉じて身体を休ませるのもありです。

 

とはいっても、周りが休憩時間に働いているのに自分だけ休むというのって結構勇気が入りますし、鋼のメンタルを持っている人以外は難しいでしょう。

社内での評価も下がる恐れがありますし、上司からの風当たりも強くなるかもしれませんね。

 

転職を検討する

休憩時間すら取れないような会社は確実にブラック企業ですから、疲労が溜まって限界を迎える前にさっさと会社を変えてしまうのが吉です

やはり会社の社風というものはそう簡単には変わりませんから、思い切って環境を変えてしまうのが手っ取り早いですしもっとも確実な方法となります。

疲労が蓄積して病気になってしまえばシャレになりませんし、そうなってから後悔しても遅いです。

 

今いる環境をなんとかしようとするよりも、自分から環境を変えてしまう方が圧倒的に簡単ですから、早めに転職してしまった方が将来的に見てプラスになります。

・・・とはいってもいきなり転職というわけにもいかないでしょうから、そういった場合はまずは口コミサイトを使って会社の社風を調べてみるところから始めるといいでしょう。

私も転職を考えた際にキャリコネというサイトを使いましたが、色々な会社の口コミを見ることが出来たので社風の把握にかなり役立ちました。

  • 「この会社は体育会系で根性論を押し付けてくる」
  • 「仕事量が少ないのに、なぜか給料は良い」
  • 「休みがしっかり取れるし、落ち着いた雰囲気の会社」

 

等々、実際にその会社に入社している人が書き込んでいるため、入社しなければ分からないような情報が簡単に手に入るんですよね。

やはり会社というのは入社前に社内の情報を知ることって難しいですから、こういったサイトを上手く使っていくのが転職を成功させる秘訣です。

別に今すぐ転職するのは難しくても、口コミを眺めているだけでも

  • 「こんな会社もあるのか」
  • 「こういうところなら伸び伸びと働けそうだな」
  • 「今の会社よりも良さそうかも」

 

といったことが分かってくるため、自分の将来像が見えてきます。

口コミなので通勤中の電車の中でも気軽に見れますし、利用も無料です。

実際に私が転職した先は口コミ通りの雰囲気だったので、私は利用して良かったと思っています。

 

また、もう本格的に転職活動を始めてみようかな・・・という人であれば、転職エージェントを使うのが良いでしょう。

転職エージェントは、職務経歴書の作成から面接対策などを行ってくれて、さらにあなたにマッチする求人を無料で紹介してくれる仲介サービスです。

在職中でも登録や相談が可能なため、まだ転職を検討している段階の人にもオススメできます。

独自求人も多いですし、企業側からお金をもらっているため利用者側の負担は0円です。

また、転職エージェントは「転職者が採用されなかった」または「転職者が採用された後半年以内に離職した」場合は稼ぎが一切発生しないため、真剣にあなたの転職をサポートしてくれます。

 

転職エージェントは、国内最大手の

 

を使えばいいでしょう。

3社も4社も登録してしまうと対応が追いつかなくなって逆に非効率ですし、キャリコネとリクルートエージェントだけで全て対応可能です。

(私はリクルートエージェントで求人を紹介してもらった後、キャリコネでその会社の社風などを調べていました。)

 

まとめ

休憩時間すらない会社で働き続けていても、疲労が蓄積していくだけです。

「仕事が終わらないから」という理由の人もいますが、それってただ単に会社のマネジメント能力が不足しているだけなんですよね。

中にはわざと大量の仕事を押し付けてくるようなところもあるため、そういう会社からはさっさと抜け出した方がいいでしょう。

他にも山ほど会社は存在しますし、伸び伸びと働ける会社もたくさんあります。

 

忙しく働いていると周りが見えなくなるものですが、少し視野を広げてみることで見えてくるものがあるはずです。