派遣で働いているのに、仕事が忙しすぎる!って事、ありますよね。
私も以前の派遣先では職場がクソ忙しく、他の正社員と仕事量が変わらない・・・なんてことがありました。
せっかく、
- 派遣なら楽出来そう
- そんなに仕事量は多くないはず
- 定時で帰れるって聞くし、プライベートを充実させられるかも
という期待を抱いて派遣をやり始めたのですが、結果はご覧の通り。
「これじゃあなんのために派遣をやっているのか分からない」なんて思いましたね。
では、一体こういう場合はどうしたらいいのでしょうか。
派遣の忙しさは、派遣先の職場によってかなりの差がある
まず、派遣の忙しさって、やはり職場によってかなりの差があります。
「社員と変わらないじゃん!」って職場もあれば、「めちゃくちゃ暇で正直何もやることがない・・・」なんて職場も。
また、職場によっては派遣に対して正社員並みの責任を求めてくるところすらあります。
私の前の派遣先がまさにそうで、「ウチは派遣と正社員で区別しないから」みたいなことを言われてかなりの責任を負わされました。
(区別しないとか聞こえの良い事言っているけど、給料は正社員より低いんですけどね・・・。)
派遣というのは職場によって当たり外れが大きいため、「いかに楽な職場にいけるか?」で働きやすさはかなり変わってきます。
なぜ派遣なのに忙しいのか?
また、今は人手不足の影響もあって、「ギリギリの人員で回している」なんて会社も増えてきています。
募集をしていても正社員が来ないため、派遣会社に頼んで派遣社員を送ってもらうしかないなんて会社も多いです。
その会社で働く人が少なかろうと仕事量自体は変わらないため、そのしわ寄せが派遣社員に降りかかっているんですよね。
会社としても、派遣社員に正社員並みの仕事量を頼まざるを得ないというのが現状です。
しかし、こういった「人が集まらない」というのは知名度の低い中小企業や零細企業の場合です。
依然として大企業は人気があるため、いつの時代も変わらず人が集まってきます。
人が集まる大企業であれば、余裕を持って仕事を回せるため派遣が楽できる職場が多いです。
派遣は大企業で働ける機会も多いですから、そういった職場に入ることが出来れば比較的楽に仕事が出来ますね。
また、たとえ中小企業であったとしても、仕事量が少ない会社というのは存在します。
「もともと多くの仕事をやっていない会社」だったり、「経費削減のために派遣を雇っているだけ」といった会社はやはり楽な傾向があり、伸び伸びと働くことができますね。
また、会社の社風によっても派遣の仕事量は変わってきます。
例えば私の以前の派遣先では、上記にも書いたように「正社員と派遣を区別しない」という社風だったため、派遣にも正社員と同じ量の仕事を押し付けてきました。
ですが、逆に「派遣はあくまで正社員の補佐。決められたことをやってくれれば十分だ」という会社もあります。
そういう会社であればたとえ正社員が忙しかろうと派遣は定時で帰ることが出来ますし、大きな責任も負わされません。
つまり、いかにそういった「派遣が楽出来る会社」を探せるかが重要だということですね。
事前に楽そうな会社を見分けるには?
では、一体どうすれば仕事量が少ない会社を見分けることが出来るでしょうか。
その代表的な例を挙げれば、「選考に時間が掛かる」会社ですね。
逆に考えてみれば、派遣ですらクソ忙しいような会社って本当に余裕がないため、「すぐにでも働いてほしい」と思っています。
そのため、求人に「急募!」などと書かれていたり、面接後に「出来るだけ早く働き始めてほしい」とか「明日から来てくれ」なんて言われたりします。
その点、じっくりと選考に時間を掛けてくれるような会社は余裕があるということであり、採用されれば仕事量も少ない場合が多く、落ち着いて働くことが出来ます。
他には、面接の段階で
- やりがいを持って働ける会社です
- 将来に役立つスキルを身に付けられます
- 体力には自信がある方ですか?
などと言われた場合も注意が必要です。
流石に「残業が多いけど大丈夫?」なんてストレートに聞いてくる会社は少ないですが、遠回しに「体力には自信がある?」みたいに聞いてくるところは大抵忙しいですね。
それでも、やはり完全に見分けることは難しいため、会社の口コミサイトなどを見て判断するのもいいでしょう。
例えばキャリコネなんかは代表的な口コミサイトですが、そこで実際に働く人達の正直な評判を見ることが出来るためかなり参考になります。
一応転職者向けの情報収集サービスなのですが、私は派遣先の評判を知りたい時に使っていました。
口コミを書き込んでいるのは主に正社員ですが、正社員がクソ忙しいような会社は派遣社員も忙しいですから、良い指標になります。
逆に考えてみれば、「正社員が暇なのに派遣だけ忙しい」ような会社なんてまず存在しませんからね。
また、「派遣ばっかり楽しててずるい」みたいな書き込みがあればそこは「正社員は忙しいが、派遣社員は楽」な職場だと言うことも分かりますので、派遣先を決める際にかなり役立ちますよ。
利用も無料ですので、気軽に利用してみると良いでしょう。
派遣先が忙しすぎる時はどうしたらいい?
派遣の魅力って、「辞めやすい」という点も大きいと思います。
ですから、今の派遣先が激務で忙しいならいっそのこと派遣先を変えてしまうのも手ですね。
派遣先なんていくらでもありますから、派遣会社に頼んで変えてもらいましょう。
・・・とはいっても、簡単には変えさせてくれない場合もあります。
派遣会社だって手間が増えるのは嫌ですし、出来ることならそのまま今の職場で働き続けて欲しいと思っていますからね。
頼んだところで、「いや〜、せめてもう少し頑張ってくれないと」みたいに言われる場合もあります。(私は言われました。)
もしそうなった場合は一度「変えてくれないなら、辞めます」と軽く脅しを掛けてみるのが良いかもしれません。
派遣会社としても流石に辞められるのは困るでしょうから、焦って条件を呑んでくれる可能性がありますね。
それでも頑なに変えてくれない場合は、次の手段に移りましょう。
派遣会社(派遣元)に頼んでも派遣先を変えてくれない場合
もし交渉しても派遣先を変えてくれない場合は、本当に辞めてしまうのが一番良いです。
上記にも書いたように派遣先なんて本当にいくらでもありますから、今の職場にしがみ付く理由もないでしょう。
変えてくれないからといって今の職場で無理して続けていても、精神を病んでしまうだけです。
派遣は簡単に辞められるというメリットを最大限生かして、もっと楽な職場を見つけた方がいいです。
辞めるとは言っても別の派遣会社に移動するだけですから、それほど大変なことでもありません。
私も以前、派遣会社を変えて派遣先も変わった事がありますが、前の職場よりもかなり仕事量が減ったためプライベートの時間が増えましたからね。
忙しすぎる派遣先で無理して頑張り続けるよりかは、「簡単に辞められる」という派遣の利点を利用してサクッと辞めてしまいましょう。
派遣を辞める際は、以下の記事でその方法について分かりやすく解説していますので合わせてご覧ください。派遣を辞める事なんて簡単な事だと分かるはずです。
派遣先で適度に手を抜けば、仕事量は減る
それでも「流石に辞めるのは無理」だという人は、派遣先で出来るだけ手を抜いて仕事をすれば、仕事量が減るかもしれません。
正社員としても、真面目に働いてくれない派遣に仕事を任せるわけには行かないため、次第に仕事量は減っていくでしょう。
無駄な責任感から必死に仕事をこなした所で貰える給料は全く変わりませんし、逆に仕事が増えていくだけです。
それに、よほど勤務態度が悪くなければ契約を切られるということもまず無いため、「適度に手を抜く」ことは大切だと思いますよ。
正社員であればちゃんとやらなきゃだめですが、あくまで派遣です。
いくら頑張ろうと派遣先の会社で出世できるわけでも無いですから、程々に働くくらいでちょうど良いと思います。
派遣以外の選択肢は用意しておこう
ただ、やはり派遣はあくまでも派遣なため、あまり長く働くものでも無いです。
待遇は正社員よりも圧倒的に悪いですし、将来性も良くありません。
上の記事でも書いていますが、正社員と派遣社員では実際かなりの格差が生じています。
今は良かったとしても、将来後悔する可能性がないとも言い切れません。
あくまで「繋ぎ」としてなら良いですが、一生続けるのはやめておいた方がいいでしょう。
やはり、せっかく自分の時間を使って働くのであれば正社員として雇われるべきです。
正社員でも楽が出来る仕事だって沢山存在しますからね。
それに、正社員になるための転職活動って別にそこまで大変ではないですよ。
なんかイメージが先行して「正社員=大変そう」みたいな印象を持っている人も多いですが、それは大きな勘違いです。
ホワイト企業に入社出来れば、そこらの派遣よりも仕事量が少なくて、なおかつ待遇が圧倒的に良い会社に就職することも可能です。
派遣として働き続けた先にある末路
派遣って確かに楽ですが、将来的に昇給も望めません。
一生独身で贅沢もせず質素に暮らせる自信があるのなら良いですが、今はそういう考えだったとしてもやはり人間ですから変わる可能性もあります。
若いうちは「自分はまだまだ若い」という自覚と余裕があるため気楽に考えてしまうものですが、歳を取るにつれて次第にその余裕はなくなっていきます。
それに、周りがどんどん結婚していくと焦り出したりするものです。
歳を取ってから「やっぱり結婚したいかも」と思ったとしても、それまで派遣を続けていた人が正社員になるのはまず無理だと思った方がいいですね。
日本において派遣というものは職歴とすら見なされないものであり、派遣として働いていた期間はただの「空白期間」なんですよ。
ただでさえ年齢が高くなるほど正社員になるのは難しくなるのに、過去の職歴が「派遣」だとなおさら不利になります。
それに、派遣だと金銭的な面で結婚は諦めざるを得ませんし、年齢を重ねるにつれ周りからの風当たりも強くなっていきます。
今の時代は年収の低下が顕著ですし、非正規雇用として生きていく事すら難しくなってきているんですよ。
男性の稼ぎだけでは生活できず、共働きをせざるを得ない人も増えてきていますからね。
派遣として働いていると、男性であればなおさら「派遣」というだけで結婚相手として見られませんし、女性であっても「男性の年収が下がってきている」現代ではろくに贅沢も出来ない毎日が待っています。
それに、今後もますます平均年収が低下していくと予想されるため、今のまま派遣として働いているとそのうちワーキングプアに落ちる可能性があります。
将来幸せに暮らしたいのであれば、やはり派遣ではなく正社員になった方がいいです。
「あの時正社員になっておけばよかった」と後悔しても、失った時間は二度と戻りません。
・・・とはいえ、いきなり転職というわけにもいかないでしょうから、まずは転職サイトに登録をして
- 今の自分のキャリアなら、どの業界に転職出来るのか?
- 自分の年収相場はどのくらいか?
- 今、どの業界が熱いのか?
といったリサーチをしてみると良いでしょう。
転職サイトに登録したからといってすぐに転職する必要はないですし、リサーチ目的だけでも十分に役割が果たせます。
常に求人をチェックしておけば、今どの業界が儲かっているのかといったトレンドが分かりますし、年収相場も見えてきます。
少しでも「いつかは正社員になろうかな」と考えている人は、とりあえず登録しておいて損はありませんよ。
また、もう本格的に正社員を目指して行きたい人であれば、オススメは転職サイトではなく転職エージェントを使う方法です。
転職エージェントは、職務経歴書の作成から面接対策などを行ってくれて、さらにあなたにマッチする求人を無料で紹介してくれる仲介サービスです。
在職中でも登録や相談が可能なため、まだ転職を検討している段階の人にもオススメできます。
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転職エージェントは、国内最大手の
を使えばいいでしょう。
何社も登録してしまうと逆に対応が追いつかなくなり非効率ですし、リクルートエージェントだけで全て対応可能です。
まとめ
派遣の忙しさは職場によっても変わってきますし、そもそも派遣は「辞めやすい」というのが利点なのですから、それを最大限に活かしましょう。
派遣先なんていくらでもありますから、忙しすぎる職場からは早めに立ち去った方がいいです。
また、将来を考えるのであればやはり派遣よりも正社員として働いた方がいいですね。
幸い今は人手不足の影響で会社も正社員の採用に積極的ですから、今がチャンスだと言えます。
ただ、いつまでも求人が溢れている状況が続くという保証もないため、あとで後悔しない道を選んでください。
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